水森かおりが徳間ジャパン元社長・徳間康快氏の墓前に報告。「18回目の紅白出場が決まりました」

水森かおりが、12月8日、東京・西麻布の大本山永平寺別院「長谷寺(ちょうこくじ)」に眠る所属レコード会社・徳間ジャパンコミュニケーションズの元社長・徳間康快氏(2000年9月20日没、享年78)の墓前に、『NHK 紅白歌合戦』18年連続出場の報告を行った。

水森は、「鳥取砂丘」の大ヒットで『NHK 紅白歌合戦』に初出場した2003年から毎年、紅白出場報告を行っており、今年で18回目を数える。

徳間氏には、デビュー当時から娘のようにかわいがられたといい、「いつか紅白に出られるような歌手を目指して頑張りなさい!」といつも温かく励まされ、彼女にとってはまさに「育ての親」ともいえる存在だ。
そんな恩人の墓前に、今年も花をたむけ手を合わせながら水森は「今年も18回目の紅白出場が決まりました」と報告した。

今年は水森の歌手人生において25周年という大きな節目の年にあたる。毎年恒例としてデビュー記念日である9月25日に「メモリアルコンサート~歌謡紀行~」と題したコンサートを開催してきたが、今年は世界中に拡がった新型コロナウィルス感染拡大状況を鑑み中止になってしまった。
しかし、「25年支えてくださった大切なファンの皆さんに、感謝の気持ちを伝えたい!」という水森の強い希望で、オンラインコンサートとして実現した。

「今年は25周年の記念の年なので、いつも以上に精力的に頑張っていこうと思っていた矢先の出来事(新型コロナウイルス感染症拡大)だったので、やりたいことができなかった1年でした。それは皆さんも同じですし、気持ちを切り替えて頑張っていかなければいけないなという前向きな気持ちでいます。でも、7月に父(享年84)を亡くしまして……。父は、私にとってとても大きな支えになっていたので、それが一番つらかったです。父はいつも紅白出場を喜んでくれていました。手放しで喜ぶというよりは『自分が出場できたことで(出場できずに)悲しい涙を流している人もいるのだから、気を引き締めて浮かれずに頑張りなさい』と……。父にはいろいろなことを教わりましたし、その教えを大事にこれからも頑張っていきたいと思います。父の墓前にも紅白出場の報告をしてきました」(水森)

また、“ご当地ソングの女王”と呼ばれている水森だが、今年はご当地での新曲発表会ができず、2月に発売したデビュー25周年記念曲「瀬戸内 小豆島」の発売後は、一度も現地を訪れていない。

「いままで歌の舞台には何度もおじゃましていたので、それだけが心残りです。島の皆さんからは『「瀬戸内 小豆島」という歌に励まされています』といったお手紙をたくさんいただきまして、それがすごくうれしかったですし、そんな皆さんのお気持ちに支えられた2020年でした」(水森)

▲「18回も出させていただくなんて信じられません。毎年うれしいですけれど、今年はうれしさがいつも以上に強いですね。今年1年間の感謝の気持ちを歌に込めて最高のパフォーマンスで歌い納めをしたいですし、いまからワクワクしています」と笑顔を見せた。

 

来年は、1月19日に宮城県を舞台にした新曲「鳴子峡」が発売予定となっている。

「いつもは恋に破れた女性が主人公ですが、今回は、いまはいない好きな男性の写真を胸に抱いて鳴子峡を訪れる歌でして、私も7月に父を亡くして、そのタイミングでのレコーディングでしたので涙が止まらなかったです。来年は、改めて25周年の歩みを実感しながら、皆さんと笑顔で頑張っていきたいですね」(水森)

また、大きな舞台として、6月に東京・明治座、同7月に大阪・新歌舞伎座で座長公演を開催予定の水森。恩人の徳間氏や父、そしてたくさんのファンに見守られ、来年もさらに意欲的に歌と向き合っていく。

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2020年9月16日発売
水森かおり
「歌謡紀行19~瀬戸内 小豆島~」

【初回限定盤】(CD+DVD)

徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-74900 ¥3,273+税

【通常盤】

徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-74901 ¥2,909+税

“歌で旅するアルバム”をコンセプトにスタートした「歌謡紀行」アルバムシリーズ。19作目となる今回は、2020年2月に発売した最新曲「瀬戸内 小豆島」をメインに「鳥取砂丘」などのシングル代表曲や、このアルバムでしか聴けないオリジナル曲(4曲)、カバー曲(4曲)を交えた全14曲で構成。ボーナストラックの「瀬戸内 小豆島~アルバムバージョン~」もオススメ。新曲発売時に候補として存在していたもうひとつのアレンジで、また違った印象の「瀬戸内 小豆島」となっている。
初回限定盤には、「瀬戸内 小豆島」ミュージックビデオと、同曲の字幕入りカラオケ映像が入ったDVDが付く。

【収録曲】
1.瀬戸内 小豆島
2.カムイワッカ~湯の滝~
3.水に咲く花・支笏湖へ
4.五能線
5.つつじ吊り橋・恋の橋
6.中央フリー・ウェイ
7.遠州灘
8.風の盆恋歌
9.足羽川ざくら
10.愛染橋
11.大和路の恋
12.安芸の宮島
13.豊後水道
14.鳥取砂丘
―ボーナストラック―
15.瀬戸内 小豆島 ~アルバムバージョン~

※はこのアルバムのためのオリジナル書き下ろし作品


2020年6月17日発売
デビュー25周年記念曲
水森かおり「瀬戸内 小豆島」

「瀬戸内 小豆島」
(タイプC)
水森かおり「瀬戸内 小豆島」タイプC

「瀬戸内 小豆島」
作詞/たきのえいじ 作曲/弦 哲也 編曲/伊戸のりお
c/w「檜原忘れ路」
作詞/保岡直樹 作曲/桧原さとし 編曲/伊戸のりお
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91253 ¥1,227+税

「瀬戸内 小豆島」
(タイプD)

「瀬戸内 小豆島」
作詞/たきのえいじ 作曲/弦 哲也 編曲/伊戸のりお
c/w「あの町へ帰ろう」
作詞/田村武也 作曲/田村武也 編曲/田村武也
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91254 ¥1,227+税

水森かおりのデビュー25周年のメモリアルイヤーに発売された「瀬戸内 小豆島」。2月に発売されたタイプA、Bに加えて、6月にはタイプC、Dが追加発売された。「瀬戸内 小豆島」は香川県の小豆島を舞台にした失恋の歌だが、明るいメロディーが、小豆島の美しい自然や、懐かしい昭和の香りを漂わせてくれる。

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