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徳永ゆうき、門松みゆき、二見颯一、望月琉叶、原田波人、竹野留里

若手演歌歌手6人が結集。徳永ゆうき、門松みゆき、二見颯一、望月琉叶、原田波人、竹野留里が演歌・歌謡曲の魅力を世界へ発信

初めての試みとなる「JAME 演歌歌謡曲 International Concert」が8月30日、東京・目黒区のライブハウス「中目黒トライ」で開催され、未来を担う若手演歌歌手の徳永ゆうき、門松みゆき、二見颯一、望月琉叶、原田波人、竹野留里が日本を代表して歌声を聴かせた。

同コンサートは一般社団法人 日本音楽事業者協会(JAME)が主催し、今回が1回目。演歌・歌謡曲の魅力を世代や地域を超え、幅広く発信することを目的に開催され、世界に同時生配信もされた(※9月4日~13日までアーカイブ配信予定)。

オリジナル曲はもちろん、時代を彩った名曲を届けることになった6人は、本番を前にそれぞれの思いを次のように話していた。

徳永ゆうき
アニメや漫画は海外でも人気ですが、演歌歌謡曲はまだまだ知名度が少ないと思います。このコンサートには海外からのお客様も来ていただけますので、「演歌歌謡曲っていいな」と、興味をもっていただけるように今日は歌を届けたいと思います。

門松みゆき
第1回目のコンサートにお声かけをいただきました。海外に向けて演歌歌謡曲を届けるという、すごく大きな試みです。私たち若い世代が、先輩方が残してくださった、また生み出してくださったヒット曲をしっかりと歌い継ぎ、海外に発信していくのは任務だと思います。まだまだ未熟ですが、いい歌をお届けし、世界の皆様に興味をもっていただけるように頑張ります。また、みんなと一緒に楽しみたいと思います。

二見颯一
今回のコンサートのいちばんの狙いは、国内はもちろん、国外に演歌歌謡曲や民謡、日本の文化を知ってもらうことだと思います。アニメ、漫画を始め日本の文化を海外の人に知っていただく機会は多くなってきました。今日はここから発信していきたいと思います。日本のことを好きな方は向こうから歩み寄ってくださると思いますので、僕たちが大きく手を広げて迎えてあげることも大事です。また、僕たちから海外へ発信するのも大事です。そのためには海外の歌を僕たち演歌歌手が歌ったり、日本の曲をいろんな言語に置き換えて歌ったり。そういう取り組みもしていきたいと思っています。

望月琉叶
今までに何度か(歌手として)海外を訪問させていただいたことがあります。今年7月にもインドネシアの桜祭りイベントに出演して歌わせていただきました。海外のお客様は“かわいい” “すごい” “いいね” と日本語で感情を伝えてくださいました。日本の演歌歌謡曲は国境を越えられると思います。今回のコンサートでは海外の方に向けて発信できるということなので、気合いが入っています。

原田波人
先輩方のおっしゃる通りだと思います。自分はSNSの生配信をよくやっていまます。前回の配信では外国の方が50名ぐらい見てくださいました。コメントは瞬時に日本語に翻訳されて届きますので、外国の方との距離もどんどん縮まって来ている気がします。日本の文化、演歌歌謡曲に興味をお持ちの外国の方は少なくないと思います。この機会を通じて日本の音楽をどんどん広めていきたいと思います。また音楽の輪が広がるといいなと思います。

竹野留里
5月31日に初めてのオリジナル曲「四季花鳥」をリリースさせていただきました。皆さんとは同世代ですが、今日は新人として来ました。今年1月にサウジアラビアに行きまして、“ジャパンアニメタウン”というところでアニソンや演歌などを歌わせていただきました。海外では日本のアニメがすごく人気ありますが、演歌を歌わせていた時にもすごく盛り上がりました。日本の文化をすごく楽しんでいただいたのを肌で感じました。自分のSNSでも、海外の方のフォロワーが増えたので、海外の方に向けた発信をしていたなかで、こうした機会をいただけて本当にうれしく思っています。私は4歳から民謡を習っています。日本にしかない民謡の技術の魅力も伝えていきたいと思います。

徳永ゆうき、門松みゆき、二見颯一、望月琉叶、原田波人、竹野留里

日本の心を海外へ発信した6人。JAPANの“J”でポージング。左から竹野留里、二見颯一、門松みゆき、徳永ゆうき、望月琉叶、原田波人。

コンサートは全員で、美空ひばりの「お祭りマンボ」を歌って幕開け。まずはカバー曲やデュエットで作品を届けた。

このコーナートップは、「僕たち演歌歌手が海外の歌を歌ったり・・・」と話していた2019年デビューの二見颯一。彼はトム・ジョーンズの代表曲として知られ世界的に大ヒットした「I’ll Never Fall In Love Again」を原詩で歌い上げると、5月31日にデビューしたばかりの竹野留里が、MVが1.8億回再生されるなど大人気の、テレビアニメ「鬼滅の刃」オープニングテーマ曲「残響散歌」(Aimer)を披露した。

さらに二見と竹野は、ともに民謡出身ということで、「俵積み唄」をデュエット。三味線や太鼓の演奏ではなく、馴染みのあるポップスアレンジで披露した。ちなみに、二見と竹野は初コラボだったが、高校生の時に出場した民謡大会で一緒したことがあるという。

続いて登場したのは、2022年デビューの原田波人と、2020年デビューの望月琉叶だ。原田は「ダイアナ」(山下敬二郎)を、望月は「夜桜お七」(坂本冬美)を歌うと、「日本の歌謡曲といえばこの曲です」と息もぴったりに、カラオケ定番曲でもある五木ひろしと木の実ナナによる「居酒屋」を披露。「お酒を飲めない2人がお酒の歌を歌います」(原田)、「妄想の中で歌います」と、居酒屋で隣り合った男女のやりとりが描かれた作品を世界に発信した。

カバー&デュエットコーナーの最後は、2013年にデビューし、10周年を迎えている徳永ゆうきと、2019年デビューの門松みゆき。徳永はこちらもカラオケで大人気の「世界に一つだけの花」(SMAP)を、門松は名曲「北の宿から」(都はるみ)を歌唱すると、なんと2人で、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」に挑戦した。

SNSでもバズり中の「オトナブルー」を、演歌の2人が歌うという試みだった。「看板だからお願いしますね」と、門松からハッパをかけられた徳永は、「演歌歌手とポップスの組み合わせを楽しんでほしい」と話していた。

そして、後半はオリジナル曲で世界と勝負。アイドルとしても活動する望月が9月20日発売予定の新曲「百年の冬」、二見が初のベストアルバム『やまびこベスト』に収録された新曲「秋時雨」、門松が新しい“門松みゆきの世界観”を表現した新曲「愛 DA・LI・DA(ダリダ)」、原田がつんく♂プロデュースの新曲「純情ホトトギス」、竹野が自身で作詞にも挑戦したデビュー曲「四季花鳥」、そして徳永がデビュー10周年記念アルバム『徳永がくる』収録の「なんとかなるさ」を世界発信した。

若手演歌歌手による演歌歌謡曲 International Concert。第2回、第3回への布石となるように、最後は男性陣が「少年時代」(井上陽水)、女性陣が「青い珊瑚礁」(松田聖子)を歌唱すると、エンディングに、世界的大ヒット曲である坂本九の「上を向いて歩こう」を合唱した。

なお、この日、生配信もされた「JAME 演歌歌謡曲 International Concert」の模様は、9月4日~13日にアーカイブ配信される。配信チケットの購入等は日本音楽事業者協会のホームページを参考に。

 

 

 

 

2023年9月20日発売
望月琉叶「百年の冬」
望月琉叶

「百年の冬」
作詩/渡辺なつみ 作曲/浜圭介 編曲/若草恵
c/w「母に会いたい」
作詩/仕立屋甚五郎 作曲/オーイシカズヒーロー 編曲/大野ヒロ
日本コロムビア COCA-18144 ¥1,500(税込)

 

 

 

竹野留里の公式オンラインショップ
https://starsmall.jp/shops/takenoruri

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