伍代夏子が初の写真展「残像~アフターイメージ~」を開催。初日は着物姿で来場者をお出迎え。「私の写真を見て少しでも癒やされてもらえたら」
芸能生活40周年を迎えた伍代夏子の自身初の写真展「伍代夏子写真展 残像~アフターイメージ~」が10月1日、東京・港区のtokyoarts galleryで始まった。写真展は10月17日まで開催される。
同写真展は、これまで伍代が撮りためてきた写真の中から選りすぐりの40点が展示されている。展示方法や場内BGM、香りなどの演出にも伍代の意見が反映され、こだわりにこだわりぬいた写真展となっている。
「皆さんに見ていただきたい写真を選んで準備させていただきました。私がステージなどで緊張して歌っている一方で、こうして写真を撮っている時が心安まっているんだろうなって、そんなところも感じていただけたら。ストレスの多い昨今ですが、少しでも私の写真を見て癒やされていただけたらうれしいです」
写真点のキービジュアルは「雨上がりのベンチで・・・」とタイトルがつけられた作品。10年ほど前、代々木公園で撮影したものだという。伍代が写真にのめり込むきっかけとなった写真だ。
「健康のためにと思って毎朝続けていたのが代々木公園でのウォーキングでした。ある雨上がりの朝でした。朝靄の中、土のにおいと雨のにおいが立ちこめる中、すごく清々しい気持ちで撮影した一枚でした。高性能なカメラで撮影したものではなかったんですが、少し大きめに焼いてもらったら、皆さんから『すごくいいんじゃない』って言ってもらえたので、さらに大きく焼いて、自宅に飾っていました。昆虫の写真などを撮っていたので、ウォーキングの時もカメラは持ち歩いていましたが、まさか写真にのめり込むなんて思ってもいなかった時の一枚です」
伍代が写真を始めた記念の一枚として、展示では画材の透明メディウムによる加工を写真に施し、絵画のような雰囲気をもたせていた。「芸術的にさせていただいて(笑)。1点ものになります」(伍代)。
写真展のタイトル「残像~アフターイメージ~」には、伍代の写真家としての思いが表現された。
「撮影した写真を自宅で見ると、私の頭の中にあるイメージと違います。そこから色補正したり、レタッチしたりして、私が感じた色を再現します。自分の色を主張したいと、そこにこだわっています。私の中に残りイメージ。だから、残像というタイトルにしました」
伍代は日々、自身のInstagramに写真を投稿しているが、写真展に作品を展示するにあたり、一から撮影写真を見直し、レタッチなどもやり直したという。
また伍代は、撮影する際にはその背景まで考えて撮影していると話す。
「車から降りて一瞬で撮影された作品もありますし、動物などの撮影では5時間も寝そべりながらカメラを構えていたこともあります。動物を撮影する際には、その背景も考えながら撮影します。たとえば人里へ降りてきたヒグマは駆除されます。人に危害を加えるから駆除するのは仕方がないとしても、なぜ、ヒグマは出てきてしまうのか? ヒグマが住む環境が壊れているのが理由ですよね。だからといって、私には何もできませんが、そんなことを考えながら撮影しています」
「伍代夏子写真展 残像~アフターイメージ~」の初日は、台風の接近で悪天候に見舞われたが、伍代は白に金と銀の線が施された着物に紫色の帯という和服姿で、全国各地から来場した一人ひとりに“写真家”として笑顔で迎えていた。
「これからも大好きな写真を撮り続けて、2回、3回と写真展を開催していきたいですね。飛行機の機内誌に掲載された写真などを参考に、撮影に行きたいところをメモしています。”行きたいところノート”っていうのがあるんですよ(笑)」
なお、展示された写真は枚数限定で購入することも可能だ。また写真展開催を記念した写真集『残像 アフターイメージ』も会場で発売されている。こちらは展示されていない写真で構成されている。
伍代夏子Instagram”なっちゃん”
https://www.instagram.com/godai725_official/
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伍代夏子写真展 残像 ~アフターイメージ
写真展名:伍代夏子写真展 残像 ~アフターイメージ
開催期間:2021年10月1日(金)~10月17日(日)12:00~20:00
入場料:無料
開催場所:tokyoarts gallery(東京都港区麻布十番3-7-4)
※東京メトロ南北線/都営大江戸線 麻布十番駅 1番出口より 徒歩3分
写真展詳細:
https://www.tokyoartsgallery.com/single-post/godainatsuko_photo
写真展に関する問い合わせ:tokyoarts gallery
TEL=03-6427-6665
MAIL= info@tokyoarts.com
NEWS
2021年11月3日発売
伍代夏子『特選演歌・ヒット全曲集』
ソニー・ミュージックダイレクト MHCL-2943 ¥3,200(税込)
収録曲 1 雪中相合傘/2 鳴門海峡/3 恋挽歌/4 風待ち湊/5 北の舟唄/6 港恋唄/7 戻り川/8 ひとり酒/9 恋ざんげ/10 花つむぎ/11 雪中花/12 金木犀/13 矢車草~やぐるまそう~/14 忍ぶ雨/15 肱川あらし/16 海峡の宿
2021年7月21日発売
乱吹の中に咲いた、ひとつの命の傘・・・
伍代夏子「歌謡劇 雪中相合傘-科白編-」
2020年1月にリリースされた「雪中相合傘」は切なく、そして燃え上がるほどの強い愛に生きる女心を艶やかに歌った作品。揺れ動く女心の描写の描写に定評がある池田充男が作詞を担当し、弦哲也がメロディーをつけた。
「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」は詩情あふれる純愛物語の中に、劇中歌として「雪中相合傘」が歌われる。物語は、池田の作詞を原作として、映画監督や脚本家、放送作家、作詞・作曲家とマルチに活躍する杉崎智介が脚本化。クラシカル・クロスオーバーを軸に多彩なジャンルの音楽を手がけるピアニスト&作・編曲家の飯田俊明による壮大なメロディーが流れる中、伍代が物語を紡いでいく。約11分半におよぶ長編大作だ。CDとカセットの2タイプがあり、「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」のインストゥルメンタルも収録されているので、伍代のように歌謡劇を演じることもできる。
サブスク&ダウンロード
「歌謡劇 雪中相合傘―科白編―」ダウンロードはこちら
https://smdr.lnk.to/vl9pqX