中村美律子がファンとのお散歩会を再開！新曲「晩酌」にちなんで酒蔵通りを散策。亡き上岡龍太郎さんの作詞作品「美律子の河内音頭～酒飲め音頭」も披露し、配信も決定！

2023.06.29

中村美律子が6月29日、ファンとのお散歩会「美っちゃんとゆる～り散歩」を実施した。新曲「晩酌」の発売を記念して3月に、コロナ禍で自粛していたオープンスペースでのキャンペーンを地元大阪（八尾）で開催したのに続くファンイベントで、2019年以来のお散歩企画となった。

お散歩会は、2003年に自身の健康維持も兼ねてファンの皆さんと大阪城公園でウォーキングしたのが始まり。だが、2019年11月は大阪・舞洲へ散歩したのを最後に、コロナ禍で自粛せざるを得なかった。

第56回目となるお散歩会「美っちゃんとゆる～り散歩」は、阪神西宮駅からスタートし、西宮神社でお参り。その後、酒蔵通りを歩き、新曲「晩酌」のコラボで純米大吟醸晩酌オリジナルボトルを作ってくれた日本盛の「酒蔵通り煉瓦館」までを歩くコースを設定。食事あり、生歌あり、希望者には工場見学ありのイベントとなった。

中村美律子

参加した約60名のファンを前に中村は、「『晩酌』の曲に酔っただけでなく、さっきから２杯飲んでしまって、これがなんとも気持ちいい。２杯と言ってもお猪口やで。以前は、アルコールがだめだったのに最近は少し飲んで心地よくなれるようになりました。今日は楽しい時間を過ごしてください」と語り、新曲「晩酌」「酔いしぐれ」など全５曲を披露した。

また新曲「晩酌」を、参加者３名に１コーラスずつ歌ってもらうコーナーを設けるなど、ファンとの交流も計り、終始楽しい雰囲気だった。

さらに先日亡くなくなった上岡龍太郎さんとのエピソードを披露した。今回のお散歩会のスケジュールが決定した時に、散歩コースを考えて「美律子の河内音頭～酒飲め音頭」は絶対に歌おうと心積もりをしていたという。

「作詩の三池嵐次郎（ミイケランジロウ／上岡龍太郎）さんの訃報に接し、どうしようかと迷いましたが、供養と思って明るく歌うことにしました」

同曲は中村の十八番、河内音頭を宴会ソングとして蘇らせた作品。2016年に中村のデビュー30周年記念曲「土佐女房」のカップリング曲として収録されたが、「作詩家はどんな人かと聞かれたら、『医者から余命20年を宣告された大阪のおっちゃん』と説明しておいてや」と言われたという。またステージでは歌っていたが、テレビでは歌う機会がなかった“酒飲め音頭”をこのほど音楽番組『徳光和夫の名曲にっぽん』（BSテレ東／毎週金曜日午後７時～）で収録したと明かし、「テレビで観ていただくのを楽しみにしていたのに叶わなかった」と話していた。放送予定日は７月21日。

なお、「土佐女房／美律子の河内音頭～酒飲め音頭」が７月5日から本格配信（一部音楽サービスでは配信済み）されることが決まった。