
入山アキ子が列島縦断カラオケ全国決勝大会を開催。予選を勝ち抜いた24名が競い、和歌山から参加の東口晃世さんが優勝。
入山アキ子の昭和オトコウタコンサートと併催される形で行われた「列島縦断カラオケ全国大会」。最新曲「ザンザ岬(ニューバージョン)」のリリースを記念して開催され、今回は全国4カ所(東京・北海道・和歌山・山口)で予選会が行われ、3月23日には埼玉・所沢市の所沢市民文化センター ミューズのマーキーホールにて、予選を勝ち抜いた24名による決勝大会が行われた。

予選会を通過し、決勝大会に進んだ精鋭と入山アキ子
課題曲は「ザンザ岬(ニューバージョン)」ほかカップリング曲として収録された「紀淡海峡」と「秋芳洞愛歌」の3曲。「紀淡海峡」(2014年)は夕日のように燃える恋を歌った入山の代表曲。「秋芳洞愛歌」は、故郷・山口県美祢市の”美祢市ふるさと交流大使”に任命された入山が、過去の名曲を蘇らせ、シングル「紀淡海峡」のカップリングに収録していた。
司会は日本司会者芸能協会 副会長でもある牧野尚之。審査員は笹森文彦氏(日刊スポーツ/元・日本レコード大賞審査委員長)、高田浩希氏(音楽プロデューサー)、近藤芳樹氏(テイチクプロデューサー)の3人が務めた。

優勝:東口晃世さん(和歌山県)歌唱曲「紀淡海峡」
優勝は和歌山県から参加し、「紀淡海峡」を歌唱した東口晃世さん。「声をもっと前にズドーンと出してほしい」と注文されたが、「できると思います。細かいテクニックはお持ちで申し分なかった。ビブラードもすごく上手でしたし、素晴らしかった」(近藤審査員)と評価された。
審査結果は各賞に続いて3位、2位、そして優勝と発表された。そのため東口さんは「最後まで名前が呼ばれなかったので落ちたかと思った」そうだが、最後の最後に自分の名前が呼ばれびっくりしたと話していた。
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2位:稲葉雅一さん(茨城県)歌唱曲「紀淡海峡」

3位:長谷川貴子さん(大分県)歌唱曲「紀淡海峡」
2位は稲葉雅一さん(茨城県)、3位は長谷川貴子さん(大分県)だった。稲葉さんも長谷川さんも「紀淡海峡」を歌っての入賞だった。
審査員の笹本氏は「いかにカラオケを愛しているかを基準に審査した」と言い、審査員3名による総合評価で1位~4位までが「紀淡海峡」を歌唱した出場者だったと明かした。

左から長谷川貴子さん、東口晃世さん、入山アキ子、稲葉雅一さん

入山アキ子 列島縦断カラオケ全国決勝大会の優勝者・東口晃世さんはZANZAバンドによる生演奏に乗せて、もう一度、「紀淡海峡」を熱唱した。
また高田氏は「さすが決勝戦。皆さん、歌を解釈して伝えようという気持ちが出た上で、個性・色がついていました。ただ、カラオケの音と寄り添うことをもう少し研究されるといいと思いましたが、入賞された方はそれができていました」と総評し、近藤氏は「差はほとんどなく、今日の出来で審査しました。皆さんに賞を差し上げたい気持ちでした。あらためて歌は十人十色だと感じた大会でした」とコメントした。

「入山アキ子 列島縦断カラオケ全国決勝大会」の入賞者と記念撮影
なお、上位3名のほか以下の方が入賞した。
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ベストパフォーマンス賞:板橋有理さん(栃木県)歌唱曲「ザンザ岬」
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MVP賞:春山江利子さん(東京都)歌唱曲「ザンザ岬」
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入山アキ子賞:小野瑞季さん(栃木県)歌唱曲「ザンザ岬」
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審査員特別賞:稲葉幸恵さん(茨城県)歌唱曲「秋芳洞愛歌」
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努力賞:廣川康之さん(埼玉県)歌唱曲「ザンザ岬」
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敢闘賞:北口幸恵さん(北海道)歌唱曲「秋芳洞愛歌」
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優秀賞:山本周二さん(山口県)歌唱曲「紀淡海峡」
2024年8月7日発売
入山アキ子「ザンザ岬(ニューバージョン)」

「ザンザ岬(ニューバージョン)」
作詞/星野哲郎 作曲/鈴木 淳 編曲/南郷達也
c/w「紀淡海峡(ニューボーカルバージョン)」
作詞/悠木圭子 作曲/鈴木 淳 編曲/前田俊明
c/w「秋芳洞愛歌(ニューボーカルバージョン)」
作詞/星野哲郎 作曲/鈴木 淳 編曲/前田俊明
テイチクエンタテインメント TECA-24040 ¥1,500(税込)