徳永ゆうき

【話題の人】徳永ゆうきが待望の新曲「明日へ翼」で、第2章に入線いたしま~す♡

待ちに待った久々のシングルリリース。

徳永ゆうきにとって8枚目となる新曲は「明日(あした)への翼」。2013年にデビューして早12年の時が経ち、今回の曲は徳永ゆうきの第2章と位置づけられている。

変わらぬ親しみやすさでつい「徳ちゃん」と呼び続けてしまうが、先日、20代とお別れして30歳になったばかり。節目の年にはやはりそれにふさわしい曲をと、このところ続いたポップス調の曲から、幼少より親しんできた本格演歌にあらためて挑む。

ただ、壮大な詩や曲調であっても、タイトルのとおり人の心を素直にとらえ、背中を押す内容。誰もが気軽に聞ける演歌として、新たなファンの獲得も期待できそうだ。

キャッチフレーズは「徳永ゆうき! 第2章に入線いたしま~す」。目の前のレールはどこにつながっていくのか。楽しみに見ていたい。

文=藤井利香

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自分への応援歌でもある「明日への翼」

「明日(あした)への翼」は性別や年齢を問わず多くの人に、「悔いのない人生を歩もう」と伝えるメッセージ性の高い曲になっています。1番のサビに“私は翔びたい”、2番には“私は詫びたい”、そして最後に再び“私は翔びたい”と続くのが印象的で、「詫びたい」という言葉はとてもインパクトがありますね。振り返ってあの時あかんかったな、こうすればよかったなと後悔することのないように生きようという、ストレートな思いが込められています。

またこの曲は、自分のこれまでの歩みはどうだったのだろうと、振り返るきっかけにもなるのかなと。案外過去など忘れてしまうものだけど、かつての自分をふと曲を聞いて思い起こしながら、それがたとえ悔いであったとしてももう一度前へと進んでいこう。そんなふうに、聞く人の背中をちょっとでも押すことができたらいいなと思っています。

そして、聞く人だけでなく「明日への翼」は自分への応援歌。この先の人生、しっかりと歩んでいこうという30歳の節目を迎えた僕へのメッセージでもあると思って歌います。

聞きどころは、サビの部分の歌い上げるところです。今まで歌い上げるという曲がなかったので、新鮮な気持ちです。新しい徳永の世界をお届けできるのではないかと思います。皆さんがカラオケで歌うときも、とても歌い甲斐があるはず。サビでが~っといく分、前半は語るようにしてメリハリをつけるといいですよ!

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カップリングは「空を見上げて」

「空を見上げて」は、応援歌という意味で「明日への翼」と同じです。「明日への翼」には“気高き人生の 生命(いのち)謳いたい”というフレーズに見られるようにとても大人の雰囲気がありますが、「空を見上げて」はその反対で、子どもたちが手と手を取り合って笑顔で歌うイメージです。すんなりと心に入ってくる歌詞が多く、爽やかな明るい曲なので誰にでも自然体で歌えます。学校などで、みんなで歌ってくれたらうれしいなぁ。

しかも、この曲は自分の声質に合っている気がするんです。レコーディングでは先に「明日への翼」を終えていたせいか、1回目でOKが出てびっくり。「それはさすがに早すぎます~」って、初めてもう1回をお願いしてしまったほどでした。

ちなみに、最後の“そうさ、まだ見ぬ世界 未来が待っている”というフレーズは、最初は“未来が待つだろう”だったんです。でも、終始寡黙な作詞家の原文彦先生が、ここは断定した言葉にしようと急きょ変更になりました。

今回、この2曲を3人の大御所の先生方(作詞・原文彦/作曲・岡千秋/編曲・若草恵)が手掛けてくださいました。同じ作家の先生でも、まったく違う曲の仕上がりになるから面白いですね。

音合わせで作曲家の岡千秋先生のご自宅に伺ったときは、すぐに「いいじゃん いいじゃん」とお褒めの言葉をいただいてホッ。ところが、レコーディングでは久しぶりだったので緊張から体がガチガチに。でも先生の「体を揺らして楽しく歌いなさい」というひと言で、「翼を広げて」の歌詞同様、手を大きく広げて身体を動かしながら歌いました。無事終わったあと、岡先生から「これは俺の代表作になるよ」とうれしいお言葉。ヨッシャ~。その期待に必ずや応えなければいけません。

徳永ゆうき

徳ちゃん、声が高なった?

昨年4月に扁桃腺を取ったんです。のどにメスを入れるということには抵抗があったけど、扁桃腺がパンパンなりすぎて、いびきがすごくてこれはまずいと。病院を何カ所か回った結果、薬で様子を見るか、切除するかの二択しかないということで決断しました。

術後は非常に裏声が出しやすくなりました。口の中の邪魔者を取ったので空間が広くなり、もちろんイビキもある程度解消。そして、退院直後に大阪にいる父親に電話して「ちょっとずつしゃべるようになったから」と報告したら、「声が高なったな」と。

これにはえ~と驚きましたね。病院の先生から「大半の人はわからないでしょうが、声がちょっと高くなったかなと言われることがあるかと思います」と言われていたんです。そのとおり、マネージャーをはじめ、いつも僕の周りにいる人は気づいて、久しぶりに声を聞いた父親までわかったからびっくりでした。

おかげさまで、復帰後順調に歌えています。ファンの方も、声がクリアになっているとわかる人はわかるみたいです。以前はかすれやすかったけれど、ファルセットもキレイに出るようになったので今後の自分がめちゃめちゃ楽しみです。

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レオンが開いた扉を、さらに強固に

昨年末、新浜レオン君がNHK紅白歌合戦に初出場しました。これはうれしかったし、刺激になりましたね。若手演歌仲間と「僕らって紅白に出られるんだろうか」ってそんな話を折々にしていたので、レオンがその道を拓いてくれたことはこれ以上ない朗報でした。演歌歌謡の若手はみんながんばっています。レオンに続いていけるように、僕も明確に紅白出場を目指していきたい。そして、死ぬまで歌い続けたいと思ってます!

4月からは舞台(SHOW×MUSICAL『ドリームハイ』マ・ドゥシク役〈Wキャスト〉 4月11日~4月27日)も控えています。韓国の作品で、日本版の演出で行います。ショーミュージカルなので歌もダンスも出てくると思いますが・・・。まずいですね~、ダンスがあるというのは。得意じゃないのに。ところが本番になるとそれなりにやれちゃうので、皆さんから「何でもできるね」と言われてしまうんです(苦笑)。

ちゃいますって。何でもできるんじゃなくて、稽古してがんばって、その結果です!

何でも自然体に見えちゃうみたいで、僕としては何でかなぁと思ってしまう。この体だからか演歌の大先輩方から「師匠」「先輩」といつもいじられているし、ま~落ち着いているように見えるのもええんかなと、自分で結論づけてます。

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ちょっとずつ見た目を年齢が追いついて・・・

最後に、30歳になり先日、健康診断も受けました。お腹のお肉が相変わらず邪魔ではありますが、今のところ何ら問題はなくホッとしております~。結婚もして落ち着きましたので、健康にもできるだけ気をつけて日々暮らしていきたいですね。

ただね、ちょっと心配なことが・・・。30歳になったといってもあまり実感はなく、気持ちは18歳のまま。気持ちはずっと若いままなのに年だけはどんどん取っていき、ちょっとずつ見た目と年齢が追いついている! わけです。

この顔で20代だったから皆さんがえ~って反応してくれたけど、もう30歳になるんですってなったら・・・。う~、なんか面白くない。反応が年々薄くなっているのがとっても残念です。できれば、年取って逆に若く見られるという逆転現象が起きたらいいんですけどね。さて、どうなることやら!?

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2025年3月12日発売
徳永ゆうき「明日への翼」
徳永ゆうき

「明日への翼」
作詞/原文彦 作曲家/岡千秋 編曲家/若草恵
c/w「空を見上げて」
作詞/原文彦 作曲家/岡千秋 編曲家/若草恵
ユニバーサルミュージック UPCY-5125 ¥1,500(税込)

【Amazon】徳永ゆうき「明日への翼」

INFORMATION

ドリームハイ

SHOW×MUSICAL『ドリームハイ』
2011年韓国・KBSにて放映され大ヒットしたドラマ「ドリームハイ」を原作に、2023年に韓国で初演されたSHOW MUSICAL「ドリームハイ」。ショーとミュージカルが融合した新感覚舞台が日本でも上演。豪華日本人キャスト×韓国版出演キャストの夢の共演が実現!!

徳永ゆうきはマ・ドゥシク役(Wキャスト)で出演する。

2025年4月11日(金)〜4月27日(日)※全10公演出演
シアターH(東京都品川区勝島1丁目6-29)
https://dreamhigh-stage.com/


profile
徳永ゆうき
1995年2月20日生まれ。大阪市此花区出身。奄美大島出身の祖父と両親の影響で、幼少の頃から演歌歌謡曲一直線で育ち、2012年「NHKのど自慢チャンピオン大会2012」でグランドチャンピオンを受賞。2013年11月、BEGIN・比嘉栄昇氏が手がける「さよならは涙に」で全国デビュー。2014年8月、カバーアルバム「ゆうきのうた〜故郷編〜」を発売。同年9月、2ndシングル「平成ドドンパ音頭」(THE BOOM・宮沢和史氏作詞・作曲)でTBSテレビ「第56回 輝く!日本レコード大賞」新人賞受賞。日本を勇気づける、演歌歌謡界期待の星。趣味:鉄道撮影。特技:車掌モノマネ、高速ゆびぱっちん、柔道(黒帯初段)

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