水森かおりが新曲「鳴子峡」のご当地を訪問。「大崎市誕生15周年記念式典」で歌声を聴かせ、伊藤康志市長と新春対談も
ご当地ソングの女王、水森かおりが11月3日、ロングヒット中の「鳴子峡」の舞台になっている宮城・大崎市の大崎市民会館 大ホールで開催された「大崎市誕生15周年記念式典」に出席、ミニステージを披露した。
水森は、新曲「鳴子峡」を通して大崎市を全国に発信していることから今年4月28日、同市から「おおさき宝大使」に任命。同市の豊かな歴史や文化、産業、観光資源などを広く宣伝してほしいとして大崎市の伊藤康志市長から委嘱状が手渡され、同大使に就任した。
式典のステージに招かれた水森は、「『鳴子峡』という今年1月に発売しました私の大事な、これから一生の宝物になっていく歌の舞台の大崎におじゃますることができてうれしいです」と挨拶した。
「去年は、香川県小豆島が舞台の『瀨戸内 小豆島』を歌わせていただいていたのですが、コロナ禍で一度も小豆島に行くことができませんでした。地元の皆さまの前で一度も歌を披露する機会がなく1年が終わってしまったのですが、今回は、やっと皆さまの前で歌を歌うことができて本当に幸せです」
ミニステージでは、水森は2010年発売の宮城県のご当地ソング「松島紀行」をはじめ、2003年発売の代表曲「鳥取砂丘」、そしてバックに鳴子峡の美しい景色が映し出されるなかで現在ヒット中の「鳴子峡」の全3曲を熱唱した。
最後に伊藤市長と同市のゆるキャラ「パタ崎さん」が花束を持って応援に駆けつけると、感激の水森は「『おおさき宝大使』に任命していただいたときに初めて市長さんとお会いしたのですが、オーラがあって、すごい素敵な方だなと思いました。ぱっと見たときに日活のスターかなと思ったくらいです(笑)」と目を細めながら、「私の歌を聴いて、鳴子峡に行ってみたいな、大崎市ってどういうところかなと興味を持っていただいて、全国からたくさんの観光客の皆さまに足を運んでいただけるといいなという思いでこれからもこの曲を大切に歌い続けていきたいです。『おおさき宝大使』として、全国の皆さまに大崎市の魅力を発信していけるようしっかりと大使の務めを果たしていきたいと思います」と話していた。
水森はその後、桜の名所として知られる荒雄公園の一角に建立された「祥雲閣」に移動し、同市が発行している広報誌『広報おおさき』の新春号に掲載するために伊藤市長と新春対談を行った。
市長は「コロナでみんなが沈んだ気持ちになっているところに水森かおりさんが『鳴子峡』を歌ってくださり、大崎市にとっての大変な応援歌になっていて、市民の皆さんが元気をいただいています」と絶賛すれば、水森も「『鳴子峡』でいただいたご縁は一生ものですし、何度でも来たくなるような町ですね。今度は『鳴子峡』を歌いながら鳴子温泉につかってみたいです」と笑顔を見せていた。
今年も年末が近づき、昨年で18年連続出場している「NHK紅白歌合戦」については「あと2カ月を切りましたが、この『鳴子峡』をさらに大きなヒットにして19回目を目指して頑張っていきたい」と張り切っていた。
2021年6月9日発売
水森かおり「鳴子峡」【タイプC・D】
タイプC
タイプD
デビュー26年目を迎えたご当地ソングの女王が送る新曲「鳴子峡(なるこきょう)」は、宮城県の同地を舞台にした悲しい恋の歌となっている。愛した人の写真を胸に、ひとり淋しく鳴子峡を旅する女性を、空から見守るあの人。“風が 風が 風が 風が”と、インパクトあるメロディーのサビから入る演出に、水森の歌声が独自の世界観を作り出している。1月にタイプA・Bがリリースされたのに続いて、6月にはタイプC・Dが登場した。
2021年10月20日発売
歌で旅するアルバム・第20弾
水森かおり『歌謡紀行20~鳴子峡~』
【初回限定盤】
【通常盤】
“歌で旅するアルバム”をコンセプトとした『歌謡紀行』の最新アルバム。シリーズ20作目を記念して、全曲オリジナル曲でまとめられた。全14曲収録だが、水森の地元・飛鳥山を舞台にした「愛のオルゴール」、ポップなサウンドがプラスされた「ハートブレイク・ヨコハマ」、水森のファルセットが効果的な「哀愁土佐路」、実在する美しい名前の駅を舞台にした「夜明駅」など魅力的なオリジナル新曲が7曲収録されている。初回限定盤には「鳴子峡」のミュージックビデオ(DVD)が初収録される。
収録曲
01. 鳴子峡
02. 釧路湿原
03. 最上川※
04. 松島紀行
05. 愛のオルゴール※
06. ハートブレイク・ヨコハマ※
07. 高遠 さくら路
08. ひとり長良川
09. 熊野古道
10. 大阪ひとりぼっち※
11. 哀愁土佐路※
12. 夜明駅※
13. 美ら島めぐり※
14. 鳥取砂丘
※はオリジナル新曲
【初回限定盤 DVD収録内容】
1. 鳴子峡 ミュージックビデオ
2. 鳴子峡 字幕入りカラオケ映像
2021年9月8日発売
ポップス歌謡で新たな魅力を
水森かおり「笑顔でいようね」
タイプA
タイプB
コロナ禍でのYouTubeチャンネルの開設など新たな活動が新しい縁を生んだ。若手作家陣による楽曲が完成した。「幅広い世代の方に聴いていただける作品です。最初に『笑顔でいようね』の詩を見て、メロディーを聴いた時、コロナ禍で自分自身がこれからどうなっていくのかという不安や、自分がどういう立ち位置で頑張っていけばいいのかという迷いとかが、この詩を読んですっとなくなりました。この歌をたくさんの皆さんの心に届けながらホッとしていただけるような楽曲になればいいなと思って歌っています」(水森)。新曲「笑顔でいようね」はボーナストラック違いで2タイプあり、タイプAでは松田聖子の「瑠璃色の地球」を、タイプBでは森昌子の「おかあさん」をカバーしている。