水森かおりがデビュー記念日にメモリアルコンサートを開催。昨年の紅白で披露したドミノとのコラボを再現。俳優・原田龍二とのデュエットソングを初公開
最新シングル「三陸挽歌」(発売・徳間ジャパンコミュニケーションズ)がロングヒット中の演歌歌手・水森かおり(51)が25日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで「水森かおり メモリアルコンサート~歌謡紀行~」と銘打ったコンサートを開いた。
毎年、デビュー日の9月25日に行っている恒例のメモリアルコンサートで、昨年は、それまで使用してきた東京・中野サンプラザホールが建て替えになるため、地元、東京・北区の北とぴあ・さくらホールに会場を移したが、今年は新たに東京・渋谷区の同会場で開催することになったもの。
開演前、報道陣向けに公開リハーサルが行われ、昨年昨年大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」で歌唱した前作シングル「日向岬」と、本邦初公開の俳優・原田龍二とのデュエット曲「モナムール・モナミ~愛しい人よ~」(10月23日発売)の2曲を披露し、「大好きな歌を毎日、今日まで大切に歌ってきて30年目という日を迎えることができたので、とても幸せですし、晴れ晴れしい気持ちでいっぱいです。30年は、2003年が紅白初出場の年だったのですが、そこからはものすごく早く感じますね。これからも『今日も幸せだったな、明日も頑張ろう』という気持ちで眠りにつける、そんな毎日が続いていったらいいなと思います」と笑顔を見せた。
原田とのデュエットソングは、今年3月に名古屋・御園座で上演された舞台「水戸黄門」で共演したのがきっかけで企画されたそうで、「(原田に抱き寄せられながら歌うというセクシーポーズで歌唱した水森は)皆さんにドキドキしていただきたくて…。最初は普通に歌う予定でしたが、聴いてくださる皆さんにインパクトが与えられたらいいねという話から谷村新司さんと小川知子さんがデュエットした『忘れていいの』のようにちょっとドキッとするような振付になりました」と話していた。
会場は、熱烈なファンで満席の中、最新曲「三陸挽歌」でオープニングの幕を開け、紅白で歌った歴代のヒットシングル作品から2003年発売の第1回出場曲「鳥取砂丘」から2022年発売の「九十九里浜」までを一気に紹介。
その後、水森が幼いころからファンだったという森昌子の「せんせい」をはじめ、中3トリオの桜田淳子の「わたしの青い鳥」、山口百恵の「プレイバック Part2」、森昌子の「越冬つばめ」などを披露。
中盤は、この日発売の最新アルバム「歌謡紀行23~三陸挽歌~」に収録された新曲から「渡月橋から」と、八代亜紀さんが生前、歌う予定だった武田鉄矢作詩「海の子なれば」(曲・合田道人)、それに1995年9月発売のデビュー曲「おしろい花」などを熱唱した後、原田龍二とのデュエットソング「モナムール・モナミ~愛しい人よ~」をセクシーな振り付けで初公開。客席のファンたちを驚かせていた。
フィナーレは、昨年の紅白で大きな話題を呼んだ歌に合わせて3万7000個のドミノが倒れるという史上初のドミノとのコラボをミニスケールで再現。ステージ衣装でドミノと生演奏に乗せてドミノという2つの世界初の試みに挑戦し、水森が歌う「日向岬」に合わせて舞台上に全長100メートルに設置された1400個のドミノが倒されていくという前人未踏の挑戦を大成功させ、全48曲もの数々の作品とともに最後までファンたちを楽しませた。
(提供:サンニュース)