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工藤あやのがコンサートツアー初日。公開リハーサルでは早着替えも披露し、悲恋演歌の新曲「白糸恋情話」ではひとり3役で朗読にも挑戦

デビュー9年目を突っ走る工藤あやのが6月17日、東京・中央区の日本橋三井ホールでコンサートツアー「9→10(KUDO)あやのコンサート」の初日を迎え、本番前に公開リハーサルを実施。コンサートへの意気込みなどを語った。

来年、10周年を迎えるにあたり、工藤は「910(KUDO)プロジェクト」と題して様々なことに挑戦しているが、このコンサートツアーもその一環。この日を皮切りに、8月10日には大阪・豊中市のアクア文化ホールで、9月11日には地元・山形(会場・詳細は後日発表)でコンサートを行う。

「9と10という数字は『クー、ドー』。これまでもデビュー日(1月29日)や誕生日(5月7日)などの数字が気になっていましたが、最近は9と10が大好きで、この9と10で何かできないかと考えました。そのひとつが来年の10周年に向けてコンサートをスタートさせることでした。10周年はまだ1年先ですが、10周年を迎えるときにはNHK紅白歌合戦にも出たい! みんなと一緒に新しい世界を見たい! そういう思いからみんなで一生懸命頑張っていこうとコンサートを開催させていただきます。10周年にはぜひ夢を実現させたいと思います」

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リハーサルでは報道陣に6枚目のシングル出、大阪を舞台にした「大阪花吹雪」と、今年に発売した新曲「白糸恋情話」を披露。曲間には早抜きで着物を着替えて見せるなど、目でも楽しませた。

工藤は津吹みゆ、羽山みずきの3人でユニット「みちのく娘!」を組んでいるが、ユニットの師匠で、舞踊振付家の花柳糸之氏がソロコンサートでも監修を担当。工藤は「『みちのく娘』と同じような早替え、それ以上のものをみなさんに見ていただき、聴くだけではなく、目でも楽しんでいただけるコンサートにしたいと思っています。コンサートでは6着の衣裳に着替えますが、衣裳からも私自身の明るさ、元気さが伝わればいいな」と話していた。

また泉鏡花の悲恋小説「義血侠血」をもとにした新曲「白糸恋情話」では、歌唱前に小説の一部を、ひとり3役を演じながら朗読すると明かし、コンサートの目玉のひとつになると笑顔を見せていた。

「普段から『白糸恋情話』を歌う前には、小説のお話しをさせていただくことが多いのですが、コンサートではみなさんに少し小説の世界観に浸ってから聴いていただきたいと思いました。コンサートでは新曲を2度披露しますが、2度目の前に朗読します。新曲の感じ方もまた変わるのではないかと思います」

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さらに新曲をきっかけに「工藤あやのを知っていただき、最近の曲までを聴いていただけるようになった」ことも多いそうで、コンサートではデビュー曲「さくらんぼ恋しんぼ」はもちろん、オリジナル曲を中心に構成。アンコールを含めて全18曲を届ける。

コンサートツアーはこのあと大阪へ向かうが、大阪でのソロコンサートは初となる。

「やっとだな。うれしいな、という気持ちです。ディナーショーは毎年、大阪でもさせていただいていましたが、ホールでのコンサートは初めてです。またバンドのみなさんと一緒に旅をするのも初めてのことです。みなさんの応援のおかげだと感謝しています」

そして、「ずっとテンポの早い歌を歌ってきましたが、この『白糸恋情話』から歌の力が試される楽曲をいただいたので、これからは自分の声をみなさんに味わっていただけるようなスケールの大きな歌を歌っていきたい」と、10周年に向けて抱負も述べていた。