北岡ひろし

北岡ひろしが「第8回江戸川区・鶴岡市友好“歌と舞踊の祭典”」。恒例のコンサートでコロナ収束を!!

唯一無二の“女形歌手”北岡ひろしが11月21日、東京・江戸川区総合文化センターで、「第8回江戸川区・鶴岡市友好“歌と舞踊の祭典”」を開催した。同祭典は北岡自身の出身地である山形県鶴岡市と、東京都江戸川区が友好都市ということで、“鶴岡市観光大使”である北岡が毎年実施しているコンサートだ。

コンサートの幕開けは35周年記念曲「不滅の愛」から。北岡が紅葉をあつらえた着物で登場して熱唱すると、このコンサート開催のきっけかでもある、江戸川区の斉藤猛区長が登壇した。

「今年は北岡さんの故郷・山形県鶴岡市と江戸川区の友好都市盟約40周年となりました。コロナ禍の中、残念ながら40周年記念式典はオンラインでの開催となりましましたが、北岡さんには友好の懸け橋役を担っていただいています」

北岡ひろし

斉藤区長が挨拶すると、鶴岡市の皆川治市長からの手紙も紹介された。

鶴岡市東京事務所所長による代読で、「北岡ひろしさんの活躍は、鶴岡市の誇りでもあります。ぜひ、皆さんにも鶴岡市の方に足を運んでいただきたい」と伝えられると、北岡は「コロナで2年ほど、故郷には帰れておりませんが、近々鶴岡に帰省したいと思います」とコメント。鶴岡の名所が歌詞にちりばめられた「雨の鶴岡」、新曲「伏見十石舟」などを観客に届けた。

祭典には大至(元大相撲関取)、小野寺陽介(鶴岡市出身)、広野ゆき(江戸川区出身・実父が戦中に鶴岡市に疎開)の3人もゲストとして応援にかけつけた。

大至は『相撲甚句「前唄」』横綱白鵬オフィシャル応援歌「天運」などを、小野寺は「最期の笑顔」「ばあちゃんの背中」を歌うと、広野の「今夜は歌わナイト」を2人でデュエットした。また広野はソロで「望郷よされ」などを歌って祭典を盛り上げた。

一方、北岡は途中、洋装で登場。「蘇州夜曲」~「夜来香」~「上海帰りのリル」といった昭和の懐かしい名曲をメドレーで聴かせると、客席は手拍子で応えた。

そして終盤。北岡は「薔薇ものがたり」、「三つ氷」(最新曲カップリング)を歌い、ラストソングに「夢のづづき追いかけて」を選んだ。

「皆様のおかげで、このコンサートを開催できました。コロナ禍が収束して、明るい未来になることを祈っています。皆様、よいクリスマスを、よいお年を」

2002年のシングル「まっかな まっかな 赤い風」のカップリング曲「夢のづづき追いかけて」を北岡が歌うと、祭典は盛況のうちに幕を閉じつつ、観客は余韻に浸っていた。

 

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2021年6月16日発売
北岡ひろし「伏見十石舟」
北岡ひろし

「伏見十石舟」
作詞/本橋夏蘭 作曲/岡千秋 編曲/竹内弘一
c/w「三つの氷」
作詞/南波洸 作曲/岡千秋 編曲/竹内弘一
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91354 ¥1,350(税込)

伏見十石舟は京都市伏見区の濠川&宇治川派流を往復する遊覧船。十石船/三十石舟はかつて大阪と伏見を往復していた輸送船だが、今では観光船として継承されている。春は桜、夏は紫陽花や青々とした柳、秋はもみじ・・・と、四季折々の風情ある情景が楽しめる。そんな美しい日本の景色の中に、北岡ひろし・和の世界が重なり、「伏見十石舟」では新しい恋物語が表現されている。

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