水森かおりが最新アルバムと新曲のダブル祈願。コンサートも再開され、年末に向けては手応えを感じる日々。「精いっぱい走り抜きたい!」
デビュー27年目を迎え、最新のご当地ソング「鳴子峡」が好調の水森かおりが10月19日、東京・新宿区の花園神社でニューアルバム『歌謡紀行20~鳴子峡~』&ニューシングル「笑顔でいようね」のヒット祈願を行った。
今年4月にも“芸能の神様”として知られる同神社を訪れ、新曲「鳴子峡」の大ヒット祈願を行ったが、そのご利益もあってか、オリコンシングル総合ランキング初登場8位(演歌ランキング1位)にランクインし、18作連続トップ10入りし、自身が持つ女性演歌歌手の記録を記録し、現在もロングヒットを続けている。
今回は、その「鳴子峡」のヒット御礼も兼ね、10月20日発売の“歌で旅する”アルバム「歌謡紀行」の第20弾と、9月8日に発売された自身初のJ-POPシングル「笑顔でいようね」の2曲を祈願した。
拝殿で祈祷を受けた水森は「半年前にも『鳴子峡』のヒット祈願をしていただき、いい形でご報告させていただくことができました。ご祈祷中は真っ白な気持ちになれましたし、今回もすがすがしい気持ちで祈願させていただくことができてとても光栄です。ダブル祈願ということで、欲張りなことかなとは思いましたが、こういう機会を与えていただけてとても感謝しています。特に今年のアルバムは、『歌謡紀行』シリーズ20作目という節目の発売で、オリジナル曲だけで構成ということにこだわって作ったアルバムですので、こういった形で祈願させていただいてよりうれしかったです」
「笑顔でいようね」は、自身が開設しているYouTubeの『水森かおりチャンネル』をきっかけに出来上がった作品で、演歌ファン以外にも好評を博しており、「コロナ禍のなかで、みんなで力を合わせて頑張っていこうという応援歌だと思っています。いままでとは全然違うタイプの曲なので、いつも応援してくださっているファンの皆さまがどんなリアクションをされるか心配していたのですが、この新しい一歩を皆さまがすごく歓迎してくださり、『いろんなジャンルを歌うのは素晴らしいことだよ』と背中を押してくださったのですごくうれしかったです。先日、買い物をしているときに偶然この歌が流れていて、もううれしくて…」と、新ジャンルへのチャレンジに意欲を燃やしていた。
今年も年末が近づいてきたが、「NHK紅白歌合戦? もちろん毎年、その舞台で歌うことを一つの大きな目標にして1年間、歌ってきています。このコロナ禍でできることが少しずつ増えてきて、そんななかで毎日過ごしてきました。この時機になるとその話題になりますが、どうなっても悔いのないような日々を過ごしていきたいですね。去年に較べてコロナに関する制限が少しずつ緩和され、コンサートも徐々に再開されていますので、昨年に較べると手ごたえを感じる日々が増え、すごく充実した毎日を送っていますので、残りの数カ月も精いっぱい走り抜きたい」と話していた。
水森は10月22日に、自身がアンバサダーを務める東京都・北区の北とぴあ・さくらホールにて、「水森かおり25周年記念コンサート~歌謡紀行~」を開催予定。
2021年10月20日発売
歌で旅するアルバム・第20弾
水森かおり『歌謡紀行20~鳴子峡~』
【初回限定盤】
【通常盤】
“歌で旅するアルバム”をコンセプトとした『歌謡紀行』の最新アルバム。シリーズ20作目を記念して、全曲オリジナル曲でまとめられた。全14曲収録だが、水森の地元・飛鳥山を舞台にした「愛のオルゴール」、ポップなサウンドがプラスされた「ハートブレイク・ヨコハマ」、水森のファルセットが効果的な「哀愁土佐路」、実在する美しい名前の駅を舞台にした「夜明駅」など魅力的なオリジナル新曲が7曲収録されている。初回限定盤には「鳴子峡」のミュージックビデオ(DVD)が初収録される。
収録曲
01. 鳴子峡
02. 釧路湿原
03. 最上川※
04. 松島紀行
05. 愛のオルゴール※
06. ハートブレイク・ヨコハマ※
07. 高遠 さくら路
08. ひとり長良川
09. 熊野古道
10. 大阪ひとりぼっち※
11. 哀愁土佐路※
12. 夜明駅※
13. 美ら島めぐり※
14. 鳥取砂丘
※はオリジナル新曲
【初回限定盤 DVD収録内容】
1. 鳴子峡 ミュージックビデオ
2. 鳴子峡 字幕入りカラオケ映像
2021年9月8日発売
ポップス歌謡で新たな魅力を
水森かおり「笑顔でいようね」
タイプA
タイプB
コロナ禍でのYouTubeチャンネルの開設など新たな活動が新しい縁を生んだ。若手作家陣による楽曲が完成した。「幅広い世代の方に聴いていただける作品です。最初に『笑顔でいようね』の詩を見て、メロディーを聴いた時、コロナ禍で自分自身がこれからどうなっていくのかという不安や、自分がどういう立ち位置で頑張っていけばいいのかという迷いとかが、この詩を読んですっとなくなりました。この歌をたくさんの皆さんの心に届けながらホッとしていただけるような楽曲になればいいなと思って歌っています」(水森)。新曲「笑顔でいようね」はボーナストラック違いで2タイプあり、タイプAでは松田聖子の「瑠璃色の地球」を、タイプBでは森昌子の「おかあさん」をカバーしている。