岩波公水

岩本公水が故郷・秋田で30周年記念コンサートを開催! 「うれしく素敵な時間」に感謝

演歌歌手の岩本公水が4月29日、故郷・秋田県で、歌手人生30周年を記念したコンサートを開催。東京都、神奈川県、広島県、鹿児島県をはじめ全国各地から1,000人を超えるファンが駆け付けた。

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「アヴェ・マリア」の優しい音色のオープニングに続き流れたのは、「マツケンサンバ」。金色のキラキラ輝く衣装に身を包んだ岩本が登場すると、秋田県湯沢市の子どもたちとともに、踊りを披露し、華やかなステージでの幕開けとなった。

『NHK新人歌謡コンテスト』でグランプリを獲得し、『NHK紅白歌合戦』でも歌唱した岩本自身にとっても思い入れの強い「涙唱」、そして「えんか坂」と、オリジナル曲を続けて披露。会場からは「公水ちゃーん!」と大きな声援も飛び交った。

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ファンからの熱い声援に応えるように、軽快なテンポでの「人生一路」、ギターとの掛け合いで披露された「人生の並木道」、手拍子で会場一体となり盛り上がった「人生いろいろ」と、歌手人生30周年の記念コンサートに相応しい「人生」を歌った3曲を届けた。そして、岩本のステージでも人気の高いカバー曲の1つである「イヨマンテの夜」を熱唱すると、会場は大きな拍手で包まれた。

暗転した中、スクリーンに映し出されたのは、「休日の岩本公水 陶芸映像」と題されたカップ造りに励む岩本の映像。「土殺し」や「素焼き」などといった陶芸の行程を説明しながら造る姿に、ファンも喜びの表情を浮かべていた。

岩波公水

薄いピンク色のドレスに着替えた岩本が登場し、次に歌唱したのは、昨年リリースされた最新のカバーアルバム『うたこまちⅢ~昭和歌の語りべ~』にも収録された、都はるみの名曲「北の宿から」。衣装を変えての歌唱に、会場からは「かわいい!」の声も飛んだ。

岩本は「私の歌の中にも涙を歌った曲があります。」と話し、続けて「涙の数」を歌い届けた。ヴァイオリンの鳴かせる音についで岩本の歌声のみで語るように披露されたのは「涙そうそう」。会場いっぱいに響き渡る岩本の歌声に、会場は感動に包まれていた。

第一部最後に披露されたのは、迫力満点の「愛の讃歌」。大きな拍手が鳴りやまない中、第一部の幕が閉じた。

岩波公水

岩本公水と舞踊家・阿部早織の共演

全曲オリジナル曲で構成された第二部は、2022年リリースの「しぐれ舟」でスタート。黒色の凛とした着物姿の岩本が客席から登場し、ファンとの交流を楽しみながら、「春蝉」も続けて披露。「次にお送りする曲は、ふるさと秋田を歌った作品です。」と話し、「こまくさ帰行」を歌唱。さらに、「矢車の花」「道の駅」「片時雨」と、オリジナル曲の数々でステージを彩った。

「酔うほどに」では、秋田県の舞踊家による艶やかで切ない踊りとともに披露され、この日限りのステージとなった。昨年リリースされた最新曲「瀧の恋歌」で幕が閉じると、会場から鳴りやまない拍手とともに、アンコールの声が響き渡った。

岩本は、「故郷というのは偉大です。皆さんの応援がなければ、故郷とで歌うということはなかなかできないです。30周年の節目の、うれしく素敵な時間をいただくことができました。どうかこれからも、末永い応援のほど、よろしくお願いします!」と、ファンへ感謝の気持ちを伝えた。

会場のボルテージも最高潮に達し、「演歌はいいね!」で、記念すべき30周年の記念コンサートは大盛況のうちに幕を閉じた。30周年を迎え、更なる活躍が期待される岩本公水の今後の活動にも目が離せない。