水森かおりが新曲「三陸挽歌」のご当地を訪問。岩手・山田町の秋祭り「山田祭り」で歌唱。山田祭り240年の歴史の中で女性初の神輿の掛け声も!
ご当地ソングの女王・水森かおりが9月16日、新曲を舞台にした岩手・三陸にある岩手県下閉伊郡山田町の中央公園で開かれた「山田祭り」に参加し、ミニステージを披露した。
山田祭りは、町を代表する秋祭りで2つのお祭りが同時開催される。ひとつは「山田八幡宮例大祭」。こちらは源義経の身代わりで討ち死にした佐藤継信の守り神(清水観音)を祀る山田八幡宮の歴史と伝統の祭りだ。もうひとつの「大杉神社例大祭」じゃ海の神・網場大杉(あんばさま)を奉った大杉神社の祭り。
この2つの祭りが9月14日から同16日までの3日間にわたって開催され、最終日に行われた「大杉神社例大祭」のステージイベントに水森かおりが特別ゲストとして招かれた。
約1500人の地元ファンや観光客が詰めかけ、熱い声援が飛び交う中、2010年4月発売の「松島紀行」を歌った後、水森は「今日は、日本で一番大好きな山田町にやって来ました(笑)。今年1月に『三陸挽歌』という新曲を発売しまして、それがご縁で『希望郷いわて文化大使』」という観光大使に任命していただきました。先月も岩手県内の野田村と久慈市のお祭りに参加させていただきました。今日は暑い中、大変だと思いますが、限られたお時間の中、最後までお付き合いください」とあいさつ。
続いて、前作シングル「日向岬」、2003年4月発売の代表曲「鳥取砂丘」、そして34枚目の最新曲「三陸挽歌」の全4曲を熱唱した。
その中で新曲について、「イントロからすごくカッコいい歌でして、なかでも“ザンザザザン”というフレーズがものすごく耳に残るのですが、その男声コーラスを作曲家の弦哲也先生がやってくださっています。皆さんの愛唱歌の1曲に加えて、末永く愛していただければうれしいです。この歌で今年も22回目の紅白出場を果たすことができるよう応援、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。
最後に山田町長・佐藤信逸さんがステージに駆けつけ、「このお祭りが何と今年、岩手県の無形文化財に指定されましたが、その記念になるすばらしい花を水森かおりさんが添えてくださいました」とうれしそうだった。
その後、会場の近くにある大杉神社を訪れた水森。山田祭りの名物「神輿」と遭遇すると、突然、水森に神輿を担ぐ号令を掛けてほしいというリクエストが出され、掛け声で応えていた。
「240年という歴史あるお祭りに参加させていただき、しかも女性では初めてというお神輿を担ぐ号令まで掛けさせていただきとても貴重な体験ができ、大感激です」
そう目を輝かせていた水森は、来る9月25日に東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で毎年恒例のメモリアルコンサートを開くが、「今年は皆さんがあっと驚くようなサプライズも用意していますので、ぜひ楽しみにしていてください。その日からデビュー30年目に入りますので、気持ちを引き締めて、いいスタートラインに立てたらいいなと思います」と話していた。
現在、最新DVD「メモリアルコンサート~歌謡紀行~2023.9.25」が発売中で、9月25日には最新アルバム『歌謡紀行23~三陸挽歌~』も発売予定。