花咲ゆき美

花咲ゆき美の歌声が優しく胸に沁みわたる〜新曲「純情みれん」〜

“華やかに、甘酸っぱい、青森生まれのリンゴボイス”の花咲きゆき美が、11月10日に新曲「純情みれん」を発売した。愛を知り、哀しい別れを経て大人になっても、心の中にある純情なあの頃の思いは永遠……。オリジナリティー豊かなメロディーに乗せて、切ない女心を歌い上げる。

花咲ゆき美

心にグッとくるメロディーが切ない恋物語を彩る

 

「ディレクターさんが私が定期的に開催しているアコースティックライブで高田みづえさんの『秋冬』を私が歌っているのを聴いて、もし自分が曲を制作するならこういう曲を歌わせたいと思っていたらしいんです。そこで、まず国安修二先生にお願いしてメロディーを作っていただきました。私はこの曲を初めて聴いた時は、バラードの要素もありつつ歌い上げるんではないんだけれど心にグッとくる感じがいいなと思いました。ここに石原信一先生がどういう詞をつけてくださるのかなって、とても楽しみでした」

11月10日に発売された花咲ゆき美の新曲「純情みれん」は、前々作「恋樹氷」(2019年)、前作「雪窓」(2020年)を生み出した石原信一氏と国安修二氏が手がけた、1970年代から80年代のアイドルや当時流行っていた歌謡曲をコンセプトに制作された作品。令和の世になっても色あせることなく、むしろ輝きを放つ昭和の流行歌の香りをまとった、ひと言で言えば「オシャレな」一曲である。

「いつもそうなんですけれど(笑)、今回も切ない別れを歌っています。ですが、これまでの作品の主人公の女性だったら愛した人を忘れられないからその人以外の恋もしない、という感じなんですけれど、この女性は2番では別の恋もしているんですよ。しているんだけれどやっぱり忘れられない。ピュアな自分でいるためには、どこか芯が強くなくちゃいけないと思うんです。だからそういう強い部分も表現したいなと思って、サビの部分はちょっと可愛らしさを出しつつ歌い、『あなたに逢いたい』から最後までは落ち着いた大人の女性をイメージして歌いました」

 

いまは 木枯らしが 吹き抜ける 失くした恋に
けがれなき 純情が いとしい…
あなたに 逢いたい せめて夢でも
壊れて 気づくの 愛の痛みに
(「純情みれん」歌詞より)

 

乙女と淑女。恋をしたことで幸せを知り、そして傷つき胸を痛めて大人の女性へ……。声色や息づかいでひとりの女性の成長を表現し、この作品で“歌手・花咲ゆき美”の成長も聴く人へ届けたいと向き合った。

「石原先生と国安先生のお二人の作品をいただくようになってからは、それまで歌っていた演歌・歌謡曲からはグッと自分の年齢に近づいてきた感じがしていましたけれど、この曲では、より等身大の自分に近くて歌いやすいストーリーだなと思いました。レコーディングの日に石原先生が『これはね、“冬ソナ”のあるシーンを思い浮かべながら書いたんだよ』って!先生ロマンチストだなぁって、驚きましたね(笑)」

その切ない物語を彩る個性豊かな国安氏のメロディーは、サビ前、サビ、最後と変化する独特な趣きを放ち、一度聴いたら耳から離れない。レコーディングにはもちろん国安氏も立ち会った。花咲はその独特なメロディーゆえ、歌うのに試行錯誤を繰り返したという。

「岩崎宏美さんや高田みづえさんのような実力派アイドル路線の歌い方、可愛らしいアイドルの歌い方、演歌調でこぶしをコロコロ回す歌い方……。いろいろやってみたんですよ。そうしたら先生方は、演歌とアイドルの間くらいがいいねと。何度も歌って、聴いてチェックしてまた歌ってと、今回は思っていたよりも時間がかかりました。サビのところは国安先生から『16ビートを感じて歌って』と言われたので、頭と体で16ビートを感じながら歌ったら、『それ!』ってOKをいただいて。頭の中でずっと「♪ツクツク、タカタカ」って繰り返しながら歌っていました(笑)」

演歌・歌謡曲とはまた違うメロディーへのアプローチは、苦しみもあったがそれ以上に新鮮だった。そして、どの世代が聴いても耳に、そして心に残るような楽曲に仕上がった。

「今までは“歌ってください”というのを前面に出した作品が多かったんですけれど、今作はサビ前、サビ、最後と3つのシーンがあるようなイメージで本当に色々な歌い方をしています。ぜひ私の様々な歌声を聴いて楽しんでいただきたいです。そしてこのコロナ禍で皆さんも色々なことを我慢されてきてストレスなども溜まっているかと思います。私の歌で少しでも癒やしと元気を届けられたらうれしいです」

“華やかに、甘酸っぱい、青森生まれのリンゴボイス”が、聴く人の心に優しく沁みわたる。

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2021年11月10日発売
花咲ゆき美「純情みれん」

「純情みれん」
作詞/石原信一 作曲/国安修二 編曲/矢田部正
c/w「フォーエバー・マイフレンズ〜永遠の友よ〜」
作詞/石原信一 作曲/国安修二 編曲/矢田部正
日本クラウン CRCN-8436 ¥1,350(税込)

「純情みれん」のカップリング曲「フォーエバー・マイフレンズ〜永遠の友よ〜」は、花咲にとって初めての英語のタイトル作品。やはり1970年代に流行したノリの良いダンサブルな歌謡曲風に仕上がっている。「学生時代、まさに青春時代を友だちとワイワイやっていた頃のことを思い出しながら歌っています。私がダンスの振り付けを考えました。私も踊りながら歌うので、そういうところも楽しんでいただけたらうれしいです!そして、今回はダンス動画コンテストも開催しますのでたくさんの応募をお待ちしています。キレッキレのダンスをぜひ送ってほしいです!(笑)」(花咲)

花咲ゆき美

Profile
花咲ゆき美(はなさき・ゆきみ)
1981年9月8日、青森県生まれ。小学校6年生の時に母親が経営するカラオケ喫茶で歌を歌っていたところを偶然居合わせた音楽関係者の耳に留り、「君の声は演歌に向いている」と言われたことがきっかけで演歌歌手を志すようになる。様々なコンテストに出場、好成績を残し、2002年から作曲家の新井利昌(としあき)氏に師事。2005年、日本クラウン制作部のオーディションで合格しレッスン期間を経て、2007年「哀愁本線」でデビューを果たした。以降もそのキュートな“華やかに、甘酸っぱい、青森生まれのリンゴボイス”と愛くるしいキャラクターで、多くのファンの支持を得る。2018年より定期的にアコースティックライブを開催。ピアノやハープ演奏など多才な一面も披露している。

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