水田かおりが初作家陣と挑んだ、意欲作「面影のれん」

抜群の歌唱力と軽快なフットワークで、全国各所へ歌を届け、演歌ファンに愛されている水田かおり。新曲「面影のれん」は小料理屋を営む女性の悲恋がテーマとなった王道のメジャー演歌。作詞の麻こよみ、作曲の水森英夫ともに初めて楽曲提供を受ける作家陣だ。これぞ水森メロディ―というべき、カラオケファン、演歌ファン垂涎の作品に仕上がっている。

 

悲恋がテーマの王道演歌。直球ストレートボイスが心に響く自信作

 

――新曲は作詞が麻 こよみ先生、作曲が水森英夫先生です。初めての作家陣ですね。

水田 はい。私の声を実際に聴いていただいて、私のイメージで作っていただきました。期待していた通りの曲で、本当にうれしかったです。

――パーンと張りのある声を、水森先生が大絶賛されたそうですね。今作が自分らしい曲だと思うのは、どんなところですか?

水田 歌詞は寂しい内容ですけど、私が歌うとそんなに寂しく聴こえないんじゃないかと思います。主人公が私だとしたら、ウジウジしない明るいママさんのはずだから、暗くならないように歌っています。グッと胸に迫る思いをお酒でまぎらわすみたいなところが、まさしく私にぴったり。私のお酒はちびりちびりじゃなくて、ガブ飲みですけど(笑)。

――この曲をカラオケで歌う時のポイントを教えてください。

水田 最初はやさしく歌って、だんだん力強くなっていきます。最後の『ほろりほろほろ』のところは、表情をつけて。人によって表現は違うと思うので、自分なりの表現で歌ってみてください。2番だけ『ゆらりゆらゆら』で歌詞が違うので、ここはかわいらしくね。

――新曲に懸ける思いと、今後の抱負について聞かせてください。

水田 若くてがむしゃらな時代があったからこそ、今の自分があります。カラオケファンの方にはそこそこ歌っていただいていますが、もっと多くの人に歌を聴いてもらいたい、売れたいなという気持ちを、長年抱えてきました。この曲で心機一転。とても歌いやすい曲ですので、皆さんに歌っていただきたいです。ぜひ歌ってくださいね。

(文=夏見幸恵)
 


2020年7月15日発売
水田かおり「面影のれん」

「面影のれん」
作詞/麻 こよみ 作曲/水森英夫 編曲/南郷達也
c/w「芸人酒場」
作詞/さいとうみつお 作曲/三原聡 編曲/斉藤功
徳間ジャパンコミュニケーションズ
TKCA-91278 ¥1,227+税


Profile
水田かおり
(みた・かおり)
10月4日、茨城県ひたちなか市(旧勝田市)生まれ。1992年にテイチクレコードから「悲恋華」でデビュー。1998年には徳間ジャパンに移籍し、「霧笛の波止場」をリリースした。趣味はアマチュア無線で、電気系に詳しく秋葉原が大好きだという。