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水森かおり

水森かおりが新曲「三陸挽歌」のご当地の「ガタゴンまつり」で歌唱。「1日北限の海女」にも任命され、「ウニのような濃厚で甘い恋をしてみたい(笑)」

水森かおりが8月25日、ロングヒット曲「三陸挽歌」のご当地、岩手・久慈市の山形町川井商店街&ガタゴン広場で開催された「第30回 ガタゴンまつり」に初参加し、ミニステージを披露した。また、小袖海女センターでは「1日北限の海女」にも任命され、獲れたての濃厚なウニを堪能した。

「ガタゴンまつり」の“ガタコン”とは、1992年に山形町の畑で足跡が発見された未確認生物のこと。山形の“形”をとって“ガタゴン”と名づけられ、同町のキャラクターとして親しまれている。

そんな山形町の商店街で毎年開催されている夏まつりは、青森県南部から岩手県北部に伝わる日本最古の盆踊り「ナニャドヤラ流し踊り」や、小中学生による手作り神輿、景品付き盆踊りなどで盛り上がる。

水森かおり

ガタゴン広場でのステージイベントにゲスト出演した水森かおりは、約6000人の地元民や観光客が詰めかける中、2010年4月発売の「松島紀行」をはじめ、前作シングル「日向岬」(昨年1月発売)、2003年4月発売の大ヒット曲「鳥取砂丘」、そして最新曲「三陸挽歌」の全4曲を熱唱した。

また、同ステージで歌唱する前、「北限の海女」(総延長180kmに及ぶ陸中海岸国立海岸の北部、久慈市の小袖海岸で活躍する海女たちの総称)で知られる小袖海岸にある「小袖海女センター」で「1日北限の海女」に就任した。

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今年4月に27個所目の観光大使「希望郷いわて文化大使」にも任命された水森が、小袖海女センターの活動を広く周知するために「1日北限の海女」に任命されたもので、同委嘱式で海女さんを代表して中川やす子さんからウニを獲るための「磯カギ」を手渡され、彼女を含む3人の海女さんたちによる素潜り実演の様子を興味深げに見学した。

水森かおり

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同所は、2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地としても知られているが、そのドラマに出てくる驚きの意味を表す方言「じぇ」を真似て、3人の海女さんたちが獲ってきたばかりのウニを試食しながら「じぇじぇじぇ。味が濃くて、美味しい~! こんな美味しいウニを食べたのは初めてなので、ぜひ皆さんにも久慈市に来てウニを食べに来ていただきたい」と目を細めた。

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その委嘱式では「いつも楽しみに見ていたNHKの『あまちゃん』のドラマがすごく印象に残っていますが、私が紅白で『伊勢めぐり』を歌わせていただいたときに出演者の皆さんが紅白の舞台に立たれて、主演ののんちゃん(能年玲奈)を見て、こんなに可愛い女の子がいるんだとびっくりしたのを思い出しましたが、それから11年たって、自分がのんちゃんと同じ姿になるとは思わなかったので感慨深いです。その2013年は、岩手ご出身の福田こうへいさんが紅白に初出場された年でして、震災(東日本大震災)のあとだったので、ドラマのほうでも岩手県のたくさんの皆さんに大きな勇気や元気、頑張る力を届けられたと思いますので、今年は、私、水森かおりが『三陸挽歌』で皆さんに岩手の皆さんにたくさんの元気がお届けできるよう大みそか、22回目の紅白出場を目指して頑張りたい」とあいさつした。

その後、小袖海岸の名所の一つで、大きな洞穴の天井から釣り鐘型の岩がぶらさがっていたことから名づけられた「つりがね洞」も見学し、風光明媚な岩手県北東部の海と名所に感激もひとしおだった。

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「ガタゴンまつり」では大勢のファンを楽しませた水森は、「昨日は隣町の『野田まつり』でも歌わせていただきましたが、地元の皆さんのパワーを感じて、ご当地で歌うことの大切さと意味を実感した2日間でした。どこへ行っても皆さんが温かく迎えてくださって、今日も皆さんが『待っていたよ』とか『(新曲を)歌っています』とか言ってくださってうれしかったです。岩手県には何度も来ていますが、久慈市に来たのは今回が初めてですし、海女さんの潜る姿も見られてよかったです。何と言ってもウニが本当に美味しかった・・・。岩手出身の大谷翔平選手にはいつも頑張る力をもらっていますし、奥さまがステキ。私もウニのような濃厚で甘い恋をしてみたい(笑)」と笑顔で話していた。

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また、来年は30周年の年を迎える水森は、「『三陸挽歌』で皆さんから頑張るパワーをいただいているので、いい形で歌い納めをして、30周年につなげられたらいいなと思っています」と張り切っていた。

最新曲「三陸挽歌」は、岩手県を舞台に、恋に破れた女性が三陸の海に一人訪れ、漁場に出て行く男性とそれを浜で見送る女性の姿を見ながら愛の深さを感じ、自分も前向きに生きていこうとする様をビートの効いたサウンドに乗せて歌った作品。特に“ザンザザザン”というフレーズが印象的で、水森かおりの新たな世界観を楽しめる楽曲として多くの演歌・歌謡曲ファンの耳を楽しませている。

なお、水森は来る9月25日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で毎年恒例のメモリアルコンサートを開くほか、同日には最新アルバム『歌謡紀行23~三陸挽歌~』の発売も予定している。

 


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「三陸挽歌」
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作詩/さくらちさと 作曲/弦哲也 編曲/竹内弘一
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作詩/たきのえいじ 作曲/弦哲也 編曲/伊戸のりお
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作詩/麻こよみ 作曲/弦哲也 編曲/竹内弘一
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91541 ¥1,500(税込)

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