三山ひろしが恒例の「カブトムシお渡し会」で、東京五輪出場の佐藤翔馬選手にエール。「メダルを獲ったら、一緒にけん玉しましょう」
夏休みと言えばカブトムシ! カブトムシと言えば三山ひろし!!
三山ひろしが7月22日、東京・港区のライブレストラン青山前の駐車場で、3回目となる「カブトムシお渡し会」を行い、ファンクラブから応募した希望者に通称 “ミヤマカブト”の雄と雌を2匹ずつ、計4匹を飼育ケースに入れてプレゼントした。
三山が6匹から始めたカブトムシの飼育は8匹→128匹→70匹と少しになり、今年は過去最高の183匹が成虫へ。「しんどさも倍でしたが、喜びも倍以上でした」と三山。これまでは黒い個体を飼育していたが、赤い個体も加えることで、今年は黒・赤・ミックスとバラエティー豊かな成虫が誕生したという。特に赤カブトには「上質な赤ワインの色合いで、品があります。誕生した赤カブトを見たときにはテンションが上がりましたね」と、ご満悦だった。
カブトムシの寿命は約1年で、成虫になってからは約3カ月の命と短い。それでも懸命に生きる姿に演歌歌手・三山ひろしの生き様を重ねていた。
「カブトムシの飼育は野菜を育てるのと少し似ているなと思います。野菜も形がいびつだったり、立派に育ったり。でも、それを見るのが楽しい。それと同じで、カブトムシの成長過程を見るのが楽しい。とくに完全変態の姿を見ることができるのは、カブトムシの魅力のひとつです。生命の神秘をいつも感じています。かぎ爪の鋭さには、生きていこうという力、どんな困難があっても木にしがみついて生き抜こうという、かぎ爪の鋭さがいいですね。カブトムシの一生は1年で終わります。成虫になってからは3カ月もないぐらいですが、でもその3カ月に命を燃やして生きていこうという姿を見ると、僕も演歌界で悔いのない歌人生を歩んでいかないといけないなと思います」
また三山と言えば、特技がけん玉であることがよく知られている。翌23日にはオリンピック「東京2020大会」が開幕するが、競泳(平泳ぎ)に日本代表選手として出場する佐藤翔馬さんにエールを送った。じつは佐藤選手も三山と同じけん玉4段の腕前で、けん玉の師匠が同じだという。小学生の時に、師匠である“ちばちゃん”のけん玉クラブに通っていた佐藤選手は4段まで獲得し、関東の大きな大会でベスト8に入るなど好成績を残すほどの腕前だった。
「佐藤さんとは面識はないんですが、同じ4段ということもありますし、私の兄弟子にあたります。オリンピックではメダルに届く実力の持ち主だと言われています。私も故郷・高知では聖火ランナーを務めさせていただきました。トーチは軽かったですが、スポーツの祭典に携わらせていただいたことで、世界の重みを感じました。そういう意味でも東京オリンピックには注目しています。ですから、佐藤選手、頑張ってください。応援しています。金メダルが獲れたら、一緒にけん玉をしましょう! 獲れなくても、同じ4段なので一緒にけん玉しましょう!!」
三山は佐藤選手にそう呼びかけると、「カブトムシお渡し会」に来ていた師匠ちばちゃんと、“うぐいす”という技を披露。けん玉の大皿とけん先に触れた状態で玉を静止させる“うぐいす”は、地味だが、難しい技であり、佐藤選手が得意としていたという。
うぐいすの技を一発で成功させた三山は、「けん玉で鍛えた体感は、すべてのスポーツの基礎につながりますので、けん玉を強くオススメします」と、けん玉大使としてもけん玉の魅力をアピールしていた。
「新曲の話はいいんですか?」と、報道陣から質問されるまで、カブトムシとけん玉の話に夢中になっていた三山は「あッ!!」と、最後に新曲「浮世傘」についても熱烈宣伝した。
「7月28日に新曲『浮世傘』を出させていただきます。一人の男のかっこよさが描かれています。今の時代には少し合わない、アウトロー的な姿ですが、自分の信念を貫き通すという男性の姿を歌っています。いろんな方にご支援いただきながら、私も自分の道を歩ませていただいています。そういう部分では私の気持ちと通じるところがあります。今までの作品にはなかった三山ひろしの世界が広がっています。今年は『谺-こだま-』と『浮世傘』の2曲を出させていただきます。7月28日に出る『浮世傘』もよろしくお願いします!」
関連記事
三山ひろしが、カブトムシお渡し会。ギネス世界記録に挑戦を宣言
三山ひろし、カブトムシお渡し会で標本のススメ
▼成長したカブトムシの取り出し作業をする三山ひろし
2021年7月28日発売
男の生き様を歌う
三山ひろし「浮世傘」
Amazon メガジャケ付き「浮世傘」(ラッキーな人には直筆サイン入り)