鳥羽一郎ら6人が一堂に会し、クラウンミュージック演歌フェスティバルを開催。「三百六十五歩のマーチ」と「兄弟船」を全員で合唱
クラウンミュージック演歌フェスティバルが10月24日、東京・台東区の浅草公会堂で行われ、所属する歌手6名が一堂に会した。クラウンミュージックには鳥羽一郎を筆頭に、川野夏美、瀬口侑希、津吹みゆ、一条貫太、島あきのが所属しているが、全員が同じステージに立つのは初めて。若手歌手にとっては緊張するイベントでもあったが、大先輩の鳥羽は「生バンドでのステージは経験になると思いますよ」と、後輩たちにエールを送っていた。
幕開けは6人による「三百六十五歩のマーチ」の合唱から。1968年に水前寺清子が歌った同曲は国民的ソングとなり、1963年に創業したクラウンレコード(日本クラウン)の黎明期を支えた一曲でもあった。
新型コロナウイルスの感染防止対策により、会場には収容人数の半分しか入れなかった。だが、“笑顔になってほしい”。そんな思いで6人はクラウン往年の名曲を第一部で披露すると、第二部ではオリジナル曲を聴かせた。
「憧れの先輩方と同じステージに立てたこと、皆様にお会いできたことが本当にうれしかったです」(島)
「これからも一生懸命歌ってまいりたいと思います」(一条)
「今日は夜、眠れないかと思います。今日来てくださった皆さんと、楽しいひと時を過ごすことができました。本当にありがとうございました」(津吹)
「こういう時期だからこそ、一歩前に踏み出さないといけないんだなと、皆様のおかげで勇気をいただきました。前を向いて歩いてまいります」(瀬口)
「皆様にお会いできて、拍手をもらって最高の気持ちで歌わせていただきました。最高の笑顔をありがとうございました」(川野)
「こういう時期だから、思い出に残るステージになったんじゃないかな。皆さんに来ていただいて、歌を聴いていただいて本当にありがとうございました」(鳥羽)
演歌フェスティバルの最後は、鳥羽のデビュー曲であり、大ヒット曲「兄弟船」。この曲を全員で歌うと、会場には大きな拍手が響き渡った。