はやぶさ 新世代

【連載】はやぶさの「新世代SPIRIT(スピリット)」第3回:講談師/田辺凌天さん

Interview with a shining new generation!!

新世代歌謡グループ・はやぶさの人気連載「新世代SPIRIT」。はやぶさが演歌・歌謡界で日々努力を続けながら活躍しているように、さまざまな職業や業種、各界で懸命にがんばる同世代の人々にふたりが直撃インタビュー。それぞれが抱える希望や思い、悩み、未来の夢……。ともにさらなる高みへはばたくため、本音で向き合います。

第3回目のゲストは、講談師として活躍されている田辺凌天さん。そして、後編では特別ゲストとして凌天さんの先輩・宝井梅湯さんにもお話をうかがいました。
キラキラの二組による新世代リアルトークをお届けします!!

 

はやぶさ×田辺凌天(前編)

はやぶさの二人と神田で待ち合わせ。そして、この日取材させていただく場所・神田連雀亭さんへGO!

神田連雀亭

「竹むら」や「藪そば」などの老舗料亭や飲食店が立ち並ぶ神田須田町に2014年より開設された寄席。二ツ目の落語家や講談師、浪曲師のための定席として運営されており、出演者自身が呼び込みや受け付け、セッティングなどを行っている。毎日11時半〜12時半に行われている「ワンコイン寄席」は500円で楽しめるとあり、演芸ファンだけでなく近隣で働くサラリーマンやOLなどにも人気を博している。年中無休。

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-17 加藤ビル(レストランマルシャン)2階
https://ameblo.jp/renjaku-tei/
神田連雀亭Twitter

日替り昼席 :開演13時30分 、木戸銭1000円

都営新宿線「小川町駅」・東京メトロ 丸ノ内線 淡路町駅より徒歩約5分
JR「神田駅」より徒歩約10分

連雀亭へおじゃますると、寄席の入り口である木戸(きど)で二ツ目の講談師として活躍する今回のゲスト・田辺凌天さんが素敵な笑顔で迎えてくれました。「はじめまして、はやぶさです。今日はよろしくお願いします!」

はやぶさ(ヒカルヤマト はじめまして。今日はよろしくお願いします!

凌天 こちらこそどうぞよろしくお願い申し上げます。

ヒカル 先ほどは、人生で初めて講談を観させていただきました。ありがとうございました! 最初に、凌天さんはなぜ講談師という職業を目指そうと思われたんですか?

凌天 実は、私はもともとお客さんとして高座を聞くのが好きだったんです。北海道から上京して東京で働いていたある時講談を観ていて、ちょうどその時に若手の一番下っ端の「前座」が少なかったので、「このまま私の大好きな講談がなくなってしまったら困るな」と思って、思わず手をあげてしまったという……(笑)。

ヤマト その時は別のお仕事をされていたんですね?

凌天 そうです。当時は施設の管理のような仕事をしていたのですが、その施設の中に演芸関係の事務所が入っていたりして、近しいところで演芸を見ていました。たまたま現在の私の師匠である田辺凌鶴が施設を利用されていて、人柄も良くて意欲的な講談を創作される先生だから、師匠にするならこの人しかいない! たまたまお会いしたのは運命だと思い、「すみません!弟子入りさせてください!」と……。

ヒカル 直談判を?!

凌天 はい、そうなんです(笑)。

ヤマト すごい行動力ですね。

凌天 逆にお二人が歌手になられたきっかけもお聞きしたいです。

ヒカル 私はやっぱり子どもの頃から演歌が好きで「歌手になりたい」という思いひとつでしたね。

凌天 いわゆる普通の子どもだと、童謡とかポップスとかを好きになる方のほうが多いじゃないですか? ご両親やおじいさまやおばあさまが演歌を大好きでとか……。

ヤマト そのパターンが僕です。なんのきっかけもなく覚醒したのがヒカルさんのパターンです(笑)。

ヒカル そうですね、やっぱり私は変わっていたんでしょうね。突然変異って言われている人種です(笑)。

そして連雀亭の中へ。寄席は初めてだという二人は興味津々の様子。

高座に置かれている芸人の名前が書かれた紙は「メクリ」といい、通常の寄席では前座が座布団を裏返しメクリをめくって次の人へバトンタッチする高座返しを行うが、連雀亭は二ツ目のみで運営しているので本人たちが高座返しを行っている。

つづいて、凌天さんが二人のために目の前で講談を披露してくれました。披露してくれたお話は「山内一豊」。近距離で見る講談はとても迫力があり、思わずその世界に吸い込まれます!

ヤマト 凌天さんは師匠の門を叩かれて、そこからどういったことから始められたんですか?講談師さんの場合は内弟子とかですか?

凌天 昔は内弟子制度みたいな感じだったようですけれど、最近は住宅事情とかもあって内弟子という方はいらっしゃらないんです。基本的には、私も講談協会に所属していますがそこの前座になって修行します。具体的にいうと、師匠に入門を許される。そこからだいたい三カ月くらい楽屋の見習いとして楽屋での動きをじっと見て覚える。そこを許されると、やっと前座という身分になります。この前座ですが、私は入門してすぐに師匠のさらに上の師匠に「前座と書いて奴隷と読むんだよ」と言われたことがあります(笑)。

ヒカル ということは前座になってからがようやく……。

凌天 はい。協会の一員の下働きとして認められて、楽屋のお仕事であるお茶を入れたり着物を畳んだり、それこそ照明や音を出したり、そういうことを全部やります。まだ芸人ではないので、開演前にお客様がいないところで、空板(からいた)と言うのですがそこで声を出して修行というか練習をします。開場後から開演まで、お客様がゾロゾロ入ってくる間も高座で勉強させてもらいます。そうしてやっと何年か経ち、楽屋の仕事ができるようになって許されると二ツ目になります。私はそこまで約6年かかりました。

ヒカル うわー!!

ヤマト 6年か……すごい。

凌天 講談はわりととりあえず誰でも入れてもらえるというか、門戸を開いている感じがあります。ある意味才能がなくても忍耐力さえあれば、みたいな。でも歌手の方は才能があってそのうえ努力ができないとなれないじゃないですか。本当にすごいなぁと思います。

Profile 田辺凌天(たなべ・りょうてん)/北海道札幌市生まれ。北海道教育大学、日本大学大学院芸術学研究科卒業。司法書士事務所やテレビ番組制作プロダクション勤務を経て、2015年、田辺凌鶴に入門。三カ月後に前座となり凌天に。そして2021年、二ツ目に昇進。ハキハキとした語りと飾らない笑顔が魅力。
田辺凌天Twitter

ヤマト ちなみに、講談の話はもちろん暗記ですか? たとえばひとつ話を覚えるのに、どれくらいかかるものなんですか?

凌天 はい。基本的には暗記ですが、本を読みながらでもいいことになっていてその本を置く台として釈台があります。短いものなら3日間くらいで覚えるのは覚えるのですが、長いのはもっとかかります。さらに、台本は師匠からもらえるものもあるのですが、自分で本を読んで台本を書かなければいけない時もあり、そういう時はすごく時間がかかりますね。実は今日講談本というものを持ってきました。こういう昔の本を師匠から貸していただいて、この中から面白い話を探して台本に仕上げます。

ヒカル 今の私たちの歌は、できている歌詞とかお手本もあるんです。でもこれはまず見た時に字も難しいじゃないですか。読み仮名とか昔の言葉というか……。こういうのも調べながら?

凌天 そうですね。調べたり、あとはあまりにもわからないようだったら師匠に聞いたりもします。あとはお客様に伝わりやすい言葉に直して本を書いたり。演じるというか、読むのもそうなんですけども自分で書けないとダメなんです。

ヤマト 現代物の物語とかもあるんですか?

凌天 新作としてあります。もともと講談の歴史の中では当時ニュースを読むという方もいらっしゃったそうです。新作を作って話される先生や、私の師匠も時事の話題を扱うネタをされることもあります。

凌天さんが見せてくれた貴重すぎる講談本を手にして緊張気味のヒカル。「すごい!」

講談師が使う特殊な道具「張り扇」。これを叩きながらリズムをつけて物語を進めていく。これは市販されていないとのことで、ヤマトが持っているものは凌天さんの手作りだそう!

ヤマト 講談師さんの階級について聞いてもいいですか?

凌天 上から真打、二ツ目、前座です。この二ツ目になってやっと芸人として認められて、芸人としてちゃんと芸ができるようになるとやっと真打に昇格です。真打になると、講談の場合は「先生」と呼ばれるようになるんですよ。落語の場合は「師匠」と言います。でも、自分の師匠のことは「師匠」って呼ぶんです。ちょっと複雑なんです(笑)。お二人の世界では、やっぱり先輩後輩など厳しかったりするんですか?

ヤマト あります。たとえ実年齢が自分より上でも自分たちの方が1日でも早くデビューしたらこちらが先輩と言われます。ちょっと気恥ずかしい時もありますね。

凌天 講談や落語の世界も同じです。ちなみに、お二人の中でも上下関係はあったりするんですか(笑)?

ヒカル う〜ん。実は年齢が6個違うんです。私が年上なんですが……。

ヤマト でもまず背の上下関係からありますかね(笑)。

凌天ヒカル (爆笑)

(後編へ続く)

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2021年7月14日発売
はやぶさ「サンキュ!ピース feat.辰巳ゆうと
【Aタイプ】

「サンキュ!ピース  feat.辰巳ゆうと」
作詞/水樹恵也 作・編曲/koshin
c/w「ふるさとの桜」
作詞/高畠じゅん子 作曲/小林宏和 編曲/鈴木 豪
ビクターエンタテインメント VICL-37589 ¥1,350(税込)

【Bタイプ】

「サンキュ!ピース  feat.辰巳ゆうと」
作詞/水樹恵也 作・編曲/koshin
c/w「ラスト・シーン」
作詞/阿久 悠 作曲/三木たかし 編曲/工藤恭彦
ビクターエンタテインメント VICL-37590 ¥1,350(税込)

2012年2月にシングル「ヨコハマ横恋慕」でデビューし、今年デビュー10年目を迎えたはやぶさの待望の新曲が発売決定!約1年ぶりとなるシングルは、「サンキュ!ピース  feat.辰巳ゆうと」。14枚目となる今作は、「心に太陽!素晴らしい明日を!!」をテーマにした明るく元気なメッセージソングだ。また、同じレーベルであり所属事務所の後輩である辰巳ゆうとがはやぶさの10周年という新たな門出に参加し花を添える。

※7月14日より主要な音楽配信サービス(聴き放題 or ダウンロード)でも配信スタート

Profile
はやぶさ

ヒカル・ヤマトからなる新世代歌謡グループ。グループ名の“はやぶさ”は“未来にはばたく”をイメージして命名。2012年「ヨコハマ横恋慕」でデビュー。『NHK みんなのうた 』で話題になった「りふじんじん」(2016 年)、阿久 悠氏による未発表詞を元に制作された「蜘蛛男のダンス」 シングルバージョン (2018 年)など、代表曲多数。演歌・歌謡曲ファンに加え、キッズやファミリー層にも幅広く人気を拡げている 。コロナ禍での自粛期間中にオリジナル動画を自ら企画・撮影・編集を開始。YouTubeで順次公開中。

ヤマト(左)
7 月 19 日、静岡県御殿場市生まれ。イメージカラーは赤。硬派で落ち着いたダンディーな物腰と、重厚な低音ボイスが魅力。職人肌。趣味は、大好きだという宝塚歌劇鑑賞、釣り、背広収集。

ヒカル(右)
4 月 10 日、神奈川県横浜市生まれ。イメージカラーは青。好奇心旺盛で、さまざまな芸を会得し磨き続ける努力家。こぶしの効いた高音ボイスでジャンルを問わず歌いこなす。最近の趣味は、動画編集、映画鑑賞。

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