森山愛子、手応え抜群の新曲「伊吹おろし」発表会で大蛇と華麗な競演。「かわいい! お父さんの首みたい」
8月12日に通算13作目の新曲となる「伊吹おろし」をリリースした森山愛子が8月17日、東京・原宿の東京スネークセンターで新曲発表会を行った。
2017年にリリースした「会津追分」、2019年のJOYSOUNDカラオケ年間ランキング「令和発売曲ランキング(総合)」で10位を達成した前作「尾曳の渡し」に続く、ご当地ソングシリーズ三部作の完結編となる「伊吹おろし」。
岐阜県にそびえる伊吹山から冬季に吹き下ろす冷たい風「伊吹おろし」が、“ヒュル ヒュル”と愛が終わったと伝えるように私の胸を貫いていく……。届かぬ思いと知りながらも忘れることのできない主人公の切ない心のうちを、森山がダイナミックなメロディーに乗せて歌い上げている。
3番の歌詞にある「女哀しい 十九女池(つづらいけ)」というフレーズは、岐阜県の関ケ原町に伝わる「龍女伝説」「十九女池伝説」をモチーフにしている。
その昔、岐阜・関ヶ原の村南にある大池に大蛇が棲んでいて、夜になると十九の美しい娘に変身して若者たちの胸をときめかすが、やがて正体を知られ「縁あって、遠くへまいります。十九女」と書いた短冊と横笛を置いて姿を消したという。
そんなせつない龍女を再現するために、森山は日本初のヘビカフェで大人気のヘビ(全長130㎝、体重2.5kg)の「ビーノくん」(雄)を首に巻いて、「伊吹おろし」を熱唱した。
「ヘビを巻いて歌うのは初めて。あったかいし、かわいい! お父さんの首みたい。筋肉質の男性の腕のような感触で、久しぶりに男性に抱きしめられているような雰囲気で(笑)、気持ちよかったです。デビューの時からの夢である『NHK 紅白歌合戦』の舞台に立てたら、もっと大きなヘビと共演したいです」
リリースしたばかりの「伊吹おろし」については、「師匠の水森英夫先生から初めて聴かせていただいた時、『これはいける!』と思いました」と、これまで以上の手応えを感じている様子。満面の笑みでヒットへの意気込みを語った。
「タイトルもすっきりとしていて、心に響くメロディーで、歌詞もとてもシンプルで胸にすっと入ってくるようで、これぞ演歌だという1曲をいただきました。この3部作の中でいちばんのヒットにしたい。早くお客様の前で歌いたいです」