芸能生活20周年の花園直道が明治座での初の座長公演に意欲。豪華キャストが全員集合し、花園はピンクの衣裳で登場！？

2024.02.15

芸能生活20周年を迎えている日舞パフォーマー花園直道が2月15日、東京・新宿区のハナミチ東京歌舞伎町で記者会見を行い、4月18日～19日の2日間（3公演）、東京・明治座で初の座長公演を行うことを発表し、意気込みを語った。

「花園直道芸能生活20周年記念公演花園城だよ！全員集合」は花園直道の20年分の思いを込めて行われる公演。いまもっとも勢いのある若手歌手をはじめ、大衆演劇でも活躍する俳優や舞踊家らが一堂に会してエンターテイメントを届ける。

「幼い頃からの夢だった明治座で座長公演を開催させていただくことになりました。正式に開催が決まったときには信じられない気持ちでした。本当に多くの皆様のお力添えがあって念願が叶いました。豪華なゲストの皆さんに支えていただきます。2日間・3公演ありますが、いま持てる力を精いっぱい発揮したいと思います」

「桂由美先生やデヴィ夫人、宮下先生をはじめ歌手の皆さん、俳優の皆さんなど私を支えてくださる皆さんに、まさに全員集合していただきます」（花園）

第一部は「花園城だよ！全員集合」と銘打ち、演歌・歌謡曲界からノリに乗っている若手歌手などが登壇する。

「私が殿様という設定で、ゲストがお祝いに駆けつけてくれ歌を披露してくれます。お芝居の要素もありますが、歌をたっぷりと聞いていただきます」

第二部は『-THE DREAM SHOW-「風雲！花園城」』と題し、花園の踊りをメインに、津軽三味線の演奏など和のエンターテインメントで魅せる。

「マイケル・ジャクソンやレディ・ガガの作品をモダンに踊ることや、古典まで幅広く踊らせていただきます。20年の集大成になりますが、新作も準備し初披露する予定です」

左から宮下康仁氏、デヴィ・スカルノ夫人、花園直道、桂由美氏。

会見には山口百恵のラストコンサートをはじめ多くのアーティストの舞台演出を務めてきた宮下康仁氏、衣裳を担当する世界的なファッションデザイナー桂由美氏、NPO法人アースエイドソサエティの総裁として様々な社会貢献を行い、朝丘雪路が創流した「深水流」の舞踊家でもあるデヴィ・スカルノ夫人も出席した。

宮下氏は「エンターテインメントの世界を直道くんに変えてほしいと思っています」と、花園の新たな世界を演出したいと期待を寄せた。

「第一部では志村けんさんのバカ殿じゃありませんが、細川城から彩青と田中あいみ嬢が、博多の塩城からは新浜レオンが来るというように、いろんな剣士、素晴らしい姫が登場します。とにかく底抜けに楽しくやりたい。舞台が東京ということで、テーマ曲はジュリー（沢田研二）の『TOKIO』にしようかと構想中です。”TOKIO”を”ODEDO”にして皆さんに歌っていただいたり。第二部は舞踊の世界でトップを走られている松井誠さんをはじめ皆さん素晴らしい踊りで直道くんをバックアップしてくださるので、直道くんの新しい世界を見せたいと思っています」

また桂氏は「花園さんの魅力は純粋な古典でもなく、洋でもない。ベースは国際的ですが、日本ならではの美があるところです。衣裳もそれに併せて、ある部分は洋風に、ある部分は和風になるでしょう。簡単に言えば和洋折衷。花園さんが普段お召しにならない色も使いたい。薄いピンク地の生地に日本的な絵柄が入ったデザインを考えています」と衣裳の構想を明かし、デヴィ夫人は「とにかく私は花園さんの大ファンです。私のような未熟者が大舞台に立たせていただけることになりました。果報者です」と、明治座での共演を楽しみにしていると話した。

薄いピンク地の衣裳については花園は初耳だったようで、「たしかにピンクの衣裳は持っていませんし、着たことがないです」と驚いていたが、デヴィ夫人から「薄いピンクは綺麗ですよ」と諭される一幕も（！？）。ピンクの衣裳を着た日舞パフォーマー花園直道の勇姿もまた楽しみだ。

一方、花園たっての願いからデヴィ夫人は踊りだけではなく、歌も披露することになっている。夫人は「最初は『えーッ！？』ってびっくりしました」という。

「よく恥ずかしくもなく歌うなと皆さん思われるかと思います。音痴ですから。でも、それも笑ってくださればいいかと思います。覚悟を決めました」

演出家の宮下氏によれば、デヴィ夫人のための究極の名曲を準備しているそうだ。

梅沢富美男や松井誠の舞台を明治座で観て、いつかは自分も明治座で座長公演をしたいと目標を持った。20周年の節目に夢のひとつを実現した。

明治座公演まであと2カ月となったが、花園はこの大チャンスを自らの芸能生活に活かしたいと締めた。

「初めてのステージは健康ランドの大広間でした。その当時から明治座の舞台でいつか座長公演をやりたいと思っていました。20年越しの夢が叶い、信じられないと同時に感無量です。まだ何も決まっていないのに、一昨年のバースデーディナーショーで『20周年の最後は明治座でやります』と言ってしまいました。いま考えると恐ろしくなりますが、宮下先生やデヴィ夫人に相談し、衣裳は桂由美先生にお願いできることになり、150年の歴史ある明治座での座長公演が決まりました」

「これ以上ない幸せ」だとも語る花園だった、「でも、まだ決まっただけです」と一層気を引き締めている。

「たくさんのお客様にいらしていただいて、エンターテインメントを楽しんでいただけるよう全力を尽くします。そして、多くの皆様の力をお借りして、この大チャンスを活かしたい。20周年の節目ですが、これからまた長い道のりが続きます。次につながるように全力で努めます」

花園直道

花園直道芸能生活20周年記念公演
「花園城だよ！全員集合」
開催日：2024年4月18・19日
18日 16時開演（1公演）
19日 11時開演／15時30分開演（2公演）
構成・演出
宮下康仁

出演
花園直道

友情出演
デヴィ・スカルノ (全公演)

松井誠 (全公演)
・
竜小太郎 (全公演)
門戸竜二 (全公演)
大川良太郎 (全公演)
・
角田信朗 (19日昼・夜)

(五十音順)
真田ナオキ (19日夜)
斬波 (18日夜)
田中あいみ (全公演)
東京力車 (19日昼・夜)
徳永ゆうき (全公演)
新浜レオン (19日昼・夜)
パク・ジュニョン (全公演)
花見桜こうき (18日夜)
原田波人 (18日夜)
藤井香愛 (全公演)
松阪ゆうき (19日昼・夜)
最上川司 (19日昼・夜)
彩青 (全公演)
・
MIKAGE PROJECT (全公演)
山部泰嗣 (全公演)
五月千和加 (全公演)
観月ゆうじ (全公演)
・
華舞斗(全公演)
JPN dance協会 (全公演)