音楽トーク番組『寺西優真のMUSIC JUMP』の公開収録＆サマーコンサート。葉月みなみがMCに初挑戦し、特別ゲストに山本リンダが出演

シンガー・ソングライターの寺西優真が総合司会を務める音楽トーク番組『寺西優真のMUSIC JUMP』の公開収録＆サマーコンサート2024が8月31日、東京・新宿区のシアターマーキュリー新宿で開催され、“マジカルボイス”の葉月みなみがMCに初挑戦した。またスペシャルゲストに山本リンダが駆けつけ、寺西とのデュエット曲をステージ初披露した。

『MUSIC JUMP』と総合司会を務める寺西優真と、音楽番組初MCを経験した葉月みなみ

『寺西優真のMUSIC JUMP』はこれまでスタジオで収録されてきたが、コンサート形式による公開収録は今回が初めてとなった。

番組が始まり、寺西と葉月がステージに登場すると、葉月は「番組のMCをさせていただくのが初めてになりますので、緊張しています」とあいさつした。すると寺西は「葉月さんはいつもトークが楽しいので、てっきり慣れていらっしゃるのかと思いました」と驚いていたが、葉月は「優真さんや皆さまのお力をお借りしながら頑張らせていただきます。今日は素晴らしいアーティストの皆さまが大集合されていますので、緊張しながらもワクワクしています」と、MCとして進行した。

最初に2人がステージに呼び込んだのは、AIJU（アイジュ）だった。今年3月にデビューしたばかりで、こうしたステージで歌うのは初めてだと明かしていたが、「朝、楽屋に入ったときはドキドキしていましたが、共演者のおかげでとても楽しい時間になりました」と笑顔を見せていた。

AIJUはデビュー曲「桜、ゆらり」などを歌唱した。同曲はAIJUが“桜”に、応援してくれるすべての人への感謝の思いを重ねた作品で、「本気で歌手になりたいと思ったときに思い浮かんだのが大好きな桜だった」という。

次に登場したのは、シンガー･ソングライターの小松みゆ。寺西とはドラマで共演した経験もある。明るく笑顔が素敵な小松は、出身地・群馬への愛が溢れる「万歳卍群馬」や「半額ホルモン」などを披露した。

「半額ホルモン」は「歌でハッピーを届け、世界で活躍したい」という小松の夢を、いつかは夜景の見えるマンションで優雅に暮らし、キャビアやフォアグラ、トリフといった高級食材を定価で買うぞ！という思いに乗せて歌っている。

“半額ホルモン 半額ホルモン”というフレーズが耳に心地よく、曲終わりで登場した葉月は、「もう覚えちゃいました」と笑顔を見せた。

一方、寺西は「半額ホルモンという発想はどこから来たの？」と驚いていたが、小松は「（スーパーなどで）半額の商品をみたら、私のことを思い出してね」とアピールした。

さあ、ここで特別ゲストの登場だ。1966年、15歳のときに「こまっちゃうナ」で歌手デビューした山本リンダがステージに呼び込まれた。

山本はこれまでにも『MUSIC JUMP』に出演しているが、歌を披露するのは今回が初だという。

抜群のプロポーションの山本がステージに登場すると、会場は一際盛り上がる。寺西が質問をしようとすると、山本は「聞いてなかったわ。リンダ、こまっちゃう」と会場を笑顔にさせる茶目っ気も見せつつ、代表曲「狙いうち」、最新曲「明日への翼」をまずは激しいダンスとともに届けた。

そして、寺西と一緒に「どうにもとまらない2024」を熱唱した。作詞・阿久悠氏、作曲・都倉俊一氏が手がけた「どうにもとまらない」は1972年にリリースされ大ヒット。以来、ずっと歌われ続けてきたが、寺西が新たに編曲し、デュエット曲へと生まれ変わらせたのが、「どうにもとまらない2024」だった。

山本の登場で盛り上がった番組の後半は、葉月みなみのステージで始まった。葉月は世界配信曲第1弾の「レイニー･バスステーション」やアップテンポでノリのいい「風の東京」を披露すると、最新曲「恋は素敵なショータイム」を歌った。

葵司朗とデュエット曲として話題の同曲だが、今回は葉月が全パートを歌唱。フルートを演奏しながらのステージに、観客も“ジンとしてキュン”とした。

「お客様がサビとなる“ジンとしてキュンとして”の振りを真似てくださっているのが見えてうれしかった」

葉月の笑顔のあとにトリとしてステージを務めたのは、もちろん寺西優真だ。ダンスを披露しながら歌う最新曲「ひかル」（徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第一弾シングル）と、今年1月1日に発生した能登半島地震の哀悼歌として自身が作詩・作曲・編曲したバラード曲「ヒマワリ」の2曲を披露した。

公開収録後、寺西が「『MUSIC JUMP』は音楽トーク番組ですが、番組内で歌唱しての収録は今回が初めて。お客さんの前で歌を歌えてすごくうれしかった」と語ると、葉月はは「初めてMCをやらせていただいてすごく緊張しましたが、勉強になりましたし、滅茶苦茶楽しかったです。お客さまも温かい拍手をくださり、優真さんも温かく支えてくださってうれしかったです」と感想を述べた。

また、山本は「優真さんとはスタジオではいつもご一緒させていただいても、お客さまの前で『どうにもとまらない2024』を歌ったのは初めて。今日はお客さまがすごく喜んでくださいました。優真さんが大好きなお客さまがたくさんいらっしゃって、優真さんは幸せ。優真さんは才能のある方なので、これからもこの芸能界で長く活躍していってくださいね」と寺西をねぎらった。

『寺西優真のMUSIC JUMP』の公開収録は昼夜2回行われ、夜の部ではAIJU（アイジュ）に代わって、アイドルユニット「終末のアンセム」が登場。最新曲「ANTHEM」などを歌った。

昼の部の公開収録＆サマーコンサートに出演したメンバー。右からAIJU、小松みゆ、葉月みなみ、寺西優真、山本リンダ、類（ダンサー）、KIRIKA（ダンサー）

この日の模様はYouTube配信やテレビ放送でオンエアされるが、配信日や放送日などの詳細は後日発表される。寺西優真など出演者のSNSやHPをチェックしてほしい。

「山本リンダさんや、寺西優真さん、出演者の皆様の素晴らしいステージ、歌唱、トークをぜひ、楽しみにしていてください。そして、この番組で私のことを初めて知ってくださる方もいるかと思いますが、曲を覚えて歌ってくださいね」

葉月が視聴者へのメッセージを届けると、寺西は「日本では昨今、台風や地震など大きな災害が頻発しています。この『MUSIC JUMP』が少しでも皆さんの心の娯楽になればいいなと思います。歌って、人を救う力がありますので、ぜひたくさんの方に観て、聴いていただきたいですね」と語った。

なお、葉月は、BS12で10月から放送される新番組『歌謡サテライト　湯原昌幸と共に』（毎週水曜、5:000～5:30）にレギュラー出演が決定した。