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三山ひろし、弦哲也

松前ひろ子と三山ひろしの『あさうたワイド』スペシャルコンサート。作曲家・弦哲也氏のギター演奏で、三山が新曲「恋・・・情念」を披露

松前ひろ子と三山ひろしの師弟コンビが司会を務める音楽番組『あさうたワイド』のスペシャルコンサート Vol.4が1月29日、都内・江東区文化センターホールで行われ、スペシャルゲストとして登場した作曲家・弦哲也氏によるギター演奏で、三山が新曲「恋・・・情念」を披露するシーンが実現した。

『あさうたワイド』は毎週木曜日の朝5時から5時30分まで、BS日テレで放送されている音楽ショー。ゲスト歌手との楽しいトークと最新曲を届けている。昨年末からは公開収録となり、この日は4回目。第1部の収録(3月7日および3月14日放送)では、金沢明子、はやぶさ、一条貫太、朝花美穂が出演した。ちなみに第2部の収録(3月21日および3月28日放送)には瀬口侑希、田中あいみ、木村徹二、風輪が出演。

三山ひろし、松前ひろ子

松前ひろ子と三山ひろしがホストをつとめ、金沢明子、はやぶさ、一条貫太、朝花美穂とトークを展開した。

弦哲也氏と三山ひろしのコラボが実現したのは、第1部のコンサート終盤。松前ひろ子が新曲「おんなの恋路」を歌唱すると、弦氏がステージに現れた。

石川さゆりが歌って国民的ソングとなった「天城越え」の作曲家として知られる弦氏は、昨年リリースされた三山の15周年記念曲・第1弾「どんこ坂」と第2弾「北海港節」を担当。「北海港節」はYouTubeに公開されたミュージックビデオが演歌・歌謡曲としては異例の102万再生を記録している。

三山ひろし

そして、今年1月10日に発売された三山の新曲「恋・・・情念」でも、作詞家・原文彦氏が描いた情念の世界に燃え上がるようなメロディーをつけた。

ステージ上で3人によるトークコーナーが始まると、三山が師匠・松前との関係を弦氏に聞いた。

「その昔若いころ、売れない歌手時代に北島三郎さんの一座に入っていたことがございまして、北島ファミリーとして一緒に釜のメシを食べさせていただいた時代がありました。僕はいつも、松前さんのことを“ひろ子ちゃん”と呼ばせていただいているんですが、そんなころからの知り合い。親戚みたいな感じです」

三山ひろし、松前ひろ子、弦哲也

弦哲也氏は松前ひろ子の新曲「おんなの恋路」と、三山ひろしの新曲「恋・・・情念」を作曲した。

松前は北島の従兄弟であり、音楽に関しては北島とは師弟の関係にある。松前は北海道・函館でのコンサートで初めて弦氏が歌っているところを亡き夫(作曲家・中村典正氏)と一緒に観たときの印象を、「かっこよく歌ってらっしゃいました。そのときは弦先生じゃなかったですが」と懐かしそうに話していた。当時の弦氏は“田村進二”として歌っており、のちに北島の勧めで作曲の道へ進むことになる。

3人によるトークの前、松前は座る椅子の高さを調整してくれた三山に対して、「よくできた婿でございます」と笑いをとっていたが、いまや著名な作曲家となった弦氏が、自身の新曲「おんなの恋路」と、本当の家族ともなった三山の作品を手がけてくれたことに「まさに身内です」と縁を感じていた。

三山ひろし

弦哲也氏によるギター演奏で、「恋・・・情念」を披露する三山ひろし

ステージではギターの名手でもある弦氏の演奏で、三山が「恋・・・情念」を披露すると明かされると、大きな拍手が沸いた。

「初めて聞かせていただきます。皆さん、これ(この機会)は本当に素晴らしいと思います」と松前が話すと、三山も「素敵な弦先生のギターで私の新曲を歌わせていただきます」と、特別な雰囲気のなかで「恋・・・情念」を聞かせた。

弦哲也

「天城越え」を届ける弦哲也氏。

『あさうたワイド』では、3月14日にこのシーンが放送される。3月7日にはオリジナルカラオケによる「恋・・・情念」が届けられる予定で、視聴者にとっては聴き比べを楽しむことができそうだ。弦氏は「天城越え」もギターの弾き語りで歌っており、こちらも放送をお楽しみに!

朝花美穂 朝花美穂
▲朝花美穂は「しゃくなげ峠」と新曲「兄(あん)さ恋唄」を披露。恋の歌を朝花ならではの世界観で届けた。

一条貫太
▲一条貫太はコンサートでは必ず披露する”十八番”「北海の篝火」と、デビュー5周年記念曲「男の漁場」を力強く歌った。

はやぶさヒカルヤマト

▲”新世代歌謡グループ”のはやぶさ(ヒカル、ヤマト)は日本クラウン移籍第2弾となる新曲「赤坂レイニー・ナイト」と、タイプBカップリング曲「夜霧のムーンライト」を歌唱。2月21日発売の新曲を一足早く聴かせた。

金沢明子
▲金沢明子はヒット曲「イエローサブマリン音頭」と、昨年12月に発売した「ヒヨコグサ」を届けた。新曲はいままでの金沢の作品とは異なる、新しい一面が発揮された一曲。

スペシャルコンサートでは、松前と三山の司会によりゲスト歌手とのトークと楽曲も届けられた。登場順に朝花美穂は「しゃくなげ峠」と新曲「兄さ恋唄」を、一条貫太は「北海の篝火」と新曲「男の漁場」を、はやぶさは2月21日に発売する新曲タイプBのカップリング曲「夜霧のムーンライト」と新曲「赤坂レイニー・ナイト」を、そして金沢明子が大ヒット曲「イエローサブマイン音頭」と新曲「ヒヨコグザ」をそれぞれ届けた。

一条貫太、金沢明子

金沢明子と一条貫太が「もしかしてPARTⅡ」をデュエット。

はやぶさ、朝花美穂

はやぶさのヒカルとヤマト、朝花美穂は「東京ナイト・クラブ」をムーディーに届けた。

またテレビでは放送されない、このコンサートならではのアトラクションとして、金沢明子と一条貫太が「もしかしてPARTⅡ」と、はやぶさの二人と朝花美穂が「東京ナイト・クラブ」をコラボして披露した。公開収録だったスペシャルコンサートだが、このコラボは会場に参加したファンだけの特典だった。

三山ひろし

コンサートのエンディングには全員が再登場し、「三百六十五歩のマーチ」を合唱した。


北の大地からの新星・小山雄大のニックネームは”ジャガー”!?

『あさうたワイド』スペシャルコンサートでは、作曲家の弦哲也氏が4月10日にキングレコードから「道南恋しや」でメジャーデビューする小山雄大を紹介した。小山は松前と三山が所属するミイガンプロダクションに昨年9月から所属している。

「作家というのは、作品をつくるだけじゃなくて、新人歌手を育てるというのも、ひとつの仕事だと思います。ここ7年ぐらい、私のもとでレッスンをしてきた子です。やっとデビューが決まりました」

弦氏による呼び込みによりステージに登場した小山は、「北海道札幌市出身の小山雄大と申します」とあいさつすると、ミイガン所属以来、ずっと三山のコンサートに帯同し勉強してきたと、松前が明かした。

小山はこのスペシャルコンサートでは前説を務め、出演者の紹介などを行っていた。

小山雄大

観客からは早速、「雄大!」という掛け声がかかっていたが、三山が「皆さんにかわいがってもらえるニックネームがつくといいですね。たとえば“雄ちゃん”とか」と話すと、弦氏はすでに小山にはニックネームがあると明かした。その名は、“ジャガー”だ。

「うちのファミリーは彼のことを“ジャガー”と呼んでいます」

三山「かっこいいじゃないですか!」

「動物のジャガーだと思いましでしょ。いえ、ジャガイモの“ジャガー”です」

会場中が大爆笑に包まれるなか、三山が「北海道ならではですね」とフォローすると、弦氏は「ええ、味があります」と小山を持ち上げていた。ただ、松前が「顔がジャガイモっぽいってこと?」と追い打ちをかける一コマも。

デビュー前からエピソードトークのネタをもらった小山。民謡で鍛えた歌唱力と、弦哲也氏のもとで磨いた表現力をもって、キャッチフレーズ“マジックボイス 小山雄大”としてデビューする日が刻々と近づいている。

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