竹島宏が“花と音楽”のコラボステージで、新曲「一枚の切符」を披露。「最高に幸せな時間でした」

竹島宏が6月16日、東京・港区のJ-SQUAREで新曲「一枚の切符」の発売を記念したスペシャルコラボを行った。若手フラワーアーティスト“dodo tokyo”の福島由香理&西尾亮とともに“音楽と花”が融合したステージを見せ、竹島は「一枚の切符」などを歌唱する間に花に包まれていった。

6月15日には発売された「一枚の切符」は、前作のヒット曲「プラハの橋」に続きヨーロッパが舞台の一曲。舞台はチェコからフランスへと移り、「プラハの橋」に登場する恋人がプラハ(チェコ)に向かう様子が描かれている。竹島は「『プラハの橋』をさらに超える記憶を残せるように頑張って歌っていきたい」と語っていた。

フラワーアーティストの福原は「『一枚の切符』のストーリーのように、はかない世界を花で表現したい」と話していたが、竹島が「一枚の切符」Aタイプのカップリング曲「こころ花」で登場すると、竹島の周りに色のない花が生けられていく。そして、「一枚の切符」を歌唱するころになると、青を基調とした花が中心に飾られていく。紫陽花やスモークツリー(煙の木)、デルフィニューム、ニゲラ、ルリタマアザミ、薔薇などが生けられていった。薔薇の青い花びらは、“一枚の切符”がイメージされた。

竹島は「花瓶に見立てていただいた(笑)」とうれしそうだったが、竹島の周りには「一枚の切符」の物語にあわせて、“抱強い花”、“深い愛”、“ひとり旅”といった花言葉を持つ花が生けられた。

福原によれば、この日のために「森へ取りに行った花もあります」とのことで、「花言葉だけを聞くとネガティブに感じられるかもしれませんが、竹島さんの『一枚の切符』を聴かせていただいて、辛抱強い愛の先に本当の何かがあるとか感じさせていただきました。気持ちがこもったオリジナル作品になったと思います」とコラボレーション作品に満足そうだった。

竹島宏

”一枚の切符”にみたてられた青い薔薇の花びらをもって、竹島宏はステージのエンディングを迎えた。

ステージを終えた竹島も、「本当に最高な幸せな時間を過ごさせていただきました」と大きな笑顔を見せていた。

「コロナ禍が始まってファンの方となかなかお会いできなくなり、皆さんを少しでも勇気づけたり元気づけたりできることはないかと考えました。でも、なかなかいいアイデアが思い浮かびませんでした。ある日、街を歩いていたいた時でした。ふと、お花屋さんでお花を見て、心が安らいでいる自分がいることに気がつきました。今まで歌手として花束をいただく機会はたくさんありましたが、僕からファンの皆様に向けてプレゼントをさせていただくことはなかったと気がつきました。そこからTwitterに花の写真と花言葉を添えて毎日投稿させていただくことになりました」

竹島宏

フラワーアーティストチーム“dodo tokyo”とのコラボレーションを成功させた竹島宏。右が福原由香理(TSUKI)、左が西尾亮。https://dodotokyo.com/

2020年3月から開始されたTwitterへの花の投稿は先日、800投稿を越えたという。

「不思議なことに、花の持つ生命力が自分自身をも高めてくれました。いつか歌を歌いながら花とのコラボレーションをさせていただきたいとずっと思っていたのですが、今回、フラワーアーティストの福原さんと西尾さんにパフォーマンスしていただくなかで歌うことができました。夢のステージの実現でした。一生の運を使い果たしたんじゃないかなと思うぐらいに幸せです!」

竹島宏

幸公平氏は、「プラハの橋」、「一枚の切符」に続くシリーズ第3弾もあると期待させてくれた。幸氏はNHK紅白歌合戦初出場にもっとも近い歌手のひとりと、竹島を讃えた。

会場では竹島らのステージを作曲家の幸耕平氏も見守っていた。

「竹島くんは実力のある歌手です。でも、もうひとつ恵まれない気がしていました。前作『プラハの橋』が好評で、今回の『一枚の切符』も大変評判がいいと聞いています。歌手ならNHK紅白歌合戦の出場することが夢、目的だと思いますが、今、竹島くんはすごく近いところにいると思います。皆さんの応援を受けて、紅白出場を勝ち取ってもらいたいと思います」

竹島宏

もし魔法の一枚の切符があったら? 「夢の国に行きたいです。僕にとって、歌手・竹島宏にとっての夢の世界は紅白歌合戦のステージです」(竹島)

今の気持ちを「レモングラスの花言葉のように“爽快”な気持ちです」と話していた竹島は、幸耕平氏の言葉を受けて、「先生には10年ほど前からお世話になっていますが、紫陽花の花言葉のように、辛抱強い愛情で見守ってくださいました」と感謝。「これからも歌を磨き続けたいと思います。そして、歌の力は無限大だと思います。その力を信じて、これからも歌に対して真っ直ぐな気持ちで向き合っていきたい」と力強く語っていた。

なお、来月7月24日のデビュー記念日には、恵比寿ガーデンホールでのコンサートも決まっている。21年目の第一歩をどんな竹島色で染めてくれるのか? こちらも楽しみだ。

※この日使用された花は6月19日(金)(最終日は15時頃までを予定)まで、JOYSOUND品川港南店(品川駅・南港南口から徒歩2分)のエントランスにディスプレイされている。

 

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INFORMATION

竹島 宏コンサート Birth ~キセキ~
開催日:2022年7月24日(日)
時間
【1回目】開場13:30 / 開演 14:00
【2回目】開場17:00 / 開演 17:30
会場恵比寿ガーデンプレイス
チケット
・イープラス:
https://eplus.jp/sf/detail/3624790001-P0030001P021001?P1=1221
※イープラスでは指定席ひろネットシートのみ取り扱い
・株式会社オフィスK
TEL:03-6416-8867(平日 10:00~18:00)


2022年6月15日発売
竹島 宏「一枚の切符」
Aタイプ
竹島宏

「一枚の切符」
作詞/山田ひろし 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
c/w「こころ花」
作詞/山田ひろし 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-22026 ¥1,350(税込)

Bタイプ
竹島宏

「一枚の切符」
作詞/山田ひろし 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
2.また会える
作詞/山田ひろし 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-22027 ¥1,350(税込)

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