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梅谷心愛

梅谷心愛がデビューを翌日に控え記念ライブを開催。美空ひばりを目標に「めちゃくちゃ頑張ります!」と宣言。「今夜は焼肉とシュークリームを食べたい」

15歳の梅谷心愛がデビューを翌日に控えた7月4日、東京・港区のライブレストラン青山で、デビュー記念ライブを開催。デビュー前から梅谷を応援してきたファンや関係者を前に、デビュー曲「磐越西線ひとり」やカップリング曲「あこがれ橋」、憧れの歌手・美空ひばりの「車屋さん」や「愛燦燦」などを披露した。

またデビュー曲の作詞家・石原信一氏、作曲家の弦哲也氏も激励に駆けつけ、弦氏によるギター演奏で美空ひばりが13歳の時に発表した「東京キッド」を歌った。

梅谷心愛

左から徳間ジャパンコミュニケーションズの北島浩明社長、作詞家の弦哲也氏、梅谷心愛、作詞家の石原信一。北島社長は、「期待の新人のデビュー日がついに来ました。デビュー日をワクワクドキドキしながら待っていました。豊かな感性をもった歌手です。誰からも愛される歌手になると信じています」と話した。

祖母の影響から小さい時から昭和の演歌・歌謡曲が好きになった梅谷は、大好きな美空ひばりのように多彩なジャンルの作品も歌いこなしたいと、歌手を目指して地元福岡から上京。上京後はジャズやブルース、J-POP、K-POPなどの様々な曲に触れレッスンを積んできた。ライブではEGO‐WRAPPIN(エゴラッピン)の「色彩のブルース」にも挑戦。中低音が印象的な梅谷だが、この曲ではファルセットを活かした歌声を披露した。

梅谷心愛

ステージに登場した梅谷は「緊張しています。手が震えています」と話していたが、声援と拍手で迎えてくれた会場の温かい雰囲気に、徐々に心地よい緊張感に包まれ、「最後まで歌いきることができました。この緊張感をずっと持ち続けて歌っていきたいと思います」と安堵していた。

梅谷心愛

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デビュー曲「磐越西線ひとり」は、失恋した16歳の少女が初めてのひとり旅に旅立つ失恋の歌。15歳の梅谷にとっては少し背伸びした作品だ。だが、作詞の石原氏は、「歌詞の中に“年も十六 若すぎる”というフレーズがあります。15歳でデビューした彼女が、3カ月後の10月には16歳になっています。きっと15歳のこの子が燦然と輝く姿で歌っていると期待して、あえて十六としました」とその狙いを話し、「コロナ禍が明けつつありますが、まだまだ歌謡界は抜け出せていません。きっと15歳のこの子が抜け出してくれるでしょう」と期待していた。

梅谷心愛

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また作曲の弦氏は、「彼女の目がすべて」と話した。

「新人歌手を育てる経験は過去に何度もありますが、心愛ちゃんの目力がすべてだと感じました。新人がデビューするときは不安な表情をしているものですが、心愛ちゃんは『私と勝負してよ』と言わんばかりの強い目、表情をしていました」と驚いていた。

弦氏は梅谷のために、彼女の年齢に合った作品を4作つくったそうだが、その中からデビュー作品として「磐越西線ひとり」と「あこがれ橋」の2曲が決まったとも明かした。

「心愛ちゃんの魅力は中低音。歌手は声が命ですが、(美空)ひばりさんも中低音の響きが魅力でした。そんなひばりさんが目標だと言います。大きな目標を持つというのも心愛らしくていいなと思います」

梅谷心愛

そんなふうにも語っていた弦氏はライブにも登場し、美空ひばりの「東京キッド」をギターで演奏。ジャズテイストにアレンジした同曲を、梅谷とのセッションで楽しんでいた。

ライブにはサプライズで同じ事務所の先輩、箭内夢菜も駆けつけた。箭内は、梅谷のデビュー曲「磐越西線ひとり」の舞台・福島県出身の女優。高校時代にモデルとしてデビューし、現在はテレビや映画などに多数出演している。この日は、“福島”つながりということで、花束をもってお祝いに訪れた。

梅谷心愛、箭内夢菜

人見知りが激しいという箭内夢菜は、事務所の先輩として、また芸能界の先輩として「人との関りが大切な世界なので礼儀正しく、初心の気持ちを忘れないことが大事です」と梅谷心愛にアドバイスした。

梅谷心愛と箭内夢菜

「歌を聴かせていただきましたが、感動しました。本当に15歳? 奇跡の15歳だと思います。これからたくさんの舞台でご活躍されるんだろうなという未来が見えました」

箭内が梅谷に歌声に魅了されると、梅谷も「ドラマとかたくさん観させていただいています。実物を前にすると、美しいなと。恥ずかしくて目が合わせられません」と照れていた。

梅谷心愛

短い時間だったが、デビュー記念ライブで全7曲を披露した梅谷は、「明日がデビューです」とやる気スイッチを入れていた。

「デビューの発表させていただいたのが3月。あっという間にデビュー日が来ました。この間、キャンペーンなど初めてのことをいっぱい経験させていただきました。でも、この生活が当たり前じゃないというのを自分に言い聞かせて、めちゃくちゃ頑張ります。今年は日本レコード大賞の新人賞を狙いたいと思っています。いつかは紅白歌合戦にも出たい。それまで皆さんに支えていただきたいと思います」

梅谷心愛

全7曲を歌ったデビュー記念ライブ。最後にデビュー曲「磐越西線ひとり」を歌い終えた梅谷心愛は笑顔を見せた。「歌のアピールポイントは中低音。自分のいいところは活かしていきたいと思います」という梅谷。「“ビジュ”は卵のような顔です!」とも。

梅谷心愛、15歳。“令和の昭和歌謡少女”がいよいよデビューする。歌手としての目標は「美空ひばりのようなどんな歌でも歌いこなし、誰からも愛される歌手になること」だ。

アマチュア時代の最後の夜。今夜は「やはり焼肉とシュークリームが食べたい」と話す梅谷は、デビュー日の朝、目覚めた時を想像し、「今日の余韻に浸りながら、“デビュー日”だという実感を味わっていると思います」と笑顔を見せた。早速、収録の仕事が入っているそうで、「夜はライブ配信をしようかな」と目を輝かせていた。

 


2023年7月5日発売
梅谷心愛「磐越西線ひとり」
梅谷心愛

「磐越西線ひとり」
作詞/石原信一 作曲/弦哲也 編曲/猪股義周
c/w「あこがれ橋」
作詞/石原信一 作曲/弦哲也 編曲/猪股義周
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91520 ¥1400(税込)

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