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TOW-KAKU

【レポート】松阪、羽山、三丘、朝花、青山、岡本ら演歌・歌謡界の若き才能9名が競演! 「TOW-KAKU vol.2」で魅せたジャンルを超えた挑戦

新星アーティストによるコンサート「TOW-KAKU(トウカク)」が12月9日、東京・中野区のなかのZERO大ホールで開催された。今年6月に続いて2回目の開催となるTOW-KAKUは、音楽シーンで”頭角”を現しつつある若手アーティストたちがジャンルを超えて魅せる音楽のステージ。昭和歌謡、J-POPなど時代もスタイルも異なる楽曲を本格演歌歌手らが演歌・歌謡曲で培った表現力と歌唱力で届ける。

この日行われた「TOW-KAKU vol.2」には、前回に引き続き、松阪ゆうき、羽山みずき、三丘翔太、朝花美穂、青山新、岡本幸太の6名のほか、民謡歌手の竹野留里、BOYS AND MENのメンバーであり、今年ソロデビューした平松賢人、同じく今年メジャーデビューを果たした堀内春菜の3人が合流。総勢9名が熱唱し、和気あいあいとした雰囲気もみせつつ、若手ならではのエネルギッシュなステージをみせた。

本編に先駆け、オープニングアクトとして登場したのは、ダンス&ボーカルグループの「5IN(シン)」だった。新曲「雷5ing(ライジング)」のリリースで飛躍を狙う彼らの中から、メンバーのJUKICHIがソロで新沼謙治の「津軽恋女」をカバー。普段の激しいライブではみせない一面を披露し、会場を温めた。

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本編への期待が高まったところで新星たちによって披露されたのは、堀内孝雄の「君のひとみは10000ボルト」だった。一人ずつ歌いながら登場し、最後に松阪ゆうきが合流。9名による大合唱となった。

メンバーを代表して松阪ゆうきが「前回よりもパワーアップしたステージをお届けします」と宣言すると、初参加の堀内春菜は「今年7月にデビューしたばかりです。まだ“ピヨピヨ”です!」と初々しく挨拶。続く平松賢人が「8月デビューの“ピヨピヨピヨ”です!」と被せると、芸歴の長さを松阪に突っ込まれながらも、「過去は忘れました。新人として頑張ります」と会場を笑わせた。

民謡日本一の称号を4度獲得し、テレビ東京の番組『THEカラオケ★バトル』ではU-18四天王としても活躍していた民謡歌手&俳優の竹野留里、「今日は何が起こるかわかりません」と、観客を煽る岡本幸太に続き、青山新はデビュー6年目ながら「フレッシュさでは負けません!」と対抗意識を燃やす一幕も。

「演歌が大好き」と、おっとりと語る朝花美穂、「最後まで楽しんでの~」と、出身地・山形弁で場を和ませた羽山みずきと続き、最後に三丘翔太が「今日は“演歌を愛して”をテーマにお送りします」と締めくくった。個性豊かな9人が織りなす化学反応に期待し、客席からは温かい拍手が送られた。

「TOW-KAKU vol.2」は昼夜2回公演で行われたが、昼の部では「演歌・歌謡曲」の名曲カバーが次々と披露された。

トップバッターの堀内が森昌子の「越冬つばめ」で会場の空気を掴むと、青山は石川さゆりの「飢餓海峡」を熱唱。松阪は北島三郎の「風雪ながれ旅」を力強く歌い上げ、羽山は小柳ルミ子の「乱」で艶やかな一面を披露した。

さらに、朝花による石川さゆりの「転がる石」、三丘による五木ひろしの「暖簾」、岡本による森進一の「冬のリヴィエラ」と名曲が続き、竹野は美空ひばりの「川の流れのように」を堂々と歌唱。平松は郷ひろみの「お嫁サンバ」で客席を大いに沸かせた。演歌・歌謡界の未来を担う彼らだからこその、リスペクトと個性が詰まったステージとなった。

 コンサート中盤には、それぞれの個性が光る最新オリジナル曲も披露され、朝花と竹野はクリエイティブな一面ものぞかせた。

朝花は来年1月14日発売の新曲「こころの花道」のカップリング曲「桜縁歌(おうえんか)」を披露。この曲は、母娘二人三脚で歩んできた自身の半生を桜に託し、本名の”中村美穂”名義で初めて作詞・作曲に挑戦した意欲作だ。

また、今後は演歌・歌謡曲の世界でもたくさん歌っていきたいと明かした竹野も、自身が作詞を手掛けたデビュー曲「四季花鳥」(2023年)を歌唱し、言葉一つひとつに想いを乗せて届けた。同曲は地元・北海道室蘭から羽ばたいていく竹野自身をイメージした楽曲だった。

もちろん他のメンバーも負けていない。デビュー10周年の三丘は「翔太コールをお願いします。幸太コールじゃありませんよ」と、記念曲「華のひと」を、平松は会場を熱気でつつむソロデビュー曲「メラメラ」を、熊本出身の堀内はデビュー曲「阿蘇の鬼火」を熱唱した。

また三丘と同じデビュー10年を迎えている松阪と羽山も新曲で勝負。松阪が「恋花火」、羽山が「お湯割りで」を披露した。「お湯割りで」は発売日を翌日に控えての歌唱。70年代ディスコを彷彿とさせるカップリング曲「恋はリバーサイド」も話題となっている。

さらに、岡本は純烈の酒井一圭が作詞してくれた「永遠(とわ)の沼に墜ちたマリオネット」を”幸太コール”とともに、デビュー6年目の青山は“おんな歌シリーズ”の第3弾、ブルース歌謡の「身勝手な女」を聴かせ、彼ら彼女らが今、全力を注いでいる作品が次々と披露された。

トークコーナーでは、12月生まれの羽山(12月7日生まれ)と岡本(12月4日生まれ)に、サプライズでバースデーケーキが運ばれる一幕も。三丘がケーキを運んでくると、仲間と観客が祝福。二人は驚きつつも満面の笑みを浮かべ、和やかなムードに包まれた。

コンサート終盤には、このコンサートならではのスペシャルなコラボレーションも実現した。岡本と平松が安全地帯の「恋の予感」で甘いハーモニーを響かせれば、松阪と青山はアリスの「遠くで汽笛を聴きながら」をデュエットし、会場を感動で包み込んだ。

三丘による「たそがれマイ・ラブ」(大橋純子)、青山による「霧の摩周湖」(布施明)、朝花による「イミテイション・ゴールド」(山口百恵)、松阪による「君をのせて」(沢田研二)もカバー披露されると、エンディングでは再び全員がステージに勢ぞろいした。大合唱されたのは、KANの「愛は勝つ」だった。

「頭角を現す」という言葉通り、際立った存在感を示した9人の若武者たち。夜の部では構成をガラリと変え、スピッツの「楓」(羽山&三丘&竹野)、Mrs. GREEN APPLEの「点描の唄」(松阪&竹野)、中島美嘉の「雪の華」(堀内)、桑田佳祐の「白い恋人達」(三丘)、「ばらの花」(羽山)、「はじめてのチュウ」(青山)、「ルパン三世のテーマ」(平松)など、J-POPやポップロック、ウィンターソング、アニメソングの名曲カバーなどが披露・展開された。

幅広い選曲で観客を楽しませたTOW-KAKU vol.2。単なる合同コンサートの枠を超え、次世代のスターたちが切磋琢磨し、新たな可能性を提示する場として今後も楽しみだ。

なお、同コンサートの模様は来年3月、CS放送の「歌謡ポップスチャンネル」にて放送される予定。

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