みんなの歌謡曲主催「みんかよ音楽祭2020スペシャル」をYouTubeで無料公開

日本初の演歌・歌謡曲のフリーペーパーとして全国無料配布され、長年演歌・歌謡曲を愛する人々に「みんかよ」の愛称でも親しまれている、「みんなの歌謡曲」主催の「みんかよ音楽祭2020スペシャル」が、10月20日よりYouTubeで無料公開された。

「みんかよ音楽祭」は、毎年東京・南大塚ホールにて行われている演歌・歌謡曲ファンに人気のイベント。歌謡界で活躍するベテランから新人まで多彩なアーティストを招き、名曲の数々を多くの歌謡ファンに届けてきた。今年はコロナ禍の影響から観客を動員せず無観客で収録を行い、その模様をYouTubeで配信する異例のかたちで行われたが、「コロナに負けず、歌謡界を盛り上げていこう」という主催者やスタッフの思いに賛同した豪華アーティストたちが集結、参加し盛り上げた。

司会はみんかよファンにはおなじみのナナオ氏と歌手の高木ちえ美が務め、息の合ったトークと進行でアーティストを支えた。
オープニングを飾ったのは、今回で4回目の登場となるスペシャルゲストの佳山明生。

「皆さんお元気ですか?僕は元気はありますが現金はないんです(笑)。こんな時だからこそ、皆さんに歌で楽しんでいただきたいなと思います。僕たちも頑張っています。皆さんも頑張ってくださいね。そしてこの時代を乗り越えましょう」(佳山)

開幕の挨拶はユーモアたっぷり。今回で4回目の出演だが「この音楽祭に参加させてもらえるのはうれしいね」と笑顔で応えた。

カメラに向かいユーモアあふれるメッセージを送り、代表曲「氷雨」を披露して音楽祭は幕を開けた。

もうひとりのスペシャルゲストの西尾夕紀は、サードシングルの「ヤンザラエ」や同郷・青森の大先輩である吉 幾三がプロデュースを手がけた「龍飛埼灯台」、「海峡恋歌」、途中得意のモノマネをはさみ、昨年リリースした最新曲「春立ちぬ」、カップリング曲「夜桜狂女」を熱唱した。

モノマネ番組などでも人気の西尾。この日は十八番だという大月みやこの「白い海峡」をモノマネで披露したが、オリジナル曲では本領発揮の歌唱力を見せつけた。

続いて、2018年にデビューした藤井香愛がデビュー曲の「東京ルージュ」と、今年4月にリリースした新曲「その気もないくせに」、友貴一彰が「哀しみの雨」とカップリング曲の「アデュー横浜」、司会も務める高木ちえ美は「未練でしょうか」「黒いカナリア」を披露した。

2018年にデビューした、新時代“令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)” 藤井香愛。新曲「その気もないくせに」は、作曲を幸 耕平氏、作詞を千家和也氏(2019年没)のヒットメーカーが手がけた藤井の勝負作だ。

十代の頃からロックバンドのボーカルとして活躍していたという友貴。その確かな歌唱力と甘いルックスで人気上昇中だ。

毎回この音楽祭の司会も務めている高木は、歌謡曲・演歌・ジャズなど幅広いジャンルを歌いこなすボーカリスト。2011年発売の「黒いカナリア」はロングセラーの人気曲。

(写真左上)新曲「ゆり子の演歌花」は三城ゆり子の人生の歌。迫力あるパンチの効いた見事な歌声で熱唱した。(写真右上)2002年にデビューし今年18年目を迎えた平浜ひろしは、最新曲「夫婦遙々(めおとようよう)」などを歌い上げた。(写真下)手品と歌唱ショーをひとりでこなす愛たまみ。マジックを披露しながら「運命のマジック」を披露した。

最後は、佳山が再登場し昨年リリースした「冬茜」、デュエットの名曲「泣きながら夢を見て」、「こんな女のブルース」そして最新曲の「霧笛が泣いて…横浜」と甘い歌声を響かせるムードたっぷりのステージを披露して、歌の祭典は幕を閉じた。

最新曲「霧笛が泣いて…横浜」は、ギターの名手・斉藤功が編曲を手がけている。レコーディングでの斉藤との様子を今回MCの中で披露している。ぜひ最後まで聴いてほしい。

今回はコロナ対策のため、全員集合写真は撮影が叶わなかったが、最後に歌い終えた佳山を囲んで司会のナナオ氏(写真左)、高木ちえ美(写真右)とスリーショットを撮影。無事閉幕した。

この模様は、下記の「みんなの歌謡曲みんかよチャンネル」から視聴可能。次回は観客に囲まれにぎやかに開催されることを願いつつ、スペシャルなひと時を味わっていただきたい。

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