新沼謙治が作・編曲家の川口真さんの訃報を受け、追悼。「これからも大切に歌っていきます」
作・編曲家の川口真さんが今月20日に亡くなっていたことがわかり、10月27日、デビュー曲「おもいで岬」や、大ヒット曲「嫁に来ないか」を手がけてもらった新沼謙治が追悼コメントを発表した。
「私のデビュー曲『おもいで岬』、続く『嫁に来ないか』を川口先生に作って頂きました。レコーディング前、ご自宅を訪ねてレッスンをして頂きました。途中、真剣勝負の将棋で盛り上がった事は良い思い出です。そして、その年の新人賞や紅白歌合戦初出場など、何もかもが感謝で夢のような1年でした。これからも大切に歌っていきます。久々の知らせは寂しい限りです。ご冥福をお祈りいたします」
1937年に兵庫県で生まれ、岡山県で育った川口真さんは、東京藝術大学在学中からピアニストとして活躍。編曲家として音楽づくりとして関わるようになり、1969年に発売された「人形の家」(故・弘田三枝子が歌唱)で作曲家としてもデビューした。以来、誰もが知る作品の作・編曲を続け、平成21年~平成25年には日本作曲家協会の理事長も務めた。
肺の病気で入院していたが、敗血症のため神奈川県横浜市内の病院で死去した。享年83。葬儀は親近者のみで済ませたという。