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大沢桃子

大沢桃子が一期一会の出会いに感謝。衣裳でも楽しませた恒例の浅草ライブ。「来年もまた皆様と集いたい」

大沢桃子が12月8日、恒例のランチLIVEを東京・台東区の浅草ビューホテルで開催。大沢の師匠でもあり、エレキの神様 寺内タケシさんのDNAを引き継ぐスーパーピンクパンサーの演奏をバックに、「今年もいがったな、よかったなと思ってもらえる時間にしたい」と“親戚(ファン)”との絆を深めた。

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大沢桃子エレキDE演歌ランチLIVE2024は、スーパーピンクパンサーによるクリスマスソングの演奏で幕を開けると、大沢は“てんでんこ てんでんこ” と歌う「命の道」から歌い始めた。岩手県大船渡出身の大沢が2021年に発表した防災伝承歌だ。大沢はこの歌を通じて全世界に“てんでんこ(被災したらてんでばらばらに早く逃げ、自分の命は自分で守ることが被害を最小限にするという教え”の教訓をつなげるプロジェクトに力を注いでいる。

「今年も残すところが少なくなり、一年を振り返る時期となりました。おかげさまで今年も歌の道を歩ませていただきました」

大沢桃子

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シルバーの煌びやかなドレスで登場した大沢に、「ももちゃーん!」の声がかかると、大沢は笑顔をみせながら、「芸能人は光っていないといけないと思いまして…」と衣裳について説明する。思わず「眩しい~!」と放たれたファンの声には、「省エネです」と反応していた。

「一度会ったら親戚」が大沢桃子の気持ち。恒例のランチLIVEは年に一度の親戚の集まりでもあり、大沢はリラックスしていた。

大沢桃子

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「命の道」から始まったこの日はカバー作品や、故郷・岩手を舞台にした作品、ダンスナンバー、最新曲へと歌いつなぐ形で進められた。

カバー曲では、今年のコンサートツアーで披露したカバー曲からファンの評判がよかった作品として「紅とんぼ」(ちあきなおみ)、「ひとり上手」(中島みゆき)、「異邦人」(久保田早紀)を「皆様からのリクエストの多かった作品をもう一度、歌わせていただきます」と届けた。

大沢桃子

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また、着物に着替えた中盤には客席から再登場し、「南部恋唄」「ハマギクの花」「御祝い大漁節」を歌いながら客席をラウンド。ステージに戻ると「歌が縁となって、大使の役目をいただいた町があります。長野県南アルプルの山間の町です。松川町を舞台に書いたこの曲を歌わせていただきます」と、郷愁歌「りんごの故郷(さと)」を歌唱した。

大沢桃子

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さらにダンスナンバーでは、ダンスユニット「ももちゃんず」としてステージへ。「命の道」のカップリング曲「愛の魔法」のために結成されたももちゃんずは、当初5名のユニットだったが、現在では小学生チームの“ちびもも”も加わり、総勢30名に拡大しているという。

大沢桃子

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ミニのワンピースの衣裳を着た大沢をセンターに「愛の魔法」を披露すると、今度はヴィンテージ風ワンピースに衣裳替えして「恋する銀座」を舞い歌った。

大沢桃子

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浅草を拠点に活躍した女剣劇の浅香光代さんと、エレキの神様 寺内タケシさんを師匠に持つ大沢。ライブでは浅香さんがつないでくれたご縁から「宮澤公廣&ファミリー」も登壇。エコソング「この橋の向こうへ」「サステナビリティ」の2曲を披露した。

宮澤公廣&ファミリー

また、寺内タケシさんの真髄を“弾き継ぐ”スーパーピンクパンサーも「寺内タケシとブルージーンズ」&「寺内タケシとバニーズ」の音楽から「太陽野郎」「津軽じょんがら節」「運命」「ブルースター」などを演奏して会場を沸かせた。

大沢桃子

とくにエレキ民謡の「津軽じょんがら節」ではこの日が誕生日(!)の小山将平(1stギター)、内田充(2ndギター)、楠本雅祥(ベース)の3人が演奏パフォーマンスでも魅せた。

スーパーピンクパンサー

スーパーピンクパンサー

「今日の日のために新調した和装ドレスです」

ライブのフィナーレに向けて新しいドレス姿でステージに戻った大沢は東日本大震災の犠牲者へ祈りを捧げた「ねがい桜」、あの頃の故郷を想う「風の丘」を聴かせると、新曲「苺」を披露した。子どものころに父を亡くした大沢が母への感謝を歌っている。

大沢桃子

大沢桃子

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「楽しい、うれしい時間はあっという間です」と前置きしながら、大沢が話し始める。

「デビューして初めて母への感謝の想いを歌にしました。苺が美味しいシーズンになりました。苺という字は草かんむりに“母”と書きます。大好きな苺に母への想いを重ねて書きました。子供の頃、突然の交通事故で亡くなった父の分まで、今思えば母が叱ってくれ、育ててくれたんだなあと思います。素直な思いはなかなか言えませんが、歌に託して届けたいと思います。ぜひ、皆さんも大切な母へ、今は会えない母もいらっしゃると思いますが、苺に母への想いを重ねて聴いてください」

大沢桃子

大沢桃子

「母の日にはカーネーションと感謝の苺を贈る形が増えたらうれしいな。感謝の“苺”を全国に向けて育てていきたいなあ」とも話した大沢は、「苺」を熱唱すると、「時代に残るヒット曲を目指して、これからも皆様といっしょに歩みたい。そして、来年もまた一人も欠けることなく集えることがいちばんの幸せだなと思っています」と、ラストにカップリング曲「いがったな…」を歌って一期一会の出会いを噛み締めた。

大沢桃子

なお、大沢は12月4日に「苺」を含む全10曲が収録された『プレミアムベスト~苺~』をリリースした。

 


2024年5月29日発売
大沢桃子「苺」
大沢桃子

「苺」
作詞・作曲/仲村つばき 編曲/蔦将包
c/w「いがったな・・・」
作詞・作曲/仲村つばき 編曲/蔦将包
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91567 ¥1,500(税込)

【Amazon】大沢桃子「苺」


2024年12月4日発売
大沢桃子『プレミアムベスト~苺~』
大沢桃子

徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-75255 ¥2,200(税込)

収録曲
01. ねがい桜*
02. 苺*
03. イギリス海岸
04. 御祝い大漁節-ニューバージョン-*
05. 恋する銀座
06. 女盛りは歳じゃない-ニューバージョン-
07. みちのく平泉
08. 風の丘-スーパーピンクパンサー・バージョン-
09. 命の道
10. いがったな…*

*はアルバム初収録

【Amazon】大沢桃子『プレミアムベスト~苺~』

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