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中村美律子

中村美律子が新曲「銀の雨」キャンペーンで、ファンと相合い傘でツーショット。さて、中村の相合い傘胸キュンエピソードは?

中村美律子が5月24日、東京・台東区のCDショップ「浅草 音のヨーロー堂」で新曲キャンペーンを行った。昨年デビュー35周年を飾った中村の今年の勝負曲は「銀の雨」(5月25日発売)。作詞が坂口照幸氏、作曲が弦哲也氏、そして編曲が伊戸のりお氏。長年連れ添った二人の愛情がほのぼのと歌われている。

「ヨーロー堂さんでのキャンペーンは5年ぶりです。5年前のときは土砂降りで、人力車にも乗せていただいたんですが、周りがビニール袋で囲まれていました。『こんな雨の日に、乗るの?』って思った記憶がありまして、それがトラウマになっていました。ですから、今回も雨が降ったらどうしようかと心配していましたが、すごくいいお天気に恵まれてホッとしています。『銀の雨』はしっとりとしたタイトルですが、ほのぼのとした夫婦愛の作品なので、私も歌っていて幸せになれます。皆さんにも幸せを感じていただきたいので、早くCDを買って聴いてください! という心境です(笑)」

中村美律子

ファン代表として音のヨーロー堂の松村好司さんと相合い傘に収まった中村美律子。上京すると、牛タンの「ねぎし」によく行くという。「大阪にはなくて、『なんでないん?』って聞いたんですが、店員さんは『さあ?』(笑)」。また健康管理も兼ねて、午前中、時間があるときは皇居の周りを散歩していると話していた。

『銀の雨』には、“人のご縁は つながるように”という歌詞がある。中村はマネージャーと、“ご縁”について話すことがよくあるという。

ミュージックビデオの撮影も浅草だったといい、たまたま見つけて入った甘味処も「音のヨーロー堂」の裏手にあったという。縁でつながった音のヨーロー堂での今回のキャンペーンで、四代目若旦那・松永好司さんと相合い傘に収まり笑顔を見せた中村は、この作品の縁について話した。作詞家の坂口氏との縁だ。

「無口で変わった人かなというのが第一印象でしたが、でも、どこかで微笑んでくださっている方でした。そんな坂口先生には、29年前に『袖擦坂』という作品をいただきました。すぐに歌詞を忘れてしまう曲もありますが、『袖擦坂』の歌詞は情景が浮かび、忘れません」

すわり直して 盃ふせて 俺の女房に なれと云う・・・・。「袖擦坂」の歌詞を語り聴かせる中村は、「坂口先生のお人柄がそのまま歌になったような作品でした」と続けた。

「今回、29年ぶりに坂口先生が『銀の雨』という作品を書いてくださったのですが、この曲も同じでした。坂口先生による“中村美律子”のイメージはずっと変わらず続いていたのかなと思いました。大阪では“へんこ”と言いますが、『銀の雨』の主人公は、我が道を行くというか、コツコツとやっていく一途な男性に惚れた女性です。29年目のプロポーズのような作品です」

しかし、その坂口氏は今年3月に亡くなってしまった。

「作家の先生とお会いするのは、レコーディング当日というのが普通です。ですから今回もレコーディングを楽しみにしていました。ところがお亡くなりになってしまって。先生はメロディーがついたご自分の作品も、私の歌声も聴かずに・・・・。『自分の詩しか知らない。私が歌わせていただいたのに、歌も聴かずに逝ってしまったなんて!』。そんな思いです」

コロナ禍でのキャンペーンということもあり、ヨーロー堂にはファン限定20名を招待。代わりに同時配信を行いながら、中村は「銀の雨」のほかカップリング曲「明けの明星」や、代表曲「島田のブンブン」、昨年、デビュー記念日である8月25日に発売した35周年記念曲「命の花道」を聴かせた。

坂口先生の遺作となってしまった「銀の雨」。中村は大切に歌い続けていくという。

「デビューが遅かったので、昔は『マイペースじゃなく、バイペースで頑張ります』ってよく言っていましたが、今はバイペースで行けるほどの元気はありません(笑)。でも、病気にならないように、これからも好きな歌を歌っていけるよう、自分なりのマイペースで頑張ります」

ちなみに、『銀の雨』の歌詞には“相合い傘”が出てくる。相合い傘での胸キュンエピソードについて質問された中村は、「そんなん、なかなかありません」と照れ笑い。

「『銀の雨』の相合い傘は、本当は傘を差すほどの雨でも距離でもないと思います。それでも主人公の女性が男性との相合い傘を“きっと絵になる 私たち”と楽しみます。梅雨時の今にぴったりな情景かなと思いますが、私の場合は、『私、一人で先いくわ』って傘に入らないと思います(笑)」

デビュー記念日の8月25日には大阪・新歌舞伎座でのコンサートも予定されており、「まだ言えませんけど」と、サプライズも予定していると、元気なみっちゃんだった。

 

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2022年5月25日発売
中村美律子「銀の雨」
中村美律子

「銀の雨」
作詞/坂口照幸 作曲/弦哲也 編曲/伊戸のりお
c/w「明けの明星」
作詞/麻こよみ 作曲/弦哲也 編曲/伊戸のりお
キングレコード KICM-31067 ¥1,400(税込)

長年連れ添った男女の絆・愛情が感じられる表題曲「銀の雨」。カップリングには人生の応援歌「明けの明星」が収録される。「『明けの明星』は、今はつらいけど、いいときはいつかきっと来るから、という応援歌です。最初、デモを聴かせていただいたときとは違って、アレンジが入ると、こちらが表題曲になってもいいんじゃないかと思うほど印象が変わりました。編曲の伊戸のりおさんに、思わずこう(サムアップ)したぐらいです。根性ものの作品はたくさんありますが、『明けの明星』はボレロなので迫力を感じていただけると思います」(中村)

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