チェウニが新曲披露ランチショー。デビュー25周年記念曲でもある「オータム イン トーキョー」を新たな魅力を！

チェウニが5月26日、東京・港区のマリーグラン赤坂で新曲「オータム イン トーキョー」の発売を記念して新曲披露ランチショーを開催した。

チェウニは韓国で歌手デビューしたが、自身の可能性を広げたいと1998年に来日。翌1999年に「トーキョー・トワイライト」で日本デビューを果たすと、セカンドシングル「Tokyoに雪が降る」、サードシングル「星空のトーキョー」と東京作品シリーズ3部作を発表。魅力的な歌声と豊かな表現力でファンを獲得した。

通算30枚目のシングルとして発売された「オータム イン トーキョー」はデビュー25周年記念曲として制作された。作詞は高畠じゅん子氏、作曲は浜圭介氏。チェウニと浜圭介氏とのコラボは今回が初となる。まだ好きだという感情は残っているけれど、この愛を終わりにしようと、夜明けにペントハウスを出ていく決意した女性の心情が歌われている。ペントハウスとはマンションの最上階に設けられた豪華で特別な仕様の部屋のこと。歌詞では”愛もカラダも　あげたから　今は抜け殻” ”酷いひとだと　殴ってみたかったけれど”など衝撃的な言葉が並んでいる。

新曲発表会を見守った高畠氏は、「浜先生の素晴らしい曲をお聴きし、”ペントハウス”という言葉が出てきました。チェウニの歌声は湧き水のような綺麗な面と、泥臭い面の両方を持ちます。その独特な歌声が大好きです。この曲が素敵な成果を出せるように願っています」とコメントした。

一方、浜氏は訪韓した際に、チェウニの母親にお会いしたエピソードを披露しながら、「チェウニのCDを聴いた時、感情の出し方が上手だなと感動しました。彼女の新しいジャンルとなるような曲がこれからも書けそうです」と、彼女の歌声に魅了されていた。

アルバム収録曲だったが、多くのファンに支持され、その後、シングルカットされた「最愛のひと」で登場したチェウニは、「こんにちは！　アンニョンハセヨ　元気？」と笑顔をみせた。

「元気でーす！」というファンからの声に、チェウニは「皆さんが元気じゃないと困るんです。チェウニを応援できないから」と返すと、前半は東京をテーマにした作品をカバーしたアルバム『Tokyo・トーキョー・東京』から「東京物語」（森進一）、「TOKYO」（井上陽水）などを披露。後半はオリジナル曲から東京作品シリーズ3部作をはじめ、「ガラスの東京タワー」「東京の枯葉」といった東京を舞台にした作品を歌い継いだ。なかでも第42回日本レコード大賞の新人賞を受賞したデビュー曲「トーキョー・トワイライト」では、「日本で歌っていけるという勇気と自信をくれた作品です」と語っていた。

「今年は３つのお祝いがあります。ひとつはデビューして25周年になることです。２つ目は今年は辰年ですが、年女なんです。３つ目は還暦になることです。若い？　60歳に見えない？　そうなんです。よく言われます（笑）」

チェウニは３つのお祝いが重なる節目となる今年、新しいキャッチコピーをつくったと披露した。会場に設置されたスクリーンには「これまで、そしてこれから」と書かれた手書き文字が映し出された。チェウニ自身が書いたという。「これまで」のあとの「、」（読点）は25周年をひとつの区切りとしたいという意味が込められていた。

「過去は振り返りません。皆さんと一緒に歌いづづけます、という意味を込めました」

ランチショーの最後に、この日、2度目となる「オータム イン トーキョー」を歌唱すると、チェウニは「私も今日は楽しかった。新曲が出る度に私の子供のように感じますが、大切に歌っていきたいと思います」と告白していた。

なお、ランチショーでは12月8日（日）、9日（月）にデビュー25周年を記念したディナーショーをヒルトン東京（東京・新宿区）で開催することが発表された。サプライズも用意しているとのことだ。

チェウニはアンコールに前作「ローズレイン～薔薇の雨」のカップリング曲「追憶のセレナード」を届けると、お見送りではファンとの交流を楽しんでいた。

 

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2024年4月17日発売
チェウニ「オータム イン トーキョー」

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