伍代夏子がバースデーライブを念願のライブハウスで開催。「感謝の気持ちを忘れずに、これからも一歩一歩」

伍代夏子が12月8日、62回目の誕生日を迎え、東京・JZ Brat Sound of Tokyoでバースデーライブを開催した。かねてより伍代が「夢だった」という「ライブハウスで歌うこと」がついに実現し、今回の開催が決定。41年のキャリアにして、自身初となるライブハウスでのショーとなった。

昨年、芸能活動40周年を迎え、今年5月に発売した「時の川」がロングヒット中の伍代夏子。同曲は伍代自身にとっては久しぶりの純演歌作品だが、斬新な映像を駆使したミュージックビデオは日本国内のみならず、海外でも大きな反響があり、演歌作品としては異例の約80万回のYouTube再生回数を重ねている。

三味線を弾きながら、会場を練り歩き登場した伍代。粋な赤い縦縞の和服姿で客席からの突然の登場に、バースデーライブの幕開きは驚きと歓声と拍手に包まれた。

三味線を交えた生バンド演奏で３曲を歌唱した後、伍代は和装から一転、黒のロングドレスに着替え、松坂慶子のヒット曲「愛の水中花」を雰囲気たっぷりに披露した。

ちなみにこのとき、和装から洋装に早着替えをした伍代が要した時間は数十秒ほど。サプライズと言えるこの演出は、ショーにおいて伍代が特に強いこだわりを持つものだ。

「ライブハウスで歌うのは生まれて初めてです。とても楽しみにしていました」

バースデーライブ開催を喜ぶ伍代は、東京に生まれ育った生粋の江戸っ子である。続くコーナーではその東京を舞台にしたカバー曲をメドレーで歌唱披露した。

「東京ららばい」「メランコリー」など昭和を代表する名曲をクールに歌い上げると、締めくくりに歌唱した「あゝ無情」では、その意外性のある選曲に観客もうれしそうだった。

また、このコーナー中には、千昌夫、瀬川瑛子、坂本冬美、藤あや子などたくさんの歌手仲間、また、以前から親交の深い高島礼子などからサプライズでお祝いのビデオコメントが届き、会場に映し出された。すると、バースデーケーキが登場し、石原詢子など後輩歌手からの花束贈呈。突然のことに伍代は「こんなにうれしい誕生日は初めて」と、歓びの笑顔を見せた。

ショーも佳境に入ると、再び艶やかな和装に着替え、自身のヒット曲「満月」を披露。代表曲「恋ざんげ」「肱川あらし」、昨年発表した芸能活動40周年記念曲「人生にありがとう」、また最新曲「時の川」などのヒット曲が立て続けに届けられると、会場のボルテージは最高潮に達した。

「これからも“ありがとう”の五文字を忘れないようにしたい」

改めて今後の歌手人生への決意とともに感謝の気持ちを述べた伍代には、大きな拍手が贈られ、会場は温かい空気に包まれた。

伍代夏子 コメント
これまで誕生日は、家で過ごすことが多く、ライブでファンの皆さまと一緒に過ごすことは初めてでしたが、とても幸せな時間になりました。たくさんの方にお祝いしていただき、思い出に残る一日になり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも感謝の気持ちを忘れずに、一歩一歩頑張って歌っていきます。

伍代夏子 バースデーライブ
セットリスト
OP 新内流し
01 さのさ
02 すみだ川
03 深川くずし
04 愛の水中花
05 東京ドドンパ娘
06 東京アンナ
07 東京ららばい
08 メランコリー
09 赤坂の夜は更けて
10 あゝ無情
11　満月
12　恋ざんげ
13　肱川あらし
14　時の川
15 人生にありがとう
16 暁

2023年5月31日発売
伍代夏子「時の川」

「時の川」
作詞／田久保真見　作曲／徳久広司　編曲／南郷達也
C/W「千本曼殊沙華」
作詞／田久保真見　作曲／若草恵　編曲／南郷達也
ソニー・ミュージックレーベルズ　MHCL-3036　￥1,300（税込）

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