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津吹みゆ,城之内ミサ

ユネスコ平和芸術家・城之内ミサがコンサートを開催。スペシャルゲストの津吹みゆが首里城復興祈念イメージソングを初披露

ユネスコ平和芸術家の城之内ミサが主宰する世界遺産トーチランコンサートが12月6日、東京・中央区の浜離宮朝日ホールで開催された。世界遺産条約50周年・沖縄本土復帰50周年記念として行われたこの日のコンサートには、スペシャルゲストとして津吹みゆが参加。沖縄県世界遺産首里城復興祈念イメージソング「もう一度会いたい~Beautiful place」を初披露した。

津吹みゆ,城之内ミサ

城之内は東邦音楽短期大学在学中から『3年B組金八先生』などのドラマやCM、映像音楽の作編曲活動を開始。2000年からはアジアをイメージしたエキゾチックかつ壮大なサウンドを発表し、世界規模で活躍。自らが主宰する「世界遺産トーチランコンサート」では世界各国のオーケストラや奏者と共演している。また2006年にはユネスコ平和芸術家に任命され、世界遺産の地で世界中の人と分かち合えるコンサートを開催している。

「世界遺産トーチランコンサートとしては3年ぶりの開催となります。私もですが、演奏家の皆さんもすごく楽しみにしていました。世界遺産条約50周年、沖縄本土復帰50周年の節目に演奏させていただきます。普遍的なもの、心の平和を奏でさせていただきたいと思います」(城之内)

城之内ミサ「世界遺産トーチランコンサート」

オープニングセッションのトークショーとして第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏(中央)と沖縄県知事の玉城デニー氏(右)が参加。沖縄県世界遺産首里城復興祈念イメージソング「もう一度会いたい~Beautiful place」の歌詞原案は玉城知事だ。

城之内ミサ主宰「世界遺産トーチランコンサート」

コンサートの前には、沖縄県伝統打楽器エイサー太鼓による奉納曲「平和への道」が演奏された。

Sunny、城之内ミサ主宰「世界遺産トーチランコンサート

コンサートのスタートは「moon beach」。クラシカル・クロスオーバーシンガーのSunnyが歌声を聴かせた。

この日のコンサートのために準備してきたもののひとつが、平和を願うメッセージが込められた「もう一度会いたい~Beautiful place」のお披露目だった。同曲はインストゥルメンタルとして発表済みの作品だったが、城之内が世界遺産の首里城を取材した際に、玉城デニー沖縄県知事から、2019年10月に起きた火災で正殿を始め主要な建造物が焼け落ちた首里城復興の想いを聞き、歌詞をつけた。

「デニーさんがおっしゃっていましたが、太平洋戦争では首里を巡る戦いがありました。首里城には日本軍の司令部の壕が構築されていたからです。ですから首里城は平和の象徴でもあります。デニーさんが直々に詩の一節を書いてくださいました。その一節を原案に、沖縄県在住のシンガーソングライター・永井龍雲さんに歌詞を書いていただきまして、みゆさんに歌っていただくことになりました」

津吹みゆ,城之内ミサ

ユネスコ平和芸術家の城之内ミサ(左)と津吹みゆ。「城之内さんは気さくに話しかけてくださって、それが本当にうれしかった」と津吹。城之内は津吹の歌声に可能性を感じると話した。

「もう一度会いたい~Beautiful place」を歌うことになった津吹は「本当にうれしかった」と話す。

「首里城には小さい頃、家族旅行で行きました。また歌手デビューしたあともお仕事で沖縄へ行った際にスタッフのみんなと首里城を見ましたが、すごく素敵でした。ですから、首里城が焼けてしまったニュースを見た時には、心にポカ~ンと穴が空いたような気持ちでした。沖縄本土復帰50周年の今年、首里城復興祈念イメージソングを歌わせていただくという素晴らしいご縁をいただいて本当に感謝しています。今日は平和への気持ちを込めて歌わせていただきます」

津吹みゆ,城之内ミサ

城之内ミサの呼びかけに応じてステージに登場した津吹みゆ。津吹は沖縄の首里城が火災で燃え落ちたニュースを知ってショックだったことを話した。

津吹みゆ,城之内ミサ

東邦音楽大学付属中学高等学校合唱団も加わり、津吹みゆは「もう一度会いたい~Beautiful place (合唱Ver.)」を初披露した。

津吹みゆ,城之内ミサ

「もう一度会いたい~Beautiful place (合唱Ver.)」を作・編曲した城之内ミサは指揮とピアノ演奏で参加。津吹みゆの歌声に観客は聴き入った。

コンサートでは、第1部のエンディング曲として「もう一度会いたい~Beautiful place」が披露された。ステージには東邦音楽大学付属中学高等学校合唱団も加わり、歌詞の一部が異なる合唱バージョンが届けられた。

「(合唱バージョンの)歌詞の中に、“ウムイグクルを幾重もの波にして”という一節がありますが、これは沖縄の方言・島言葉で、ウムイは“想い”、ククルは“心”という意味があるそうです。玉城デニー知事がこの一節をつくってくださいました。その歌を津吹みゆさんが歌ってくださいます」(城之内)

津吹みゆ

津吹は「いつもの演歌のコンサートで歌う会場とは違うクラシックホールでの、厳かな空間での歌唱なので、リハーサルから緊張しています」と話していたが、城之内のリードでステージに現れると、魂で歌い上げ観客から大きな拍手をもらった。

そんな津吹の歌声に城之内も「素晴らしい歌声。ジャンルにとらわれない可能性のあるシンガーだと思いました」と評価していた。

津吹みゆ,城之内ミサ

津吹みゆ,城之内ミサ

ちなみに津吹は、このコンサートのラストにユネスコ・パリ本部公式ソング「peace of mind」を合唱団と一緒に歌っているが、「高音域もなんなく歌われていたので、合唱団の中高生が圧倒されていた」(城之内)そうだ。

コンサートには第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏や、沖縄県知事の玉城デニー氏も登壇し、平和記念演奏として沖縄県伝統打楽器エイサー太鼓による奉納演奏なども行われた。開演直前、「みゆさんとゲストシンガーのSunnyさんの歌声。トップクラスの演奏家の方の音色を通して、私の想いが通じるコンサートになると思います」と話していた城之内は、指揮とピアノ演奏で参加し全12曲を届けると笑顔に。アンコールに応じてユネスコ世界遺産条約35周年記念曲「大地の歌~Le chant de la terre」を奏でた。

 

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2022年12月7日発売
ユネスコ世界遺産条約50周年記念アルバム
城之内ミサ『聖なる予言 Holy prediction』
城之内ミサ

日本クラウン CRCI-20921 ¥3,000円(税込)

世界遺産条約50周年・沖縄本土復帰50周年記念「世界トーチランコンサート」“心の平和を奏でる”を通じて世界遺産保護を祈念した城之内ミサがアルバム『聖なる予言 Holy prediction』をリリースした。コンサートでも披露された「もう一度会いたい~Beautiful place」(歌:津吹みゆ)、「Le Muguet~すずらん~」「国境」「大地の歌~Le chant de la terre」(ユネスコ世界遺産条約35周年記念曲)などを含む全11曲(ボーナストラック含む)が収録されている。

「発表済みの作品をリアレンジして収録した楽曲もありますが、このアルバムで伝えたいことは1点です。世界遺産はとても大きな人類の財産です。ですが、たとえば自宅近くの公園に好きな花があって、それが毎年咲くことが自分にとっての財産のような気持ちになることってありますよね。そんな身近な何かに気持ちを寄せることが、ひいては全人類の財産を守っていくとっかかりになると思います。このアルバムではそんな思いを伝えたいですし、そのような音づくりをさせていただきました」

沖縄県世界遺産首里城復興祈念イメージソング「もう一度会いたい~Beautiful place」はシンガーソングライター・永井龍雲が作詞し、津吹みゆが歌っているが、作・編曲した城之内ミサは「個人的には亡くなった父と母を、そして虹の橋を渡ったであろう愛犬のことを思い出す」とも語っている。平和を願うと同時に、大切な人を想うラブソングにもなっている。

※アルバム『聖なる予言 Holy prediction』にはデジタル配信版もあるが、こちらは全8曲。津吹みゆが歌う「もう一度会いたい~Beautiful place」「もう一度会いたい~Beautiful place (合唱Ver.)」はCD版およびデジタル配信版の両方に収録。