「演歌男子。」が10周年。1日かぎりの夢のコラボに人気若手歌手9組が集結。これからの演歌男子。にも目が離せない!
演歌・歌謡界で活躍する若手イケメン歌手が出演するトークバラエティ番組『演歌男子。』(CS歌謡ポップスチャンネル)が今年10周年を迎えたことを記念して、7月31日、東京・江東区のティアラこうとう(江東公会堂)で特別ライブを開催。「演歌男子。10周年フェスティバル」と題された一日限りの夢のコラボレーションには、はやぶさ、パク・ジュニョン、徳永ゆうき、真田ナオキ、二見颯一、新浜レオン、東京力車、青山新、原田波人の9組12人が出演した。
2014年1月に放送がスタートした『演歌男子。』。番組とな別に毎年ライブも開催され、2019年には「五周年の宴」としてライブツアーが開催された。しかしコロナ禍の影響もあり、しばし中断。「演歌男子。10周年フェスティバル」は5年ぶりとなるビッグイベントとなった。
はやぶさのヤマトは、「『演歌男子。』にはスタート当初から出させていただきましたが、若手歌手による演歌・歌謡曲にスポットを当てた番組は新鮮でした」と、この10年を振り返る。
「番組には歌だけじゃなくバラエティの要素もあって、当時としては画期的な番組、前衛的な番組が始まったなと思いました。ひとつの番組が10年も続くというのは奇跡的なことだと思います。これからも『演歌男子。』を盛り上げていきたい」
同じくスタートから出演しているパク・ジュニョンは「番組を通じて仲間をつくることができた」と話す。
「『演歌男子。』の生きている化石 パク・ジュニョンです。『演歌男子』ライブのの1回目から出演させていただいていますが、こうして10年を一緒に迎えさせていただけることが本当に幸せです。最初の頃を思い出すと、コンサートでご一緒させていただいてもなかなか仲良くなる機会が少なかったんですが、番組を通じて友だち、仲間をつくることができました。今日の10周年のメンバーも素敵です。このメンバーで10周年のフェスに出演できることをうれしく思います」
「演歌男子。10周年フェスティバル」は出演者全員がチェッカーズの「ジュリアに傷心」を歌って幕開けすると、ヤマトが「演歌男子。が今年で10周年を迎えましたので、応援してくださるファンの皆さまに感謝の気持ちを込めてたくさんの愛を届けたい」とファンに呼びかけた。
『演歌男子。』ライブの魅力はこのステージでしか見ることができないコラボにある。今回はLOVEをテーマに昭和および平成の”キュンソング”が披露された。
昭和のキュンソングからは、ヤマト(はやぶさ)と二見颯一、原田波人が「ス・ト・リッ・パ・ー」を、ヒカル(はやぶさ)とパク・ジュニョン、青山新が「How many いい顔」を、真田ナオキと新浜レオンが「ちぎれた愛」を、徳永ゆうきと東京力車が「星空のディスタンス」を披露した。
また平成のキュンソングからは「最後の雨」「TRUE LOVE」、「TSUNAMI」、「たしかなこと」「メロディー」が選曲された。
また、燃え!大人のLOVEソングコーナーでは、全員で梅沢富美男の「夢芝居」、内山田洋とクール・ファイブの「この愛に生きて」が歌唱された。
もちろん、ソロコーナーではそれぞれの勝負曲が披露され、最新曲からは原田が「万燈籠」、青山が「女がつらい」、東京力車が「涙ひとしずく」、新浜が「全てあげよう」、二見が「泣けばいい」、真田が「246」、徳永が「なんとかなるさ」、パクが「寒流」、はやぶさが「赤坂レイニー・ナイト」を熱唱した。
そして、井上陽水と奥田民生のヒット曲「ありがとう」では全員が客席をラウンドしながら歌唱。アンコールには「演歌男子。」のオリジナルソング「今日の日をずっと」が披露された。
本番前、ヤマトは「今日、この場所に登場していらっしゃらない方を含めて、これまで『演歌男子。』が築き上げてきた独特のステージを、一瞬も見逃さずに楽しんでもらえるようなステージを務めたいと思います」と意気込んでいたが、その気持ちは十二分にファンへ伝わったようだ。
昼夜2公演で1,800名を魅了した『演歌男子。』。パクは「これからも、20周年、30周年、40周年、50周年と続くと思いますので、皆さん、引き続き応援お願いします」と語り、ヤマトは「今日はすてきな時間を共有させていただきました。これからの『演歌男子。』にも期待していただいて、皆さんと力を合わせてますます頑張っていきます。絶対目を離さないでください」と、熱く呼びかけた。
熱気ムンムンだったこの日の模様は9月28日 午後4時から120分の特別番組として、CS歌謡ポップスチャンネルで独占放送される。
視聴方法や詳細は同番組公式ホームページで確認してください。
僕のLOVEは○○です!
「演歌男子。10周年フェスティバル」のテーマはLOVE。それぞれのLOVEについて聞いた。
原田波人 僕にとってのLOVEはファッションです。洋服が大好きなので、街を歩いているときも「今どういうファッションが流行っているのかな」と気にしています。
青山新 LOVEは全世界共通ですが、僕にとってのLOVEは演歌です。今日はポップスなどいろんなジャンルの歌を歌いますが、小さい頃から大好きだったのが演歌です。演歌については、これから先も愛すべきもかなと思っています。
東京力車(田井裕一) 東京力車にとってLOVEはお祭りです。日々、浅草で人力車を引きながら日本の伝統文化を広めているお仕事をしている我々には身近にお祭りがあります。このお祭りには日本独自の素晴らしさがあります。この「演歌男子。」のフェスもお祭りです。今日、またお祭りが大好きになれますように!
新浜レオン 僕のLOVEはレオン語です。最初は僕ひとりで孤独だったんですが、みんながレオン語を話してくれるようになりました。今日はLOVEがテーマですよね。愛があふレオ~ン!!
二見颯一 LOVEは故郷です。共演者の人にも故郷はあります。遠くても近くても、故郷は心の拠り所。民謡や民謡の魅力は“心のより拠り所”だと言われますが、心の拠り所の故郷がLOVEですよね。
真田ナオキ LOVEは絆です。演歌はつながりが深いように思います。ひとつのコンサートをつくるのにも、お客様やスタッフの皆さんとの絆があるからこそ実現できます。そんな絆をたくさんいただいた僕のLOVEは「演歌男子。」でもあります。
徳永ゆうき 「徳永は鉄道でしょ!」みたいなところがあるかもしれませんが、今年は入籍をしまして、LOVEは鉄道と奥さん。LOVEがひとつ増えました(笑)。今までは鉄道しかなかったんですが、奥さんという存在ができました。新婚生活での脱線? 今のところ通常運転でございます。
パク・ジュニョン 日本では家族を大切にします。韓国でもそれは同じです。僕のLOVEは家族です。10年前に生まれた「演歌男子。」を育ててくださったファンの皆さんも家族です。家族にLOVEを届けたいと思います。
はやぶさ(ヒカル) 僕のLOVEは歌。歌がいちばんのLOVEです。歌を愛していろんな方々と出会いました。心と心のふれあいには愛が含まれていると思います。