宮崎美子がラップ!? レア中のレア! 幻のシングル「だからDESIRE」が配信
今年、歌手デビュー40周年を迎えた宮崎美子の幻のシングル「だからDESIRE」と「タカラ本みりん」がデジタル配信された。宮崎がラップを披露している異色作だ。
宮崎といえば、1980年に出演したミノルタ・カメラTVCMが話題となった。同年10月には、TBSテレビ小説『元気です!』主演で、本格的デビューを果たし、翌1981年10月21日にはシングル「NO RETURN」(作詞/八神純子・阿里そのみ、作曲/八神純子)でレコード・デビュー。同年12月にリリースした1stアルバム『メロウ』には、松任谷由実、渡辺真知子、矢野顕子、坂本龍一、吉田拓郎、鈴木慶一、南佳孝らが楽曲を提供。1983年までにシングル3枚とアルバム3枚をリリースしている。
そんな宮崎が歌手デビュー40周年を記念して今年9月29日に『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』をリリースした。彼女がリリースした全作品がデジタルリマスターされて収録され、さらに新曲「ビオラ」(作詞:宮崎美子)を収録した豪華盤だ。
アルバムのデラックス・エディション限定盤だけの目玉の一つとして、1987年にプレジデントBPM(近田春夫)がプロデュースした「だからDESIRE」とカップリングの「タカラ本みりん」が収録されている。宮崎がラップにチャレンジした異色の楽曲で、1986年に立ち上がった日本初のヒップホップ専門レーベル「BPM」よりEP盤レコードとして発売されたものだ。
その「だからDESIRE」が宮崎の誕生日である12月11日に配信リリースされた。
A面だった「だからDESIRE」は、宮崎の弾けたラップが楽しめる。作編曲は馬飼野康二、作詞は「作詞センター」とクレジットされているが、実は近田春夫のペンネーム。女優として最前線で活躍していた宮崎の本音とも取れる過激なワードが炸裂する楽曲だ。「はだかになれるなら はだかになりたいの」と歌う宮崎の歌声が、当時の真面目でオクテな宮崎のイメージを気持ちよく裏切っている。
B面の「タカラ本みりん」はその名の通り宝酒造「タカラ本みりん」のCMソング。当時、日本のヒップホップのパイオニアとして最先端で活躍しながら、多くのCMソングなども手がけ多彩な活動をしていた近田春夫の類稀なる才能が窺える。
今回の配信は通常配信に加えてハイレゾ配信もスタートする。
宮崎美子コメント
「レコーディングの帰りに近田さんから『もし、この曲がヒットしたら、あなたは、日本歌謡界において、特異なポジションに付くことになるのでは』と言われたことが忘れられません。で、今こんな感じです。とにかく、何年も経って、また配信という形で皆さんに聴いていただけてうれしいですね。
2021年12月11日配信
宮崎美子「だからDESIRE」
配信リスト
https://umj.lnk.to/xdZ3DRDy
詳細は以下へ
▶ユニバーサルミュージック宮崎美子ページ
2021年9月29日発売
宮崎美子『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』
宮崎美子『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』詳細は以下へ
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000187/VIZL-1946.html