朝比奈あきこが歌う、大人の粋な別れ方

2007年に金沢を中心に歌手活動を始め、絶大な人気を博していた朝比奈あきこ。2018年に活動拠点を出身地の金沢から東京に移し、「ときどき悪女」でメジャーデビューを果たした。

演歌・歌謡曲だけではなく、ジャズなどの洋楽にも造詣が深く多岐にわたる音楽ジャンルを歌いこなす実力派。10月28日にリリースするメジャー2作目の新曲「別れの宴(うたげ)」では、ムードのある歌謡曲をテンポよく歌い上げる。

昨年は、日本作曲家協会音楽祭 奨励賞を受賞。毎週木曜日に放送中のラジオ番組「歌謡曲だよ!朝比奈あきこ」(ラジオ日本)が好評で、今年6月にはコロナ禍の中、金沢から無観客ライブを発信するなど、ますます活躍の場所を広げている。注目のアーティスト、朝比奈あきこにファン待望の新曲について話を聞いた。

 

いつも”初心忘るべからず”の気持ちで

 
――2年ぶりのシングルですね。前作「ときどき悪女」から心境の変化などありましたか?

朝比奈 前作をリリースしてから1年半ぐらいはずっとあくせくしていました。その後はコロナ禍の影響もあって、地元の金沢で2カ月間過ごしていました。ちょうど緊急事態宣言が出された時は金沢に帰っていて、あちらでステイホームすることになったんです。結果的にそれが自分を見つめ直すいいきっかけになりました。他の歌手の皆さんの曲もたくさん聴いて勉強して、私にとってはとてもいい時間でした。

――そうした時間を経て、今回の新曲「別れの宴(うたげ)」のリリースという流れになったようですね。

朝比奈 これまで歌謡曲や演歌に慣れ親しんできて、やはり私は歌謡曲が好きだなあと思ったところに、大人の恋の曲をいただきました。とてもうれしく思っています。お互い若くはない2人が、恋心を残しつつも笑って別れる素敵な詞です。

――テンポのいい明るいメロディーに、朝比奈さんのスイングするような歌声が魅力的に響きます。

朝比奈 作曲を手がけてくださった師匠の幸 耕平先生に、熱心にレッスンしていただいたおかげです。毎回、”初心忘るべからず”を心がけています。たとえ少しずつでもできるようになると、満足感もありますしうれしいですよね。努力は大切なので一歩一歩進みます。

――朝比奈さんの故郷、金沢が舞台のカップリング曲「犀川(さいがわ)の女」は、エレキギターも加わってさらにリズミカルですね。

朝比奈 犀川は、金沢の西茶屋街を流れる川でとても風情のある川です。タイトルや歌詞を見ると演歌のようですが、曲調はロック歌謡です。こういうリズムも好きなので、これからもいろいろな曲調に挑戦していきたいと思っています。

――11月1日には、金沢で新曲のお披露目を兼ねたコンサートを開催されますね。

朝比奈 金沢市文化ホールで、「2020朝比奈あきこ新曲発表コンサート」を開催させていただく予定で準備を進めています。今回の新曲「別れの宴」は、今までの自分のオリジナルにはなかった曲調の楽曲です。こんな素晴らしい曲を先生方に作っていただいたので、ぜひ多くの方に聴いていただきたいと思います。お客様の前で歌わせていただくのも久しぶりですし、どのような反応をいただけるのか楽しみにしています。

(文=高橋真里)


2020年10月28日発売
朝比奈あきこ「別れの宴(うたげ)」

「別れの宴(うたげ)」 
作詞/さいとう大三 作曲/幸 耕平 編曲/伊戸のりお  
c/w「犀川(さいがわ)の女」  
作詞/さいとう大三 作曲/幸 耕平 編曲/伊戸のりお  
日本コロムビア COCA-17786 ¥1,227+税

新曲「別れの宴」は、前作のメジャーデビュー曲「ときどき悪女」に引き続き、作曲は師匠である幸 耕平氏、作詞はさいとう大三氏というヒットメーカーコンビによる作品。港が見える馴染みの店を舞台に、大人の男女の切ない別れのシーンをリズミカルでムーディーなメロディーに乗せて歌う。カップリング曲「犀川(さいがわ)の女」は、朝比奈の地元である金沢を流れる犀川のほとりで、別れた愛する人の面影や思い出を探す女の姿を描いた作品。

INFORMATION

朝比奈あきこ & STAFF公式Twitter


Profile
朝比奈あきこ(あさひな・あきこ)
3月22日、石川県金沢市生まれ。2007年から「藤堂あきこ」の名前で故郷・金沢を中心に歌手活動をスタート。”金沢の歌姫”として人気となり、多くの支持を受け活躍。2018年日本コロムビアより「ときどき悪女」でメジャーデビューを果たし、活動拠点を金沢から東京に移して全国区に。好きな言葉は「努力、ポジティブ」。今年6月の無観客ライブではオリジナル楽曲の他に、米津玄師の「Lemon」やジャズ「恋人よ我に返れ」を得意の英語で披露するなど、ジャンルにこだわらずチャレンジして好評を博した。

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