弘田三枝子さんの訃報を受け、日本歌手協会の歌手仲間がコメント

日本歌手協会は7月27日、弘田三枝子さんの逝去を受けて、歌手仲間のコメントを発表した。

田辺靖雄(会長)
このコロナ禍にまた一人、同窓生のポップス仲間が旅だってしまい寂しい。天才的な歌唱力は忘れません。気がつくと僕たち世代もそろそろ卒業する年代と実感させられます。

伊東ゆかり
進駐軍慰問時代のお互い小学生の時代からの仲間であり、いつも良きライバルでした。レコードデビュー後は、「ヴァケーション」など同じ曲を競作することが多く、周りから「ミコちゃんみたいに歌え!」とよく言われたものでした。その後もお仕事で何度もお会いしました。その時代の話をしたり、「ちゃんとご飯食べるのよ」「転ばないでね」なんて心配していました。心よりご冥福をお祈りします。

九重佑三子
「60年代の天才的な歌姫が亡くなりました。寂しいかぎりです。「ユーコちゃんと、ステージ一緒にやりたい」と言ってくれたのが、最後のおしゃべりでした。

山本リンダ
弘田三枝子さんを初めてテレビで見た時、なんてパンチの効いた歌唱力のある歌い手さんなんだと感動したのが、昨日のことのようです。後に私も歌手デビューして、お仕事でご一緒させていただいた時には、いつも気さくに声をかけてくださいました。昨年の11月、中野サンプラザホールでの日本歌手協会「歌謡祭」にて。ステージ袖で「元気?」と優しく話しかけてくださったのが、弘田さんとお会いした最後となりました。あまりに突然で、とても残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

「砂に消えた涙」、「夢みるシャンソン人形」などの大ヒット曲で知られる弘田三枝子さんは7月21日、心不全のため急死した。26日に親族関係者のみで密葬を済ませ、所属事務所が翌27日、その事実を公表した。

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