• HOME
  • 全ての記事
  • 連載
  • 【連載】はやぶさの「新世代SPIRIT(スピリット)」第1回:レーシングドライバー/笹原右京さん

【連載】はやぶさの「新世代SPIRIT(スピリット)」第1回:レーシングドライバー/笹原右京さん

Interview with a shining new generation!!

「月刊ミュージック★スター」誌面で2年以上にわたりご愛読いただいた新世代歌謡グループ・はやぶさの人気連載「はやぶさA GO GO!」。今月から新連載がスタートします!
はやぶさが演歌・歌謡界で日々努力を続けながら活躍しているように、さまざまな職業や業種、各界で懸命にがんばる同世代の人々にふたりが直撃インタビュー。それぞれが抱える希望や思い、悩み、未来の夢……。ともにさらなる高みへはばたくため、本音で向き合います。

記念すべき第1回目のゲストは、レーシングドライバーの旗手・笹原右京さん。
キラキラの二組による新世代リアルトークを3回にわたってお届けします!!

 

はやぶさ × 笹原右京(前編)

 

「コースに出たら絶対に負けたくない。
でも、走り終わるとみんな仲良かったりするんです」(笹原)

 

はやぶさ(ヒカルヤマト はじめまして。今回はありがとうございます!

笹原 こちらこそ、よろしくお願いします。

ヤマト まず初めに、率直な質問なんですが……、レースではめちゃめちゃ地面すれすれで走るじゃないですか。あれは怖くないんですか?

笹原 意外と怖さはないんですよね。今はシミュレーターで基礎を学んでから実戦レースの世界に入ってくる人もいますが、基本的には一番最初に始めるのはレーシングカートっていう遊園地にあるゴーカートを本格的に競技用にしたものなんです。それだと小さい子どもから始められるので、早い人だと3歳ぐらいから始めている人もいます。僕の場合は5歳から始めました。

ヒカル それはどういうきっかけだったんですか?

笹原 もともと僕の父がラリーとかダートトライアルの選手で、いわゆるオフロードを走るような競技の選手だったんです。僕の名前は右京っていうんですけど、1996年生まれなんですね。当時、片山右京さんがF1に出られていて、母がモータースポーツが好きでその方のファンで同じ名前をいただきました。

ヒカル ご兄弟は?

笹原 いないです。ひとりっ子です。

ヒカル 僕も同じです! 可愛がられて育ちました(笑)。

笹原 父がレースをしていたことや、母もレースファンだったので、生まれた頃からの環境でレースに携わることがすごく多くて。なので、小さい頃から自転車だったり、足こぎの車とかバギーとかいろんなものを乗り倒して(笑)、残る選択肢がレーシングカートかポケバイっていう(小さな入門クラスの)バイクか。二輪か四輪かっていう選択肢になった時に、二輪は転倒すると怪我をして危ないから四輪にしようっていう(笑)。それがレースを始めるきっかけですね。

(編注)モータースポーツは二輪(バイク)も四輪(クルマ)も同じように危険ですが、転倒しやすい二輪は怪我ををする可能性が高い、という意味で笹原さんは発言しています。しかしレースには安全に関する競技規則や技術規則があり、公道で無謀な運転をするよりは、はるかに安全です。

笹原さんが所属しているTEAM Red Bull MUGENの本拠地である株式会社M-TEC本社(埼玉県)でお話をうかがった。ホンダの車用アフターパーツの製造販売やレース用エンジンの開発製造を行い、無限/MUGENブランドで知られる。アフターパーツのメーカーとして世界中にファンがいる。本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏の子息、本田博俊氏が興した会社。1990年代(1992~2000)には、「無限ホンダ」としてF1世界選手権を戦うチームにF1用エンジンを供給し、3度の優勝経験も持つ。底辺レースなどでレーシングサポートを行っているほか、チームとしては国内最高峰の2つのカテゴリー(スーカーGTとスーパーフォーミュラ)に挑戦している。

初めこそ緊張していたはやぶさと笹原さんだったが、レースの話からプライベートまで話が尽きないほどすぐに打ち解けた。

ヤマト そこから試合に出たりし始めたんですか?

笹原 そうですね。レーシングカートを走らせる専門のコースが全国にたくさんあって、そういったところで土日に父がメカニックをしてくれて練習をしたり、そのコースで行われるローカルなレースに出たり。そこから始まって、優勝してどんどん次のレベルの高いレースに出て、最終的には全日本の選手権に行って、その後、ヨーロッパ選手権とか世界大会にステップアップしていきました。幸いなことに、レーシングカートの時は順調に進むことができて、成績においては日本ではたくさんチャンピオンが獲れました。それでヨーロッパ選手権も世界大会もチャンピオンを獲れることができたので、レーシングカートでは思い残すことはないぐらい、ちゃんと成績を残せましたね。その後に、プロのドライバーを目指す上でフォーミュラカーっていう、F1みたいな形のクルマにステップアップ。その中でも、今だったらF4→F3→F2→F1(クルマの性能がどんどん高くなる)っていうステップがあって、大体(入門クラスの)F4から始めるんですけど。

(編注)トップカテゴリーで活躍する多くのドライバーは、小さな時から始められるレーシングカートでスキルを磨き、その後、4輪(いわゆるクルマ)のレースに挑戦。入門クラスのレースからステップアップしていく。近所のカラオケ大会で歌の上手な子が、その後、NHKのど自慢チャンピオン大会などで優勝し、スカウトされプロの歌手としてデビューするイメージだが、レースの場合は統一された競技規則があり、そこでの成績が重要視される。

ヒカル それは海外に行く前ですか? 後ですか?

笹原 拠点はまだ日本だったんですけど、レーシングカートの最後のほうは海外でのレースがメインになっていましたね。その時はまだ中学生で14、15歳だったのでまだ日本にいたんですが、中学校を卒業して2週間後には向こうへ行きました。

ヤマト その後はどうされたんですか?

笹原 レーシングカートを終えてF1ドライバーを目指したいっていう思いがあったので、ヨーロッパで行われているフォーミュラカーのレースにそのままステップアップした形ですね。

国内最高峰レースのひとつ、スーパーGT(GT500クラス)に挑戦する笹原さん。先輩ドライバーである武藤英紀さんとペアを組み、チャンピオンを目指した。スーパーGTへは初挑戦だったが、第4戦もてぎでは3位表彰台に上るなど活躍。またこちらも国内最高峰のフォーミュラカーレース、スーパーフォーミュラにも挑戦することができた。しかし夢はまだ半ば。はやぶさも応援している!!

ホンダ、トヨタ、ニッサンといった国内自動車メーカーがしのぎを削るスーパーGTのGT500クラス。笹原さんは2020年、ホンダのスーパーカーNSXをベースに開発されたマシン「Honda NSX-GT HR-420E」のドライバーに抜擢。カーナンバー16。TEAM Red Bull MUGENの一員として、写真の第4戦もてぎでは、ペアを組む先輩ドライバーの武藤英紀さんと表彰台を獲得した。(C)Sho Tamura / Red Bull Content Pool

ヒカル 子どもの頃は、一緒にやるような仲間は笹原さんの周囲にはいたんですか?

笹原 モータースポーツは決して人口の多い競技ではなくて、同じ学校で「僕もカートをやっているよ」っていう子はほとんどいなかったですね。

ヤマト 同世代の子たちは少なかったんですか?

笹原 いえ、世界を見回せば同世代のドライバーがたくさんいます。(ただ、野球やサッカーに比べると)周りにやっている人が少なかっただけです。今年僕はスーパーGTというレースに参戦しているんですが、同じカテゴリーに出ているドライバーたちは、当時、レーシングカートで競い合っていた子たちで、僕と同じようにステップアップしてきた感じです。それは国内だけじゃなく、世界でも同じです。それこそ今、F1に出ている選手も、僕がヨーロッパで(ステップアップカテゴリーの)フォーミュラカーレースで戦っていたドライバーたちが今、最高峰のF1に参戦していたりするんですよ。

ヒカル それが演歌とは全然違うところですかね。一緒に戦っていた仲間とは、今でも交流はあるんですか?

笹原 交流というか、情報交換はします。僕は今日本にいますけど、彼らがヨーロッパにいても情報交換は続けています。お互いコースに出たら絶対に負けたくないのでバチバチのライバル関係ですけど、意外と走り終わるとみんな仲良かったりするんですよ。

 

 

記事の感想を送る


Profile
笹原右京(ささはら・うきょう)
1996年4月24日、群馬県生まれ。レーシングドライバー。「生まれる前から決まっていた僕の名前とレース人生。レースは人生、人生はレース、涙にくれるも歓喜に酔うも、僕の大切な大切な人生。」(笹原)。整備工場を営む父と、モータースポーツファンの母の間に生まれ、日本人3人目のF1レギュラードライバー、片山右京から名前をもらった。幼少期よりモータースポーツに親しみ、7歳でカートレースにデビューする。2003年からカートの選手権(年間を通してチャンピオンを競う)に挑戦し、国内外のシリーズでチャンピオンを獲得。2013年からは入門フォーミュラのひとつ、フォーミュラ・ルノーにステップアップし、海外で武者修行。2016年からは活動の拠点を日本に。2017年、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトからFIA-F4選手権に参戦。2018年はスリーボンドレーシングから全日本F3選手権に参戦。2019年はポルシェジャパンジュニアドライバーに選出され、ポルシェ・カレラカップ・ジャパンに参戦しチャンピオン。またF3のアジア選手権でもシリーズチャンピオンとなる。2020年は、国内最高峰のツーリングカーレース、スーパーGT(GT500クラス)に参戦するTEAM Red Bull MUGENのドライバーに抜擢された。

笹原右京公式サイト

笹原右京Instagram

笹原右京公式Twitter


Profile
はやぶさ
ヒカル・ヤマトからなる新世代歌謡グループ。グループ名の“はやぶさ”は“未来にはばたく”をイメージして命名。2012年「ヨコハマ横恋慕」でデビュー。『NHK みんなのうた 』で話題になった「りふじんじん」(2016 年)、阿久 悠氏による未発表詞を元に制作された「蜘蛛男のダンス」 シングルバージョン (2018 年)など、代表曲多数。演歌・歌謡曲ファンに加え、キッズやファミリー層にも幅広く人気を拡げている 。コロナ禍での自粛期間中にオリジナル動画を自ら企画・撮影・編集を開始。YouTubeで順次公開中。

ヤマト(左)
1993 年 7 月 19 日、静岡県御殿場市生まれ。イメージカラーは赤。硬派で落ち着いたダンディーな物腰と、重厚な低音ボイスが魅力。職人肌。趣味は、大好きだという宝塚歌劇鑑賞、釣り、背広収集。

ヒカル(右)
1987 年 4 月 10 日、神奈川県横浜市生まれ。イメージカラーは青。好奇心旺盛で、さまざまな芸を会得し磨き続ける努力家。こぶしの効いた高音ボイスでジャンルを問わず歌いこなす。最近の趣味は、動画編集、映画鑑賞。


2020年8月5日発売
はやぶさ「キンキラKING!」

【初回限定盤】

「キンキラKING!」  
作詞・作曲・編曲/前山田健一  
「僕たちには歌がある」  
作詞/冬弓ちひろ 作・編曲/坂下正俊  
ビクターエンタテインメント VICL-37549 ¥1,227円+税

【通常盤】

「キンキラKING!」   
作詞・作曲・編曲/前山田健一    
「大好き!名古屋」 
作詞/かず 翼 作曲/桧原さとし 編曲/工藤恭彦     
ビクターエンタテインメント VICL-37550 ¥1,227円+税

テレビ東京系日曜朝 8:30~放送中の大人気アニメ「デュエル・マスターズ キング」の4月~9月オープニングテーマ曲 。「 デュエル・マスターズ」シリーズのオープニングテーマとして は 5 作目となる。ヒカルの「演歌こぶしボーカル」とヤマトの「魅惑の低音ボーカル」が映える軽快なナンバー。アニソンだけれど、子どもだけでなく大人たちのハートにも訴えかけてくるメッセージ性、そこに重なる二人の歌声がより作品に奥行きを与え、明るい未来への希望を感じさせる。


INFORMATION

【配信情報】
「キンキラKING!」(フルサイズ)
7月1日より音楽ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信中!

「キンキラKING!(TVサイズバージョン)」
音楽ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサイトにて配信中!


「五木先生の歌う!SHOW学校」舞台版 ゲスト出演!

【日程】2021年1月14日(木)~24日(日)
【会場】東京都/明治座
(東京都中央区日本橋浜町2-31-1/都営新宿線「浜町駅」A2番出口すぐ・都営浅草線、東京メトロ日比谷線「人形町駅」より徒歩7分)

【出演】五木ひろし
【ゲスト】朝花美穂・一条貫太・川上大輔・川野夏美・椎名佐千子・新浜レオン・はやぶさ・みちのく娘!(工藤あやの・津吹みゆ・羽山みずき)・レーモンド松屋(50音順)
※はやぶさは全公演出演予定です。

【開演時間】12:00/17:00
【料金】S席(1・2階席) 10,000円 / A席(3階席) 5,000円
※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください

詳細は、明治座ホームページへ!


はやぶさオフィシャルサイト
【Twitter】
☆ヒカル
☆ヤマト
☆はやぶさ スタッフ
【はやぶさ公式LINE LIVE】
https://live.line.me/channels/39062【はやぶさ公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@hayabusa_official【アメーバブログ】
https://ameblo.jp/hayabusa-official
【長良グループYouTubeチャンネル】
【長良グループ公式通販サイト「長良本舗」】

関連記事一覧