
はやぶさ、山川豊・原田波人をゲストにデビュー15周年記念ライブを開催。 “りくりゅう”ペアに闘志燃やす!? 「歌では負けません」
新世代歌謡グループ・はやぶさがデビュー記念日となる2月22日、東京・グランハマー新橋にて「スナックはやぶさLive Show ~はやぶさ15th Anniversary Banquet~」を開催した。この日はデビュー15周年の節目にあたり、昼夜2公演は満席の大盛況。会見には、はやぶさの2人に加え、昼の部ゲストの原田波人、夜の部ゲストで今年デビュー45周年を迎えた大先輩・山川豊も登壇し、節目の日を祝った。

ヤマトとヒカルからなる「はやぶさ」は2012年2月22日に「ヨコハマ横恋慕」でデビュー。2022年にはヒカルが「大滝ひかる」として、2023年にはヤマトが「駿河ヤマト」としてソロデビューも果たしている。
今回のライブは、YouTube企画から飛び出した人気キャラクター“ピカルママ”(ヒカル)が営む「スナックはやぶさ」をテーマに構成。ヒカルは「ピカルママという方がステージを暴走していましたが(笑)、お客様が乗せてくださり盛り上がりました」と手応えを語り、常連客役のヤマトも「15年間の歴史とこれからの期待を見せられた」と振り返った。

ヤマト

ヒカル

15周年を迎えた心境について、ヤマトは「長かったような、あっという間だったような不思議な気分。でもじっくり考えると様々な思い出がある」と感慨深げ。ヒカルは「大好きな世界に入り、テレビで観ていた先輩方と間近で接し、一歩ずつ勉強させていただいてきた。ヤマト君と一緒に歩んできたからこそ、同じ場所を目指せている」と、相方への感謝と絆を口にした。
2月18日にはベストアルバム『オリジナルベスト2026』が発売され、ビクター時代の人気曲からクラウン移籍後の楽曲までを網羅。中でも注目は、山川豊が“やまかわ豊”名義で作曲し、書き下ろした新曲「港町のおんな」が収録されていることだ。

実はこの曲、約13〜14年前にデモテープが渡されていたという。ヤマトは「当時、山川さんのマネージャーに『山川が呼んでるからすぐ来てくれ』と呼び出されたんです。怒られるのかと思ってビクビクしながら地下駐車場に行くと、山川さんが車のステレオで『これ、はやぶさ用だから』とデモを聴かせてくださった」と衝撃の秘話を告白。
山川は「彼らはムード歌謡ができる。こぶしを回すだけじゃない、しっとりとした歌も合う」と二人の実力を高く評価しており、15周年のこのタイミングで満を持しての作品化となった。

会見では同席した原田波人が「僕にも作品をください。演歌でも歌謡曲でもなんでも挑戦します」とおねだりする場面もあったが、山川は「じゃあ、任せてください。約束します」と快諾し、後輩思いの一面を見せた。
新曲「港町のおんな」は、山川豊が「前川清さんが歌うようなムード歌謡をイメージしつつ、(演歌が得意なヒカルが)こぶしを入れて歌ってもいいように作った」と語る、哀愁漂う一曲だ。ヤマトの甘くストレートな低音と、ヒカルの演歌仕込みのこぶしが、一つの楽曲の中で鮮やかなコントラストを描き出し、港町を舞台にした男女の物語がより立体的に浮かび上がる。15周年の集大成にふさわしい“ネオ・ムード歌謡”に仕上がっている。

さらに、冬季五輪フィギュアスケート・ペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来・木原龍一ペアにちなんだ質問も会見では飛んだ。
同じ「2人組」としての意識を問われると、山川は「演歌・歌謡曲の世界で男性2人組というのは今は非常に貴重」と指摘。それを受け、ヤマトは「歌だったら負けません」と頼もしく宣言すると、ヒカルは「あの二人の絆のように、僕らも絆を深めて目指していきたいが、まだまだ足元にも及ばない。すごいペアです」と敬意を表した。
デビュー当時から変わらぬ謙虚さと、15年で培った阿吽の呼吸。確かな歌唱力を武器に、はやぶさは歌謡界の金メダルを目指して新たなステージへと飛躍する。
なお、ライブでは昼夜でセットリストが大幅に異なり、15周年の節目に相応しい構成となった。新曲「ときめきはチャチャチャ~スナックはやぶさへようこそ~」や、「港町のおんな」のほか、昼の部では はやぶさと原田が「Young Man Y.M.C.A」を、夜の部では はやぶさと山川が「また逢う日まで」を合唱するなどした。
はやぶさ会見 主なQ&A

――まずは、はやぶさのお二人、公演を終えての感想はいかがですか?
ヤマト 今日は昼夜公演ということで、日頃から大変お世話になっている山川豊先輩、そして仲良くしている(原田)波人君をゲストにお迎えました。本当にお客様も笑顔で、特典会も楽しかったという感想を多くいただきました。これまでの15年間の歴史の中での曲やストーリー、そしてこれからのはやぶさにどういう期待があるのかというのを、ステージを通して見せることができました。
ヒカル 今日は「スナックはやぶさ」という僕らの楽曲をモチーフにしたステージでした。僕、はやぶさのヒカルはもちろんですが、“ピカルママ”という方がステージを結構暴走しまして(笑)。でもそれでお客様がとても乗せてくださって、すごく盛り上がりました。
――原田波人さんは、はやぶささんとのステージはいかがでしたか?
原田 僕は小学生や中学生の頃からずっと、はやぶささんのMVを見ていたので、そんな先輩方のステージにゲストとして呼んでいただいたというのはすごく感動でしたし、本当に泣きそうになりました。お二人には公私ともに仲良くしていただいていまして、もちろん先輩ではあるんですが、親戚のお兄さん(ヤマト)、お母さん(ヒカル/ピカルママ)みたいな存在です。
山川 (横から)俺はどうした?
原田 (慌てて)見てます、見てます! もちろんです!(笑)。あ、でも山川さんがデビューされた頃は、まだ生まれていません(苦笑)。
――山川さんから見たはやぶさのお二人はいかがですか?
山川 デビュー当時からずっと見ていますから、やっぱり二人のコンビとしての成長を頼もしく思いますね。僕の場合は(ソロなので)孤独な戦いですけど、二人の場合はまた違う。ヤマトくんはムード歌謡、ヒカルくんは演歌に強みがある。水と油のような二人がコラボすることで面白い現象を生み出していますね。
――二人との印象的なエピソードはありますか?
山川 ヒカルくんはウチの娘と仲が良くて、結婚する時も僕より早く知っていたんですよ(苦笑)。ヤマトくんは一緒に飲んだり、食事をしたりすることが多くて、夜11時に呼び出してもすぐに来てくれるほど付き合いがいいんですよ。

――今回、ベストアルバムに収録された新曲「港町のおんな」は山川さんの作曲ですね。
ヤマト そうなんです。実はこれ、今回のアルバムのために「お願いします」と言ったのではなく、もう13〜14年くらい前に、山川さんが「これはやぶさのための曲だから」とずっととっておいてくださったんです。
――14年前ですか!?
ヤマト はい。デビュー直後くらいの時に、当時の山川さんのマネージャーさんから「地下の駐車場に山川が呼んでるからすぐ行ってくれ」と言われまして。「え、怖い、怒られるのかな」と思って行ったら、でっかい外車の中に山川さんが乗られていて(笑)。これ、軟禁されるな、と思ったんですが、「これ、何かの時に」と、カーステレオで出来上がっていたこの曲のデモを聴かせてくださったんです。「これはやぶさ用だから」とずっと持っていてくださったのが、今回満を持して形になりました。ようやく山川さんからいただいた作品を歌わせていただけるタイミングが来たんだなと、気合いを入れて毎日歌っています。
山川 彼らはムード歌謡ができるんですよ。こぶしを回すだけじゃなく、しっとりとした歌も合う。(僕も彼らと同じ)日本クラウンに移籍したタイミングや、担当ディレクターが同じだったことなどもあり、今回とんとんと話が進みました。(原田)波人君もそうですけど、これからは若い子たちが演歌・歌謡曲を歌い継いでいってほしいですね。
――楽曲「港町のおんな」はどういう風に歌っていきたいですか?
ヒカル 山川さんがヤマト君とヒカルの個性が一曲で出るように作ってくださいました。ムード歌謡風なんですが、ちょっと演歌調に歌ってもおかしくないような作品です。普段、ムード歌謡を歌う時にはあまり「こぶし」は入れないんですけど、今回はあえてそれをしていいよと言っていただいたので、自分らしく、いつも好きな歌を歌うような感覚でのびのびと歌わせていただいています。
――15年続けてこられた秘訣、コンビの絆を感じる瞬間はありますか?
ヒカル 最近、何か物事を決める時にお互いの意見を尊重し合えるというか。「そう考えてるならそれに賛成」という感じで、対立せずにお互いが思っていることが合致します。この15年の絆というか、一緒に歩んできたからこそ同じところを目指せているのかなという気がします。


――先日、冬季五輪で“りくりゅう”ペアが金メダルを取りましたが、同じ「ペア(デュオ)」として意識されますか?
山川 演歌・歌謡曲の世界で、男性二人組というのは今少ないですからね。非常に貴重だと思いますよ。
ヤマト そうですね。歌なら(りくりゅうペアに)負けません(笑)。
ヒカル あのりくりゅうさんの絆のように、僕らの絆もすごい(深まっている)ですから、目指していきたいですね。まだまだ足元にも及びませんが、すごいペアだと思います。
――45周年を迎えられた山川さんにお聞きします。長く歌い続ける秘訣は何でしょうか。
山川 いい作品にめぐり逢うことを信じて、1曲1曲を大切に歌うことですね。はやぶさの二人にはこれからも一生懸命やっていってほしいと思います。必ずいい風が吹くし、ここだと思った時は自分の意志を通して、この歌に懸けるんだという思いでやってほしいですね。
――改めて15周年を迎えた感想を聞かせてください。
ヒカル 本当に好きな世界に入らせていただき、テレビで見ていた先輩方とご一緒させていただき、間近に歌を聴かせていただいて勉強をさせていただきました。本当に一歩ずつ、「もっともっと頑張らなくちゃ」という一心でいるうちに15周年になっていた感じがします。
ヤマト 長くてあっという間の15年でした。デビューした当時、15周年を迎えておられる先輩方を見て、「すごいな」と思ったことを覚えていますが、自分がその立場になったのが不思議です。でも、一人で15年間も続けられたかというとそうではありません。いろんなことにチャレンジさせていただいて、必ず二人でステージに立ち支え合ってきました。同じ目的をもって乗り越えてきたことが大きかったと思います。これからも精一杯歌っていきます。
2026年2月18日発売
はやぶさ『オリジナルベスト2026』

日本クラウン CRCN-41568 ¥3,500(税込)
ビクター時代の人気曲からクラウン移籍後のシングルまで収録した、はやぶさ デビュー15周年記念企画のベストアルバム!! 新曲「港町のおんな」(作詞/かず翼、作曲/やまかわ豊)を収録。
【収録曲】
1. 夜霧のセレナーデ
2. 港町かくれんぼ
3. 赤坂レイニー・ナイト
4. しばらく東京離れます
5. 外苑西通り
6. あっぱれ浅草
7. 江の島ルンバ
8. 酔わせて朝まで
9. 蜘蛛男のダンス(ボーカル新録音)
10. 流星のロマンス(ボーカル新録音)
11. エボレボ!(ボーカル新録音)
12. 月あかりのタンゴ(ボーカル新録音)
13. ロマンティック東京 (ボーカル新録音)
14. ヨコハマ横恋慕(ボーカル新録音)
15. 港町のおんな(新録音作品)










