大沢桃子が母校・大船渡高校とコラボ。「命の道」合唱バージョンを7月13日発売へ
大沢桃子の最新曲「命の道」が7月13日に合唱バージョンとして発売されることになり、母校・大船渡高校の生徒たちの協力を得てレコーディングが行われた。
「命の道」は、岩手県大船渡出身の大沢が東日本大震災から10年となった昨年7月、震災の教訓を風化させたくないという思いで、大沢が作家名・仲村つばき名義で作詞・作曲した楽曲。防災伝承歌として日本はもとより世界中に発信している、命を未来につなぐ作品だ。
「未来を描くために、大切な命を守りつないでいく歌です。故郷の三陸地方に伝わる“てんでんこ”という言葉を、みんなで呼びかけあってほしいと思います」(大沢)
津波被害が多い三陸地方には「津波起きたら命てんでんこだ」という教えが伝えられてきた。過去の地震や津波の際に、家族や知人を助けにいったことで避難が遅れ、多くの死傷者を出してしまった経験から、「家族や大切な人が一緒にいなくても、気にせず、てんでばらばらに高所に逃げ、まずは自分の命を守れ」という避難行動を促す英知だ。
大沢は新曲発売以来、『「命の道」つなげるプロジェクト~防災伝承歌~』と題して、“てんでんこ”の言葉を未来に継承する活動をしているが、その一環のひとつとして実現したのが、「命の道 合唱バージョン」のリリースだった。
レコーディングは5月24~25日に、大船渡高校で行われた。歌を通じた先輩と後輩たちによるコラボには、1~2年生の生徒が約100名参加し、5回にわけて収録。生徒たちは音楽の授業で合唱の練習を積んできたそうで、大沢は“てんでんこ”と歌う生徒たちの歌声に「希望を感じました」と感激していた。
「命の道 合唱バージョン」の収録を通じて、後輩たちから勇気をもらった大沢は、より多くの地域に“てんでんこ”の教えを伝え、今後起こりうる自然災害に備えて、みんなで防災意識を高めたいという思いをより強くしていた。
2021年7月21日発売
通算21枚目の両A面シングル
大沢桃子「命の道/愛の魔法」
「命の道」は、命を未来につなげていくために過去の教訓を後世に伝承し続けることを“道”にたとえた楽曲。“てんでんこ”の言葉がメロディーに乗せて歌われている。仲村つばきは、大沢桃子の作家名。2022年7月13日には母校・大船渡高校とのコラボで実現した合唱バージョンがリリースされる。
TENDENKO~The Path of Life~
(「命の道/愛の魔法」英語バージョン)
音楽配信サイト一覧
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