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原大輔が「45th+1 Anniversary Live+カラオケ発表会」。「琥珀色の恋」などを熱唱し、「歌を愛するもの同士の空気感に幸せでした」

昨年45周年を迎えた原大輔が「45th+1 Anniversary Live+カラオケ発表会」を開催した。

原は1975年にフォークデュオ「レイラ」でデビュー。その後、2度の改名を経て、1983年に現在の「原大輔」として、7名の競作で「秋冬」を発売。大きなヒットとなり、有線大賞新人賞を受賞する。フォークソングから演歌・歌謡曲、童謡、アニメソング、シャンソン、カンツォーネ、クラシックなど幅広く歌う原田は、2019年にテイチクエンタテイメントに移籍し、作詞・円香乃、作曲・大谷明裕による「これからの人生」をリリースした。そして、45周年の昨年はコロナ禍により新曲のリリースを見送ったが、今年5月に同じ作家陣による作品「琥珀色の恋」をテイチク移籍第2弾として発売した。

原大輔

原大輔、審査員を務めた近藤芳樹ディレクター(テイチク)、作詞家・円香乃さん、そして決勝大会に出場した皆さん

東京・品川きゅりあん小ホールで12月2日に行われたライブ&カラオケ発表会では、審査で勝ち抜いた猛者が全国から26名が集まり、自慢の喉を競った。

カラオケ発表会はテイチク移籍以降の作品が対象となったが、決勝参加者の多くが「琥珀色の恋」を歌唱した。同曲は、これまでの長い2人の人生を振り返りながら、愛おしく美しい人生だったなと感謝しつつ、人生まだまだ! これからも共に2人で生きていこうという希望の歌だ。原の甘いボーカルでの歌唱に心打たれる。

原大輔

26名の歌唱が終わり、審査結果の発表までの間、原によるライブが行われた。コロナ禍の影響で、原にとっては今年最初で最後のホールでのステージだった。

クリスマスが近いということもあり、アカペラによる「サイレントナイト」からステージを始めた原は、ピアノ演奏による「ホワイト・クリスマス」や、原がレイラ時代に同じステージを踏んだこともある、若くしてこの世を去った大塚博堂の「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」「めぐり逢い紡いで」、兄のように慕っていた尾崎紀世彦が日本語詞でカバーしヒットした「雪が降る」、シャンソンの「カルーソ」などを、まさに熱唱!! と形容するに相応しい歌声で披露すると、後半はカラオケ発表会の課題曲や、尾崎紀世彦の「別れの夜明け」や、同氏の遺曲として引き継いだ「羅針盤」などを力いっぱい披露していた。

原大輔

原大輔

「琥珀色の恋」では、カラオケの参考になればと、「よき2人の人生を振り返りつつ、でも、2人の人生まだまだこられからだと、そういう思いを込めて歌うと、歌う時の表情も変わってくるかと思います。円さん、大谷さんに成り代わって申し上げます(笑)」とアドバイスしたり、そのカップリング曲「とても言い出せない」では、「10代、20代の頃はこういう歌詞の歌を歌っていましたが、今はこんないかつい顔ですからね。でも、円先生が『だからいいよ。いかつい顔で歌って』と言われまして、ハイッって(笑)」など、楽曲制作時のエピソードを話したり。観客との対話を楽しみながら歌を紡いでいった。

原大輔

ちなみに、「とても言い出せない」は、“君が笑えば 僕は幸せだし” “ダイヤモンドは 君に似合うだろう”など、若々しく、年配者には“とても言い出せない”言葉が並ぶラブソングだ。人生を経験してきた大人が歌うと味わい深く、観客は手拍子で応えながら、原が歌う「とても言い出せない」を楽しんでいた。。

原大輔

入賞者の皆さん。原大輔(中央)の左が優勝した奈須雄二さん。右が準優勝の松浦克昌さん。左端は近藤芳樹ディレクター、右端は作詞家・円香乃先生

再びピアノ演奏による歌唱で、原田が「マイウェイ」を歌ってライブを締めると、いよいよカラオケ大会の結果発表。作詞家・円香乃、テイチクの近藤芳樹ディレクターによる審査の結果、「これからの人生」を歌った埼玉県の奈須雄二さんが優勝し、同じく「これからの人生」で勝負した東京都の松浦克昌さんが準優勝に輝いた。

その他、歌唱賞として山﨑素子さん(東京/「琥珀色の恋」を歌唱)、笠原信行さん(北海道/「琥珀色の恋」を歌唱)、田中ちづ子さん(神奈川/「とても言い出せない」を歌唱)の3人が受賞し、齋藤登さん(千葉/「これからの人生」を歌唱)、小田正敏さん(千葉/「琥珀色の恋」を歌唱)、村上春穂さん(千葉/「琥珀色の恋」)の3名に審査員特別賞が贈られた。

原は「自分の歌をこれだけ個性豊かに歌っていただきまして、勉強になりました。歌を愛するもの同士。空気感がとても幸せでした」と、カラオケ発表会の実現を喜んでいた。

円香乃

審査員を務めた円香乃先生の総評
「とてもお上手で歌唱では点数も高かったのに、歌詞を間違われた方もいらっしゃいました。一文字でも歌詞を間違うと大きな減点になってしまいますので、ご本人がいちばんわかっていらっしゃると思いますが、とても残念でした。また決勝大会に進まれた皆さんですから、構成はとてもしっかりしていました。ここは語り、ここからはリズムが変わる、ということをきちんと理解されていました。ただ、頂点に立つとなると、審査のポイントは歌を聴かされてしまうかどうかです。歌を聴くのではなくて、次はどうなるのかと聴かされる。言葉と言葉の間に、その人が感じているものが乗っていると、次に期待させられてしまいます。すると聴き終わった時に、『この歌、素晴らしいな』って思えます。とても難しいことですが、今日、このステージに立たれた皆さんは、神様からのプレゼントとして才能をいただいていると思います。ぜひ、そこを目指して、原大輔さんを目指して頑張ってください。今日は素敵な歌をありがとうございました」

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2021年5月19日発売
大人の恋、人生の歌
原大輔「琥珀色の恋」

「琥珀色の恋」
作詞/円香乃 作曲/大谷明裕 編曲/伊戸のりお
c/w「とても言い出せない」
作詞/円香乃 作曲/大谷明裕 編曲/伊戸のりお
テイチクエンタテインメント TECA-21023 ¥1,350(税込)

2019年9月18日発売
テイチク移籍第一弾シングル
原大輔「これからの人生」
原大輔

「これからの人生」
作詞/円香乃 作曲/大谷明裕 編曲/伊戸のりお
c/w「俺の生きざま」
作詞/円香乃 作曲/大谷明裕 編曲/伊戸のりお
テイチクエンタテインメント TECA-13959 ¥1,324(税込)

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