• HOME
  • 全ての記事
  • ニュース
  • 中村雅俊が57人編成のフルオーケストラと競演。歌手になって3つ目の夢を実現し、「夢の中にいる感じ」
中村雅俊

中村雅俊が57人編成のフルオーケストラと競演。歌手になって3つ目の夢を実現し、「夢の中にいる感じ」

中村雅俊9月が30日、東京・渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで、初のフルオーケストラとの競演コンサート「billboard classics 中村雅俊 Symphonic Live 2021~Before DAWN~」を開催、57人編成の大オーケストラで全14曲熱唱した。

俳優としての中村は、1974年、テレビドラマ「われら青春!」で主演デビューして以来、数々の映画やドラマ、舞台などに出演し、これまでに連続ドラマ34本を含めて、主演作品は100本を越え、今日まで第一線で活躍している。

一方、歌手としてもテレビドラマ「われら青春!」の挿入歌「ふれあい」でデビュー。いきなりミリオンヒットを放ち、「俺たちの旅」「心の色」など数々の大ヒットを放ち、シングル55枚、アルバム41枚をリリース。毎年、コンサートツアーを開催し、1500回を超える公演数を誇る。

そんな歌の世界でも第一線で活躍中の中村が今回、これまで経験したことのない“フルオーケストラをバックに歌う”というビッグなステージに初挑戦することになった。

8月28日の兵庫・兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールを皮切りに、9月3日の愛知・愛知県芸術劇場 コンサートホール、同26日の熊本・熊本城ホール メインホール、今回の東京と、全国4都市ツアーを回り、この日がファイナルだった。

兵庫(西宮市)と愛知(名古屋市)は大阪交響楽団、熊本(熊本市)は九州交響楽団、そしてファイナルの東京公演は「新日本フィルハーモニー交響楽団」と競演。そのフルオーケストラを率いるのは、日本でも有数の指揮者・円光寺雅彦で、サポートミュージシャンに大塚修司が参加し、山下康介が編集監修した。

57人という大編成のオーケストラ演奏でオープニングの幕を開けた後、中村が登場し、「今日は、本当に心配していました。このコロナ禍の中、そして大型台風が近づいてくる中、皆さん、よく来てくださいました。デビューが先生役で、先生役の人が歌うことが決まっていまして、それを知らずに出したのが『ふれあい』という曲です。もう47年前の話ですが、それからずっと歌い続けてきましたが、歌手になると夢を持つんですね。最初の夢は、NHK紅白に出ること。2番目の夢は、日本武道館でコンサートをやること。そして3番目の夢が、オーケストラで歌を歌うことでした。それが今日実現して、いま俺は夢の中にいる感じです。皆さんも一緒に夢を見ましょうね」

笑顔で挨拶した中村は大ヒットシングルから「ふれあい」をはじめ、「俺たちの旅」「恋人も濡れる街角」「心の色」、最新シングル「だろう!!」(東建コーポレーション イメージソング)、そしてフィナーレの「いつか街で会ったなら」まで全14曲を、トークを交えながら歌った。

途中、オーケストラ演奏だけで「ただお前がいい」「恋人も濡れる街角」も披露され、最後までコンサートタイトル「Before DAWN(夜明け前)」のように、演者と聴き手との間に澄み渡る空間と甘くて贅沢なひとときが静かな応援の中で繰り広げられた。

10月1日からこれまでに発売してきた55枚のシングル作品が全世界配信されることになり、すでに配信済みの楽曲と合わせ、中村雅俊の全楽曲がダウンロード&サブスクリプションで聴けるようになる。

 

関連記事一覧