長山洋子が新曲「あの頃も 今も~花の24年組~」のヒット祈願。団塊世代にエールを!

長山洋子が10月21日に新曲「あの頃も 今も~花の24年組~」を発売し、同日、東京・新宿区の花園神社でヒット祈願を行った。

前作「夜桜ブルース」はブルース曲として人気を博したが、今回はシャンソン風のアレンジで、昭和24年前後生まれの青春と人生の輝き、そして、いまも元気に自由を謳歌する団塊世代へエールを贈る楽曲となっている。

拝殿で、新型コロナウイルス感染鎮静を願いながら新曲ヒットの祈祷を受けた長山は「前作から1年ぶり以上になり、待ちに待っていた新曲ですが、世の中もコロナで様変わりしていますので、気持ちも新たに、新鮮な思いで祈願させていただきました」と笑顔を見せた。

「新鮮な思いで祈願させていただきました」と長山。新曲「あの頃も 今も~花の24年組~」は通算55枚目のシングルとなった。

「あの頃も 今も~花の24年組~」は長山にとって通算55枚目のシングル。「(芸能生活55周年の)五木ひろしさんですね(笑)。キリがいいですね」と軽口を言いながら、「昭和24年前後に生まれの方たち、団塊世代と言われている方たちをテーマに作っていただいた作品です。その世代の方って、いろんな経験をされていて、いまも現役バリバリでご活躍されている方ばかりです。そういう意味では、私たち後輩もいろんな刺激をいただいて育ってきていますので、そんな思いがいっぱい詰まった作品です」と、新曲をアピールした。

また、演歌の音楽番組で一緒する先輩歌手の多くがこの世代であり、「子どもの頃からテレビで観させていただいた大スターの方の時代はやっぱり競争も激しかったと思います。このコロナ禍で、昔の歌番組の映像などを見返す機会がすごくあったのですが、あらためてすごいなと尊敬しました」という。

「私は前に前にと出るタイプではありませんが」と長山。だからこそ、気概を持って時代を切り開いてきた先輩歌手を尊敬すると語った。

自身については、昨年、初期の乳がんを患い、ファンやスタッフらを心配させたが、「去年の夏に病気してから1年以上が経ちますが、1年検診も異常なしと言われましたので、いまはとても元気です」と長山。コロナ禍で仕事がなくなったことについても、最初は不安だったが、気持ちを切り替えて乗り越えたと話した。

「仕事がまったくなくなるというのは、デビュー以来、経験がなかったので、どうなるだろうと、最初は不安でした。歌も歌えないので焦りましたが、少し慣れてくると、『これは神様から与えてもらった休憩の時間だな』とも思うようにして、気持ちを切り替えました。すると、すう~っと気持ちが楽になり、自分で毎日、声出ししてトレーニングしていました。コロナ太りもありません(笑)」。

コロナ禍で延期になっていたコンサート「細川たかし長山洋子 ~ふたりのビッグショー~」も、11月6日の神奈川・茅ヶ崎市民文化会館&神奈川県民ホールから再開することが決まった。

「チケットを持って待っていてくださった方も大勢いらっしゃいますので、何とか喜んでいただけるようにと、もちろん感染対策をしながら、とくに津軽三味線の音色を生の迫力で味わっていただきたいと思っています。私自身もすごく楽しみにしています」

ヒット祈願のあとには、花園神社の宝物殿に収められた神輿が特別に公開され、その前に立った長山は「気持ちも新たに、『あの頃も 今も~花の24年組~』を歌ってまいります。応援よろしくお願いします」と訴えた。

コロナ禍による自粛期間中は「与えられた時間を大切にしたいと思い、ママ業をしていました。いかにこれまでママ業をしていなかったか思ったので。でも、私が厳しいので、娘はうるさく思ったかも(笑)」。一人娘はダンスとメイクが得意で、母親である長山の新曲は誰よりも早く覚えてくれるという。


2020年10月21日発売
長山洋子「あの頃も 今も ~花の24年組~

「あの頃も 今も ~花の24年組~」
作詞/友利歩未 作曲/桧原さとし 編曲/伊戸のりお
c/w「雪解け」
作詞/友利歩未 作曲/桧原さとし 編曲/伊戸のりお
ビクターエンターテインメント VICL-37569 ¥1,227+税

表題曲「あの頃も 今も ~花の24年組~」は団塊の世代と言われる昭和24年前後の高度成長期に青春時代を過ごし、自分たちが新しい世の中を作って行くんだという気概を持って昭和、平成と生きて来た人たちに来るエール曲。ベビーブーム世代で数も多く、常に競争を強いられた世代だけに、一生懸命頑張って生きてきた。そんな彼、彼女たちも令和を迎え、70歳を越えたが、今もなお、あの頃と変わらない気持ちで、これからの日々を輝かしいものにしていく。そんな思いを「花の24年組」と呼ばれる団塊世代の女性漫画家の一群(※)をモチーフに長山洋子が歌で表現。長山自身が人生の先輩たちに送るエールでもある。

カップリング曲の「雪解け」は考えさせられる作品。母親に反抗的だった娘は15歳で家を飛び出すが、やがて大人になり、自分が母に似ていることを自覚する。やっぱり自分は母の子だと認識し、いまさらながらに母の愛情に感謝する。だが、そんな母は認知症を患い、娘が誰だかわからない。“母さん…私はあなたの娘だよ”と歌う最後のフレーズに心が詰まる。

長山は昨年、「夜桜ブルース」のカップリング曲として「あの夏の蝉しぐれ」を歌唱。後世に語りつながなければならない戦争の曲を歌っているが、「雪解け」も社会問題に焦点を当てた作品となっている。

※昭和24年(1949年)ごろに生まれ、1970年代に少女漫画の革新を担った女性漫画家たちのこと。竹宮惠子(昭和25生まれ)、萩尾望都(昭和24年生まれ)、樹村みのり(昭和24年生まれ)、大島弓子(昭和22年生まれ)らは、少女漫画を変えよう! 漫画に革命を起こそう!と、互いに切磋琢磨。大泉サロンと呼ばれた竹宮と萩尾が共同で暮らした家には多くの女性漫画家が出入りし、手塚治虫氏が若いころに住んでいた「トキワ荘」の女性版とも言われている。