西方裕之が35周年記念曲「帰郷」を発売。一般人を大胆に起用したMVも初公開。故郷や家族に思いを馳せるシーンに誰もが共感!!
デビュー35周年を迎えた西方裕之が5月12日、新曲「帰郷」をリリースし、同曲のミュージックビデオを公開した。
新曲は「吾亦紅」などのヒットでも知られる杉本眞人が手がけ、作詞は多数の歌謡曲を手がける朝比奈京仔。この両氏がタッグを組んで作り上げた望郷歌だ。コロナ禍により故郷や家族との距離が遠い現代に生きるすべての人に響く内容となっている。
この日公開されたミュージックビデオには、様々な年代の登場人物が異なったシチュエーションで登場し、それぞれの故郷や家族に思いを馳せるシーンが散りばめられ、歌詞同様、誰もが自分と重ね合わせて共感できる内容となっている。
西方本人以外の登場人物はすべて一般人だ。聴く人すべての実生活の中に寄り添う楽曲らしく、一般人による飾らないリアルな場面描写がより心に響いてくる。
実は出演者のほとんどがレコード会社関係者だという。新型コロナウィルスの影響で音楽業界も打撃を受け、ミュージックビデオの制作費も圧縮を余儀なくされているなか、経費削減のための苦肉の策でもあったが、カメラを向けるとみないい表情で演技をし、監督も驚きの仕上がりとなった。
5月12日にリリースされた新曲「帰郷」のカップリングには、母親とのつながりを軸に温かく懐かしいメロディーに乗せて歌う「おふくろ便り」と、自身の代表曲の一つである望郷歌「赤とんぼ」の新録版の2曲が収録される。故郷や遠く離れて暮らす家族への想いを歌う1枚となっている。
西方裕之「帰郷」ミュージックビデオ
2021年5月12日発売
西方裕之「帰郷」
Profile
西方裕之(にしかた・ひろゆき)
1961年7月1日、佐賀県生まれ。小さな頃から歌が好きで、よくカラオケ大会に出場しては入賞していた。1986年、佐賀県で行われた「第一回ザ・スターカラオケ選手権大会」に出場して優勝。審査委員長をしていた作曲家・徳久広司先生にスカウトされ歌の世界へ入る。翌1987年に上京し、半年後の同年年7月21日「北海酔虎伝」でBMGからデビュー。1998年にテイチクレコードへ移籍し、2002年からはキングレコード所属。「男女の心の機微を歌わせたら右に出る者はいない」と評価される。ステージでは演歌歌手らしくない軽妙なトークで観客を魅了する。歌う前には必ずコーラを飲むという。いろいろ試した結果、コーラを飲むと一番歌いやすいそうだ。2021年5月、新曲「帰郷」をリリース。今年7月にデビュー36年目に突入する。