
牧野尚之が素敵なファンの集いを開催。桜川たつる、myunとyayo~をゲストに、オトカゼのラジオ番組風演出で届ける歌謡ショーも
長年、ステージの司会を務めている牧野尚之が10月3日、東京・中野区のなかのZEROで「牧野尚之・マキマキ・マッキー・水沢良と素敵なファンの集い」を開催した。オトカゼのメインパーソナリティー“マキマキ”としてもお馴染みの牧野は、森昌子が2019年に引退するまでの13年間、専属司会を担当したほか、現在は中澤卓也のステージパートナーを務め、多くの歌手のステージにも司会者として上っている。“マキマキ” “マッキー”は牧野の愛称であり、歌手・水沢良としての顔も持つ。

第2部はマキマキがパーソナリティーを務めるオトカゼのラジオ番組「マキマキ 歌の交差点」の収録風の演出で名曲やリクエスト曲を届け、観客と一緒に楽しんだ。
そんな牧野尚之を慕うファンがこの日、全国から集まった。第1部で親交を温めたあと、第2部からはノンストップで音楽を届けた。第1部はオトカゼのラジオ番組「マキマキ 歌の交差点」の収録風演出で、観客は公開録音の観覧者としてリクエスト曲を楽しんだ。また第3部の歌謡ショーに登場する、イケメン演歌歌手の桜川たつると、昭和歌謡の伝道師 myunとyayo~がゲストとして番組風ステージに出演し、思い出の曲をリクエストした。
幼少の頃から歌手になるのが夢だった桜川は、地元新潟の作詞家、たかたかしに見い出され上京、2017年6月に「東京の女(ひと)」(テイチクエンタテインメント)でデビューした。

桜川たつるは、師匠・たかたかしが作詞した、西城秀樹の「情熱の嵐」をリクエスト。西城秀樹について、その歌声だけではなく、衣裳を含めたステージングにも憧れがあると話していた。
一方、myunとyayo~の2人組ユニットは、それぞれ芸能活動を続けてきたが、趣味のバンド活動を経て、「myunとyayo~」を結成。アマチュア時代から昭和歌謡を歌ってきた。2018年には日本コロムビアからアルバム『昭和アイドル歌謡ショー~あの頃のときめき~』をリリースしてメジャーデビューし、昨年2月にはセカンドアルバム『昭和アイドル歌謡ショー−輝いた時代を忘れないー』を発売した。
ともに60歳ということもあり、「天国に一番近いアイドル、2人合わせて120歳!」をキャッチフレーズに昭和アイドルの歌謡ショーを全国各地で届けている。60歳になるのを待っていたという2人は、「人生100年の時代ですから、2人合わせて200歳まで頑張ります」と笑顔を見せていた。

「天国に一番近いアイドル、2人合わせて120歳!」。昭和アイドル歌謡を歌うmyun(左)とyayo(右)。

昭和アイドルの女性の歌を歌うmyunとyayo~は、男性アイドル歌手の歌として、郷ひろみの「よろしく哀愁」をリクエストすると、“令和の郷ひろみ” 代表として、桜川が生歌を聴かせた。
第3部の歌謡ショーはまずは桜川たつるから。桜川と同じイケメン歌手・山内惠介の「恋する街角」を歌うと、「今日は僕のことをご存じない方がいらっしゃるかと思いますが」と話し始めた。
「こんなイケメンですので、ぜひ、覚えて帰ってください(笑)。久しぶりのステージで緊張しちゃっています。4年前に新潟から上京してデビューしましたが、コロナ禍で歌う場所が減ってしまいました。そのため今は新潟から仕事がある時に上京する形をとらせていただいていますが、コロナが収束したらまた東京を本拠地に頑張る予定です」
司会の牧野から「プロフィールに、職業=イケメンと書かれていますが・・・」と問われると、「自分に嘘がつけないので(笑)」と桜川。なんでも、自身のYouTubeチャンネルで若者の街、渋谷へ出かけ、「僕ってイケメンですか?」と100人に問いかけ検証したという。その結果、7割の若者が桜川をイケメンと評価。「もうイケメンじゃない、とは言えません。イケメン演歌歌手の桜川たつるです(笑)」と、アピールしていた。
桜川はデビューシングルの表題曲「東京の女(ひと)」と、ムード歌謡に仕上がったカップリング曲「君が好きだよ」を披露すると、新曲については「リリースを検討していた時にコロナ禍になってしまいました。でも、ワクチンの接種も進んでいますので、来年、新しい桜川たつるをお見せできるかなと思います」とコメント。どんな新曲が発表されるのか、楽しみに待ちたい。

牧野尚之が歌手・水沢良としてピアノの弾き語りでシャンソン「小さなシャンソンの店の片隅で」を披露する場面も。「シャンソンバーに行った気持ちになって聴いてください」。
後援会のメンバーが多数駆けつけたのはmyunとyayo~のステージ。ラストランナーとしてバトンを引き継いだ2人は昭和アイドル歌謡ショーで盛り上げた。
昭和42年(1967年)頃から昭和54年(1979年)頃に流行した昭和アイドルの曲を2人のハーモニーで聴かせるmyunとyayo~は、紙テープ(60年代、70年代のアイドルはやっぱり紙テープ!)が舞う中、南砂織や天地真理、太田裕美、桜田淳子、ザ・リリース、キャンディーズなどのヒット曲を熱唱。「私たち若くないのよ(笑)」と途中、息切れを見せながらも息の合った振り付けでも楽しませた。

myunとyayo~の軽妙なやりとりも面白く、なんと2人でM1グランプリに挑戦したこともあるという。結果は一回戦敗退。審査員から、年齢が高すぎると言われたというが、挑戦に年齢など関係なし!!

myunこと石川ミュン。高校2年生の時、平尾昌晃にスカウトされ上京。女優として活躍していた時期もある。明るい笑顔でショーを盛り上げる。

yayoこと中村弥生子。小学生の頃から歌やピアノを習い、歌手に憧れる。女子大生タレントや読者モデルとして活躍した時期もある。
またファンからカバーシングルとしてリリースしてほしいという声も多い「紅すずらんの伝説」や、オリジナル曲「ずるいひと」(中村弥生子/yayoが作詞。2019年に配信限定でリリース)も歌った。「紅すずらんの伝説」は茜まさおが作詞し、福岡出身のmyunに上京を決意させた平尾昌晃が作曲した隠れた名曲。2人組女性ユニット、ラブリーズが昭和53年(1978年)に歌った曲だ。さらに、誰もが知るヒット曲だけではなく、アイドル歌手発掘オーティション番組『スター誕生!』(日本テレビ系列)出身の黒木真由美、目黒ひとみ、石江理世が組んだユニット「ギャル」の楽曲など、お宝発掘とも言えるマニアックなアイドル歌謡も披露した。
午前と午後、全3部構成で行われた「牧野尚之・マキマキ・マッキー・水沢良と素敵なファンの集い」。最後は、全員で思い出として集合写真(撮影時のみマスクを外した)を撮影すると、出演者が森昌子の「せんせい」を歌唱して閉幕した。「音楽って、一瞬にしてその時代へ戻ることができます。素晴らしいですね。またお逢いしましょう」(牧野)。
myunとyayo~
公式HP
https://office-myun.jp/
2021年10月9日(土)には東京・原宿の「ラドンナ原宿」で、「myunとyayo~公式ライブVol.7昭和アイドル歌謡ショー」を行うほか、2021年11月21日(日)には東京・銀座の「GINZA Lounge ZERO」で「第1回栄えある! 日本レコード大SHOW」も開催する。詳しくはmyunとyayo~の公式HPまで。
桜川たつる
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/sakuragawa/
桜川たつるの楽曲情報などは、テイチク公式HP 桜川たつるページへ