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大沢桃子

大沢桃子が2年越しに名古屋で新春スペシャルコンサートを開催。特別ゲストの走裕介とともに、会場を熱気で包む

新曲「命の道」が話題の大沢桃子が2年ぶりに愛知県名古屋のステージに立った。コロナ禍により延期されていたコンサートの2年越しの開催となり、感染対策を十分にとりながら、会場には約800名のファンが詰めかけた。

1月9日に開催された「大沢桃子コンサートIN名古屋 新春スペシャルコンサート」の会場「ウインクあいち 大ホール」は大沢にとって特別な場所のひとつだった。元々、ツアーの出発点となるはずだった場所であり、待ちかねたファンは、大沢がオープニング曲として「金の鯱さん」を歌うと、“お帰りなさい!!”という雰囲気が会場を包み込んだ。

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2008年リリースの「みちのく平泉」は、大沢が平泉の世界遺産登録を願って、同地を舞台に作詞・作曲した作品。この日は、日本民踊研究会のメンバーと届けた。

大沢桃子

ダンスチーム「ももちゃんず」とは、最新曲「愛の魔法」など2曲を披露した。

コンサートでは、世界遺産の登録10年目となる岩手県平泉(「平泉 ─ 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 ─」を舞台に歌った「みちのく平泉」を日本民踊研究会の踊りを交えて歌唱したり、昨年結成したダンスチーム「ももちゃんず」と共に「愛の魔法」を披露したり。

また心の中の故郷を想う「懐郷」では津軽三味線とのコラボレーションで観客を楽しませたほか、特別ゲストの走裕介とは、レーベルを超え発表したデュエット曲「二人で乾杯」で会場を盛り上げた。

大沢桃子

大沢桃子が作詞を(仲村つばき名義)、走裕介氏が作曲を手がけたデュエット曲「二人で乾杯」。会場には走も駆けつけ、乾杯ソングで盛り上げた。

一方、相次いで亡くしてしまった浅香光代(2020年12月没)と寺内タケシ(2021年6月没)の両師匠への思いを語る場面では思わず涙を流し、ファンももらい泣きをしていた。

コンサートの最後は、大沢がライフワークとして広めたい言葉「てんでんこ」をモチーフにした「命の道」を熱唱。直後にかかったアンコールでは、「命の道」の英語バージョン「TENDENKO」を歌った。

津波被害が多い三陸地方には、昔から「津波起きたら命てんでんこだ」という教えが伝えられてきた。「津波が起きたら家族や大切な人が一緒にいなくても、気にせず、てんでばらばらに高所に逃げ、まずは自分の命を守れ。一人一人が自分の命を守ることで、結果的に多くの命が救われる」という英知だ。

大沢は学校での合唱の機会などを通じて防災意識を高めてもらいたいと、「命の道」「TENDENKO」の普及に努めている。

てんでんこ てんでんこ 今、命つなげて
てんでんこ てんでんこ 今、道がつながる
(「命の道」歌詞より)

2年ぶりのコンサートは盛りだくさんの内容で、大沢のバックで演奏を務めたエレキバンド、新生ピンクパンサーの演奏も相まって、ファンの熱気が伝わるコンサートとなった。

なお、大沢は6月8日に、新装された東京・浅草公会堂でコンサートを行う予定だ。

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2021年7月21日発売
通算21枚目の両A面シングル
大沢桃子「命の道/愛の魔法」
大沢桃子

「命の道」
作詞・作曲/仲村つばき 編曲/宮澤謙
「愛の魔法」
作詞・作曲/仲村つばき 編曲/宮澤謙
徳間コミュニケーションズ TKCA-91356 ¥1,350(税込)

TENDENKO~The Path of Life~
(「命の道/愛の魔法」英語バージョン)

音楽配信サイト一覧
https://tjc.lnk.to/tendenko

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大沢桃子&走裕介「二人で乾杯」
大沢桃子&走裕介

「二人で乾杯」
作詞/仲村つばき 作曲/走裕介 編曲/宮澤謙 歌唱/大沢桃子&走裕介
c/w「神戸しのび恋」
作詞/榎本敏子 作曲/仲村つばき 編曲/伊戸のりお 歌唱/大沢桃子
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91377 ¥1,350(税込)

 

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