五木ひろし、新装盤「遠き昭和の…」を発売。約30年ぶりに「おまえの港」を再録
五木ひろしが10月21日、新曲「遠き昭和の…」の新装盤をリリースした。同曲は令和の時代になって、より一層遠くなった「昭和」の時代を懐かしく振り返る作品だ。
「遠き昭和の…」は高田ひろおが作詞し、杉本眞人が作曲を手がけ、2010年に小林 旭が同曲をリリースしているが、五木が歌う同曲は、“あのひと、この人、あの顔、この顔 みんなどうして いるんだろう”(「遠き昭和の…」の歌詞より)と、五木ならではの表現力で、まぶしかった昭和への思いを歌っている。
この「遠き昭和の…」が今年7月にリリースされると評判となり、この度、新装盤として「遠き昭和の…/おまえの港」を出すことになったという。
カップリング曲として収録される「おまえの港」は、作曲家の徳久広司氏が歌手として、1981年に発売したアルバム「演歌ベスト12」(LPレコード)に収録された一曲。のちに五木が歌唱し、アルバム「五木ひろし ’89 ベストコレクション 面影の郷」に収録した。
非常に親しみやすい歌詞とメロディーの曲で、徳久氏の作品として、小林 旭の「北へ帰ろう」(※)、門倉有希の「ノラ」に匹敵する名曲の中の一曲だ。
五木は今回、約30年ぶりに「おまえの港」を歌い直し、「遠き昭和の…」のカップリング曲として世に問うことにした。
※「北へ帰ろう」は1975年、TBS系列のドラマ『寺内貫太郎一家 2』の挿入歌として、小林亜星氏の弟子だった徳久広司氏が作詞・作曲して、自ら歌った曲。のちに小林旭が“北シリーズ”として同曲をカバーした。
2020年10月21日発売
五木ひろしが送る
新装盤「遠き昭和の…」
好評の「遠き昭和の…」に、カップリング曲「おまえの港」を合わせた新装盤。徳久広司氏が作詞・作曲を手がけた「おまえの港」は同氏が歌手として1981年に発表した作品。心の傷がまだ癒えていない女性に、男は “今日から俺が おまえの港” だとやさしく包み込む物語が描かれている。五木は同作品を1989年発売のアルバムに収録していたが、今回、約30年ぶりに再レコーディングして収録した。なお、ジャケット写真の題字は五木自身によるもの。
2020年7月8日発売
昭和の時代を懐かしむ
五木ひろし「遠き昭和の…」
「遠き昭和の…」は小林 旭が2010年に発売した同曲のカバー。五木ひろしがしみじみと心を込めて歌い上げている。令和の時代になって、よりいっそう遠くなった「昭和」の時代を懐かしく振り返る作品だ。カップリング曲の「365本のひまわり」はコロナ禍により、自粛生活を余儀なくされているすべての人に、元気と勇気を届けたいという思いが込められた曲。もう一曲のカップリング曲「愛は永遠に」は洋楽のバラードをイメージし、「愛」と「永遠」という人類恒久のテーマを壮大なアレンジで仕上げた。どちらも五木がメロディーを手がけた。
2020年8月26日発売
五木ひろしの新たなチャレンジ
カバーアルバム「演歌っていいね!」
若手からベテラン歌手の様々なヒットソングを五木自ら厳選。新たにすべての楽曲をレコーディングした至極のカバーアルバム
五木ひろしの歌手人生は挑戦と継承でつくられている。歌謡界の第一人者でありながら、歌謡界を盛り上げるために後輩歌手の育成にも力を入れている。そんな五木が後輩歌手に挑戦する。これまで先輩歌手の曲を歌い継いできたことはあるが、8月26日に発売されるカバーアルバム「演歌っていいね!」では、後輩歌手の曲を13曲(全15曲入り。内2曲は五木の既発曲)カバーする。
「五木ひろしとなって50年という節目にふさわしい企画だと思っていますが、私自身がどこまで歌い続けられるかは、ここ数年の課題です。72歳という今の年齢で、若手の歌にチャレンジすることは、大きな勝負だと思っていました。レコーディングもしっかりとやり遂げましたので、発売を楽しみにしていてください」(五木)
【収録曲】
1.VIVA LA VIDA!(五木ひろし)
2.俺でいいのか(坂本冬美)
3.男の庵(鳥羽一郎)
4.満ち潮(川野夏美)
5.唇スカーレット(山内惠介)
6.雪恋華(市川由紀乃)
7.望郷山河(三山ひろし)
8.水に咲く花・支笏湖へ(水森かおり)
9.アイヤ子守唄(福田こうへい)
10.紙の鶴(丘みどり)
11.倖せの隠れ場所(北川大介)
12.尾曳の渡し(森山愛子)
13.純烈のハッピーバースデー(純烈)
14.最上の船頭(氷川きよし)
15.春夏秋冬・夢祭り(五木ひろし)
※( )内はオリジナル歌手
五木ひろし公式YouTubeでは、ミュージックビデオのほか、メイキング映像や弾き語りなど多くの動画がアップされている。