水森かおりが徳間ジャパン元社長の墓前で、紅白連続出場を感謝。新曲「九十九里浜」の発売も公表し、ジャケット写真も初公開! 自身初の千葉が舞台の作品に意欲!
水森かおりが12月8日、東京・西麻布の大本山永平寺別院・長谷寺(ちょうこくじ)に眠る所属レコード会 ・徳間ジャパンコミュニケーションズ の元社長、徳間康快さん(2000年9月20日没、享年78)墓前に「NHK紅白歌合戦19年連続出場」が決まったことを報告した。また、デビュー27年目を迎えた“ご当地ソングの女王” の新曲「九十九里浜」が来年2月15日に発売されることも明かされた。
「鳥取砂丘」の大ヒットによって念願の紅白初出場を果たした2003年から毎年、水森は徳間さんの墓前に紅白出場報告を行い、今年で19回目となる。歌手デビューした時から「いつか紅白に出られるような歌手を目指して頑張りなさい!」と励まされ続け、娘のように可愛がってくれた、水森にとっては「育ての親」ともいえる恩人だ。
そんな恩人の墓前に花をたむけ、手を合わせながら「『今年も19回目の紅白出場をさせていただくことになりました』と感謝の気持ちを報告させていただきました」と、笑顔を見せた。
あいにくの雨の中での墓前報告となったが、「徳間社長が晴れ男だったということもあると思うんですけれど、いままで墓前報告の時は毎年快晴だったのですが、今回、初めての雨になりました。雨女と言われてきた私が、今年は徳間社長に勝ってしまいましたね」と笑顔を見せた。
注目される『NHK紅白歌合戦』での歌唱曲や衣裳については、「NHKさんがテーマに沿ってリクエストされる曲をしっかり歌わせていただきたいと思います。衣裳は、まだ言えないんですよね。そこは大みそかまで楽しみにしていてください」と、詳細を明かすことはなかったが、「見たことのないスタイルと言いますか、びっくりする感じはあると思います」と、期待感を示していた。
「高さはどれくらい?」と食いつく記者からの質問には、「誘導質問はダメですよ。怒られるのは私なんですから」と笑っていた。
今年の『NHK紅白歌合戦』はNHKホールを離れ、東京国際フォーラムで開催。2年ぶりの有観客での開催が予定されている。
「(紅白出場が発表される前の)11月に『うたコン』(NHK総合テレビ)の番組でその会場のステージに立たせていただいた時、『ここが紅白の舞台になるのかあ。ここに立たせていただけたらいいな』と思っていました。有観客でできるのが楽しみです」とも語っていた。
そんな水森は、来年2月15日に新曲「九十九里浜」を発売することを明かした。今年は、宮城県を舞台にしたご当地ソング「鳴子峡」がロングヒットし、初のJ-POPシングル「笑顔でいようね」をリリースした水森だが、新曲の舞台は千葉。悲しい恋を切々と綴る曲となるようだが、ご当地ソングの女王にとって、千葉を舞台にしたオリジナル曲は初めてとなる。作詞は麻こよみ、作曲は弦哲也だ。
「いままでまだ歌っていない県が、福岡、宮崎、徳島、千葉の4県ありまして、新曲『九十九里浜』がリリースされると、47都道府県制覇にまた一歩近づくことになります。千葉県にキャンペーンなどで行くたびにファンの方々から『千葉県はまだですか』と言われてきたので、やっと千葉県を歌わせていただくことになりうれしいですね。最初聴いた時、いい歌だなって思いました。とてもドラマチックで、転調するところもあって、いままでにないスケールの大きな作品です。作曲の弦哲也先生が千葉県(銚子市)のご出身でもありますし、いままでで最短の場所なので、どういうふうに展開していくか楽しみです。来年は千葉県におじゃまする機会が多くなると思います。キャンペーンなどで、千葉の隅々まで足を運んで、皆さんと触れ合いたいですね」
ちなみに、プライベートでは九十九里浜へ行ったことがないそうだが、ジャケット写真の撮影を九十九里浜で行ったことはあるという。「でも、『九十九里浜』のジャケット撮影は茨城県の海岸です(笑)」。
2021年もあと3週間ほどとなったが、この一年を振り返って水森は「充実した日々だった」と振り返った。
「9月にはメモリアルコンサートが2年ぶりに有観客で開催できましたし、初のJ-POPシングル『笑顔でいようね』のリリースという新たな挑戦もありましたので、それを来年の活動に生かせたらいいですね。コロナ禍ですが、昨年に比べると少しずつやれることが増えてきましたし、すごく充実した日々が過ごせた1年でした。新しい生活スタイルの中で、来年は皆さんとまた今年以上に笑顔になれる年にしたいですね」