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クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」決勝大会が3年ぶりにリアル開催。赤川英人さんが総合優勝し「最高に幸せです」。川野夏美、瀬口侑希、津吹みゆ、一条貫太らもゲスト歌手として声援。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル2022-23」の決勝大会が4月8日、東京・北区の滝野川会館で開催され、しらかばカラオケ同好会の赤川英人さんが総合優勝した。

クラウン歌謡学院は全国の音楽教室やカラオケサークルが集まる全国規模のカラオケ愛好家団体としてスタートし、歌謡フェスティバルを開催してきたがコロナ禍の2020年は中止になり、2021年はCD(テープ)審査による決勝大会となった。そのため決勝大会のリアル開催は約3年半ぶりとなった。

昨年9月よりCD(テープ)審査による受付が開始され、全国6ブロックから400を超えるエントリーがあったが、その中から84名がこの日の決勝大会にコマを進めた(当日1名が欠席し、出場したのは83名)。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

決勝大会に出場する全員がステージへ。名郷根雅史 クラウンミュージック社長の挨拶に続いて決勝大会がスタートした。

決勝大会はプラチナの部(76歳以上)、ゴールドの部(70歳~75歳以下)、シルバーの部(69歳以下)の3クラスで争われ、審査は松井タツオ氏と樋口義高氏、クラウンミュージックの名郷根雅史社長により厳正に行われた。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

歌唱審査が終わると、司会の深山ゆりが入賞者の名前を読み上げ、呼ばれた出場者はステージへ。そしてこの中から成績優秀者が発表された。

審査の結果、プラチナの部は桜井カラオケ教室の堀川初市さん(沖縄 九州ブロック)、ゴールドの部は岸田妙子音楽事務所の今田文幸さん(中国 九州ブロック)、シルバーの部はしらかばカラオケ同好会の赤川英人さん(北海道・東北ブロック)が優勝し、先に触れたとおり赤川さんが総合優勝を獲得。赤川さんは受賞曲となった成世昌平の「坂東太郎」を披露した。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

シルバーの部で優勝した赤川英人さんへ第1回歌謡フェスティバルで総合優勝し、歌手デビューした叶竜也がトロフィーを手渡した。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

総合優勝者となった赤川英人さんは全員に見守られながら、受賞曲となった成世昌平の「坂東太郎」を熱唱。圧巻の歌声を聴かせた。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

決勝大会で入賞した参加者と、審査員の先生、ゲスト歌手らと記念撮影。

また最年少出場となった黒川美海さん(PMSアカデミー)と渡名喜音愛さん(仲宗根健音楽事務所)に急きょ、クラウンミュージック特別賞が贈られた。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

写真左が関西ブロックから参加した黒川美海さん(PMSアカデミー)、写真右が九州 沖縄ブロックから参加した渡名喜音愛さん(仲宗根健音楽事務所)。黒川さんは塩乃華織の「命さらしても」、渡名喜さんは羽山みずきの「弓ごころ」を歌ってクラウンミュージック特別賞を受賞した。二人は昨年もCD(テープ)審査による決勝大会で歌唱賞を受賞しており、将来が楽しみな逸材だ。

審査結果を待つ間には、昨年、クラウンミュージックからCDデビューした石川真也、加山りつこ、坂本富美子、そして叶竜也が歌唱した。

沖縄県からやって来た石川はボイストレーナー、作詩家、作曲家などマルチな才能を持ち、自身が手がけた作品のほか、デビュー曲「星の夜」を披露。一昨年、シルバーの部で優勝した加山りつこは福岡在住の主婦だった。それまでも歌が大好きだったが、先生に付き本格的に歌を学んだことが優勝につながったと明かし、デビュー曲「花園(はな)~フォーエヴァー」などを歌唱した。

石川真也、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

沖縄を中心に活動する石川真也。デビュー曲「星の夜」のほか、カップリング曲「約束の町」を披露。カップリング曲は自らが作曲した作品だ。

加山りつこ、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

「引き込まれる魅惑のハスキーボイス」加山りつこはデビュー曲「花園(はな)~フォーエヴァー」などを熱唱した。YouTubeに公式チャンネル「加山りつこ FOREVER Ch」を開設。デビューコンサートの模様などをアップしている。

大阪のラジオやテレビ番組を中心に活躍する坂本富美子は「演歌百撰」(BS11)に出演したことなどを話し全国区を目指していると挨拶。昨年2月にリリースしたデビュー曲「百のありがとう」を聴かせると、叶竜也にバトンタッチした。

坂本富美子、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

坂本富美子のデビュー曲「百のありがとう」は自身が作詞した作品。表題曲とカップリング曲「そばにいて」の2曲を歌唱した。

叶竜他、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」の第1回総合優勝者である叶竜也。今年デビュー20周年を迎え、4月13日には「20周年記念叶達也オンステージ」を開催した。

叶は第1回の総合優勝者であり、今年デビュー20周年を迎えた。「20周年に入りました。歌人生を人生にたとえると、まだ二十歳。皆さんに大きくしていただきたい」と、2020年にリリースした「ブーゲンビリア」や、「カラオケでよく歌っていただいている曲です」と紹介し「めぐり逢いもう一度」を歌った。

さらにゲストコーナーでは同じクラウンミュージックに所属するアーティストとして川野夏美、瀬口侑希、津吹みゆ、一条貫太がステージに色を添えた。

一条貫太、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

若手の一条貫太は「僕もデビュー前はいろんな大会に出ていたので、今日の皆さんの歌を聴いて、あんなこともあったなと当時を思い出しました」と話し、ダイナミックに歌うサードシングル「北海の篝火」や最新曲「なぁ親父よ」などを披露すると、5月24日に新曲「男の漁場」をリリースすることを報告した。

津吹みゆ、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

津吹みゆは「小さい頃から演歌歌手になることが夢でした。地元福島のほうで大会や発表会でステージに立った時、トロフィーを見て、あれがほしいなと思って歌の勉強をするようになった」と、歌に向き合うようになった頃の話を聞かせ、新曲「おんなの嵯峨野路」などを歌唱した。

瀬口侑希、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

ゲストの3番手に登場した瀬口侑希はデビュー23年目を迎えていることに感謝しつつ、歌手として大きな自信になった2006年の「不如帰」について紹介・歌唱。同曲は同じ日本クラウンの大先輩であり、若くして亡くなった村上幸子が歌った作品だが、瀨口がカバーし引き継いだものだった。そして、「坂口照幸先生の遺作を発売させていただくことになりました」と、2月発売の「冬航路」などを届けた。

川野夏美、クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

最後に登場した川野夏美は新曲「紅い螢」から歌い始め、「歌を届けさせていただけることがうれしいです。ところでみなさん! (コロナ禍では)どこで歌っていましたか?」と呼びかけると、「カラオケ愛好家に愛していただいています」と、代表曲「悲別~かなしべつ~」などを聴かせた。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

左から審査員を務めたクラウンミュージックの名郷根雅史社長ゴールドの部優勝の今田文幸さん(岸田妙子音楽事務所)、シルバーの部優勝および総合優勝の赤川英人さん(しらかばカラオケ同好会)、プラチナの部優勝の堀川初市さん(桜井カラオケ教室)、審査員の松井タツオ氏、同じく審査員の樋口義高氏。樋口氏は予選のCD(テープ)審査ではひとり30分は聴きて審査し、応募者全員の音源を審査するのに2カ月かかったと話していた

3年半ぶりに会場での開催となり、全国から83名が出場したクラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル2022-23」決勝大会。総合優勝した赤川英人さんは、後日、「この受賞は最高に幸せ」とコメントを寄せた。

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」

コロナ禍の中、大会を開催していただいた皆様方に感謝を申し上げます。大変なご苦労があったと思います。本当にありがとうございました。この受賞は最高に幸せです。歌を歌い続けてきて良かったと感じました。自分を支え続けてきてくれた家族に感謝です。念願が叶いました。

2023年4月14日 赤川英人

 

審査結果

クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル2022-23」決勝大会
【総合優勝】
赤川英人さん(しらかばカラオケ同好会)

【プラチナの部 76歳以上:出場21名】
優 勝:堀川初市さん(桜井カラオケ教室)
準優勝:細田忠雄さん(なかよしすずらん会)
審査員特別賞:宮田紀義さん(池田カラオケ教室)
審査員特別賞:山本恵子さん(岸田妙子音楽事務所)

【ゴールドの部 70歳~75歳以下:出場34名】(1名欠席)
優勝:今田文幸さん(岸田妙子音楽事務所)
準優勝:末吉香代子さん(M小林カラオケ教室)
審査員特別賞:澁江眞理子さん(沼崎歌謡学院)
審査員特別賞:水口和子さん(岸田妙子音楽事務所)
審査員特別賞:栗原 繁さん(大和太郎音楽事務所)
(審査の結果、審査員特別賞を急きょ1枠増やした)

【シルバーの部 69歳以下:出場28名】
優勝:赤川英人さん(しらかばカラオケ同好会)
準優勝:的場美知子さん(小橋歌謡音楽教室)
審査員特別賞:宮城寿奈さん(仲宗根健音楽事務所)
審査員特別賞:近藤繰美さん(桜井カラオケ教室)
クラウンミュージック特別賞:黒川美海さん(PMSアカデミー)※最年少
クラウンミュージック特別賞:渡名喜音愛さん(仲宗根健音楽事務所)※最年少
(審査の結果、急きょクラウンミュージック特別賞を増設。2枠増やした)

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