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入山アキ子

入山アキ子が新春コンサートで奇跡に感謝。新曲「人生七曲り」を流行歌に! 入山の新定番“オトコウタ”をピアノ一本で!

入山アキ子が1月22日、東京・練馬区のIMAホールで「入山アキ子 アコースティックコンサート~昭和歌謡オトコウタ VOL.4」を開催した。恒例の新春コンサートは、本来なら食事をしながら過ごすコンサートとして開催してきたが、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大が懸念されることからホールにて開催。看護師の資格を持ち、健康講座も行っている入山の知識や経験も生かし、感染対策を万全にしながら歌声を届けた。

コンサートは換気タイムを挟んだ2部構成で行われ、第1部はオリジナル曲を聴かせた。昨年9月にリリースした新曲「人生七曲り」から歌い始めた入山。同曲は70~80年代にキャンディーズの数々のヒット曲を手がけた穂口雄右氏の作品で、入山の新たな一面を引き出しつつ、入山自身が等身大で歌える、人との出会いの素晴らしさを伝える歌だった。

「このような状況下、新曲のCDが出せたことが奇跡、歌えることが奇跡、そしてこうしてコンサートを開催できることが奇跡です」

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ステージに立てる喜びを感じながら、入山は様々な思いを抱く作品を歌っていく。

入山は昨年、二人の大切な人を失っていた。一人は所属会社の和久井保社長。もう一人は恩師の作曲家・鈴木淳氏だった。

「1年の間に大きな別れを2回経験しました。とてもショックで・・・」

感染防止対策から客席は一席飛ばしとなっていたが、空いた席には亡くなってしまったけれど、これまでお世話になってきた方が座って聴いていてくれると思います、と入山は和久井社長や恩師・鈴木氏にも届くように歌ってゆく。

「歌う度に明日に生きようという気持ちになる」と、デビュー10周年記念曲として悠木圭子氏が作詞し、鈴木氏が作曲してくれた「知床岬」、テイチクから再デビューした2008年の「ザンザ岬」、和久井社長と出会った2014年の作品から「紀淡海峡」など。

入山はこれまでに鈴木氏の作品を15曲歌っており、「作品を埋もれさせないように、これからもずっと大事に歌っていく」とその決意を伝えていた。

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また「ザンザ岬」では、紺地に波の柄が描かれた着物に着替え、「皆様につくっていただいた着物です」と感謝していた。

「お金も人も何もなかった頃でしたが、皆様からいただいたお気持ちを一年間貯めて、つくらせていただいた着物です」

入山は自身が作詞し、新曲「人生七曲り」のカップリング曲として収録した「義理と人情と愛をのせて」、入山の母との絆をモチーフに、夫婦でもある悠木氏と鈴木氏の2人が「プレゼントだよ」とつくってくれた「きずな道」を披露すると、コンサートは第2部へと引き継がれた。

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第2部はピアノ演奏で聴かせる「アコースティックコンサート」だった。サブタイトルが「昭和歌謡オトコウタ」。昨年11月に1回目を開催し、今回が4回目だった。

「入山がオトコウタを歌うとどうなるか。50回やってみようよ」

キャンディーズなどを育てた音楽プロデューサーの松崎澄夫の発案だった。70年代~80年代に家族みんなで楽しんだ流行歌。中でもオトコウタをピアノ一本で入山が歌う。新曲「人生七曲り」が世代を問わず愛される流行歌になってほしい、という願いも込められた企画だった。

この提案された時、入山は「50回もできるのだろうか」と不安もあったが、やってみると、新しい発見もあり、入山のスタンダードとなりつつあった。

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所属するレコード会社の大先輩・菅原都々子からもらったというドレスで再登場した入山は、「テイチクにいてよかったなと思います」と語り始める。

「なんと、菅原都々子 大先輩から衣裳をいただいて、今日、着てみました。菅原大先輩の衣裳が入りました・・・・笑うところじゃないですよ!」

「月がとっても青いから」の大ヒットで知られる菅原は、第1回NHK紅白歌合戦(1951年)のトップバッターとして「憧れの住む町」を歌唱している。

今回のオトコウタは「北の旅人」(石原裕次郎/1987年)、「もしもピアノが弾けたなら」(西田敏行/1981年)、「時が過ぎゆくままに」(沢田研二/1986年)、「釜山港に帰れ」(チョー・ヨンピル/1972年)、「嫁にこないか」(新沼謙治/1976年)。そこに、“ボクらのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる”と、坂本九が1963年に歌い、今や国民ソングとなっている「見上げてごらん夜の星」を加えた6作品を、入山は一曲一曲、曲への想い、曲にまつわるエピソードを紹介しながら歌っていく。

入山アキ子

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選曲は音楽プロデューサーの松崎だった。カラオケボックスで、これ歌ってみて、こっちも歌ってみてと、松崎は入山に様々な流行歌を歌わせ、昭和オトコウタ・ライブのための曲を選んでいったという。

アンコールは「人生七曲がり」をもう一度。和久井社長がプロデュースし、その和久井社長亡き後は、松崎がプロデュースを引き受けた作品だ。

「初めてデモテープをいただいた時は、本当に自然と涙があふれてきました。泣く私の姿を見て(和久井)社長が『入山アキ子の歌ができた。これで大丈夫だ!』と笑っていらして……。その4日後に、社長はこの曲を歌う私の声は聴かずに旅立たれました。とにかく素敵な作品ができたと喜ばれていましたので、『今度こそ。心機一転』という気持ちで歌い、挑戦していこうと思っています」

入山アキ子

新曲インタビューの時、そんなふうに語っていた入山は、「これまで関わって応援してくださった皆様のおかげで今があります。この歌を流行歌(はやりうた)に! 昔、自分が小さかった頃、両親と一緒に楽しんだ、そんな歌になってくれたらいいなと思います」と、「人生七曲がり」を届けると、「またお会いしましょう」と観客に再会を呼びかけた。

「看護師から歌の道に入ってきて、右も左もわからない中、今日までやってこられたのは、不思議なぐらい奇跡です」

その奇跡に感謝し、支えてくれたみんなにお返ししたい。そのためには「とにかくお元気で!」と願った。

 

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2021年9月15日発売
決意と感謝の思いを乗せて歌う
入山アキ子「人生七曲り」

「人生七曲り」
作詞・作曲・編曲/穂口雄右
c/w「義理と人情(なさけ)と愛をのせて」
作詞/入山アキ子 作・編曲/穂口雄右
テイチクエンタテインメント TECA-21048 ¥1,350(税込)


2021年10月20日 発売
アルバム「入山アキ子 全曲集」
入山アキ子

テイチクエンタテインメント TECE-3649  ¥3,100(税込)

収録曲
1、月に笑う蝶
2、女の恋ざんげ
3、みだれ舞い
4、紀淡海峡きたんかいきょう
5、知床岬
6、ザンザ岬
7、秋芳洞愛歌
8、きずな道
9、不如帰
10、雨に散る花
11、女・なみだ酒
12、秋はあなたと共に
13、信濃慕情
14、雨のよりそい花
15、大事な人だから
16、哀恋歌

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